【イベントレポート】メディア取材が殺到するプレスリリース入門 in渋谷 la billage
いつもご覧いただきありがとうございます!la billageスタッフです。
2月3日(月)、la billageでパラレルキャリア研究所主催のイベント「メディア取材が殺到するプレスリリース入門in渋谷 la billage」が開催されました!
そもそもプレスリリースって何?というところからメディアに取り上げられるニュースの作り方まで丁寧に解説していただいたこちらのイベント。
登壇してくださった松矢さんの実体験も踏まえてとても分かりやすく解説していただき、非常に充実したイベントとなりました!
イベントの内容をレポートにまとめましたので是非ご覧ください!
*イベント概要*
主催:パラレルキャリア研究所
代表:高村エリナさん
講師:松矢英恵さん
グラレコ協力:明日美さん
撮影協力:もりもり先生さん
そもそもPRって?
最近よく聞く「PR」という言葉。何を意味するものか知っていますか?
PRとは”Public Relations”(Public=人々、Relations=関係性)の略で、社会と良好な関係を築き、人々に商品やサービスをいいね!と思ってもらうことを指します。
企業がメディアの枠を購入してその中で自由に表現する広告とは違い、PRでは第三者である信頼性のあるメディアに取り上げて記事にしてもらうことで認知を広げていく活動です。
PRを行うタイミングは様々ありますが、意識すべきなのは「企業活動の節目」。例えば新商品が出たタイミングや創立・周年、経営者交代などの企業で新しい動きがあり、それを世の中に発表するというタイミングです。一方、不祥事や事件・事故が起こった場合も世の中の人々に起きたことを説明する責任を果たす上でPRは非常に重要な役割を果たします。
PRで大切なのはニュースを「作る」こと
PRで大切なのは情報発信のやり方では?と思われがちですが、むしろ大切なのはそれ以前の段階で、自分たちが発信したい情報を「コンテンツ」にすること、つまりニュースを「作る」ことだと松矢さん。それにはメディアの特性を理解することが重要です。
そもそもニュースになるということは「記事になる」ということを指し、メディアがニュースにしたいと思うものは主に新規性の高いものです。そしてその情報発信のベースとなるものがニュースリリースとなります。
メディアが注目するニュースの作り方
では自分たちがPRしたい情報を、メディアが注目するニュースにしていくにはどうしたらよいのでしょうか?
PRを行うタイミングは企業活動の節目、新しい情報を世の中にリリースする時に行うということでしたが、この「新情報」をいかに伝えるかというのがポイントです。
新情報をまとめてプレスリリースにして、それをメディアに配信すれば良いのでは?と思うかもしれませんが、そう簡単にはメディアに取り上げてもらえないのだそうです。
なぜなら、毎日プレスリリースがメディアにはかなりの数が届くそうです。その中から「選んでもらう」のは至難の業。そこで大切となってくるのが、企業の新情報×社会性という考え方だそうです。
実は、メディアが興味があるのは「企業活動そのもの」ではないそうです。「それによって社会がこれからどう変わっていくのか、どんな影響があるのか…」本質的に知りたい部分はそこにあるのだそう。なぜならばメディアを読む読者の方が注目していること、ほしい情報はそれだからです。
なので、プレスリリースはその「情報を発信する企業側と社会との関係性」をきちんと盛り込んだ内容にすることで、よりメディアが注目してくれる「ニュース」にすることができます。
更に大切なのは「聞いていてワクワクするような情報」に仕上げることだと松矢さんは言います。例えば、「これからこの商品がリリースされたら世の中がもっと便利に変わりそうだな」とか、「このサービスはきっと業界のシェアを塗り替えるかもしれないな」とか、聞いていて心が動くような内容、これからの未来が楽しみになるようなストーリー、それがメディアの方はもちろん、その先の読者や視聴者の心をつかむポイントになるそうです。
企業の新情報×社会性という大切な要素を作った上で、更に効果的なニュースにするには、下記の6つの要素を盛り込むことだそうです。
その例が以下の6つ。
①特異性→世界初、日本初、国内唯一、特許を取得しているなどそのサービスや商品が持つ特異性を際立たせる
②キーワード・数字→キャッチャーな言葉や数字を使う
③人物→ストーリー性のある面白い人物が関わっていることを示す
④時流→トレンド・時流をうまく盛り込む
⑤意外性→常識に囚われない意外な組み合わせだったり、見たことがないような、あっという驚きがある
⑥再現性→見知って思わず真似したくなるプレゼン、他者が追随しやすい形を提示する
PRをはじめる前に
ここまでPRにおけるニュースの作り方を紹介してきましたが、その前にPRスキルを磨いておくことも大切です。
PRスキルを磨く上で以下の4つを意識しましょう。
①業界研究する(広報に必要な客観的な視点を持つ)
②メディア研究をする(メディアはどんな情熱を求めているか知る)
③文章スキルを上げる(わかりやすく、魅力的な情報発信ができるように)
④メディアの方とネットワークを築く
③の文章スキルに関しては、苦手意識を持っている人も多いと思います。
文章スキルを磨くときに参考になる本が、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング 』。
素早く、面白く、正確に伝わる文章を書くコツが載っているのでおすすめです。
またPR会社・プランナーに依頼する時のポイントとしては以下の5つのポイントを抑えておくのが◎。
①コミュニケーションが取りやすい
②企業の課題を深く理解してくれる
③過去の仕事の実績が明確
④業界の仕事に携わったことがある、精通している
⑤PR会社 OR 小規模なPR会社 OR フリーランス どれを選ぶ?
企業で独自にプレスリリースを配信する場合、そのニュースがリリースを出すほどの案件なのかどうかを吟味するのは難しいかもしれませんが、出す上では共通して「社会性を出す」という意識が大切です。
広報PRで一番大切なことは?
プレスリリースでは「企業の新情報×社会性」という考え方が大切だということをお伝えしてきましたが、広報PRの全般として、大切だと言えるのが企業の視点とメディアの視点、双方の視点を融合して新しいことが生まれること。
企業活動とメディア活動では、目的がまったく異なってきます。ここで上手く企業の視点にメディアの視点を組み込むことで、新しいことを生み出すことができるのです。
そう考えると、メディアの視点は商品開発担当や経営者など、全てのビジネスマンにとって大切な視点だと言えるかもしれません。
PRの視点とは何かを学ぶことができたイベント
今回のイベントはPRプランナーの松矢さんに登壇いただき、「そもそもPRって何?」というところから始まりPRの視点とは何かということまで包括的に学ぶことができました。
広報担当の方はもちろん、直接広報に関わらないお仕事を担当されている方にも是非参考にしていただきたいイベントでした!
la billageではこのように、ビジネスマン向けのスキルアップセミナーや交流会を多数開催しております!是非皆さんもイベントページから自分にぴったりのイベントを見つけて参加してみてくださいね!
素敵なグラレコも書いていただきました!
今回のイベントでは、明日美さんに素敵なグラレコを書いていただきました!
明日美さんのTwitterはこちらからご覧いただけます。是非ご覧になってみてくださいね!
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