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二十四節気の養生法【2023 寒露】

 10月8日~10月23日(霜降の前日)までの2週間が「寒露」です。
暦便覧には「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」とあり、中国の古い書物に、「九月節、露気寒冷、将凝結也」と書かれており、寒露の節気になると気温はどんどん下がり冷気となり、冷たい露の結ぶ頃で、菊の花が咲き始め、木々の葉は紅葉しはじめます。残暑厳しい「温燥」から、すこしずつ「涼燥」に変わり、冷たく乾いた空気になっていきます。自然界の陰陽の気は、冬至に向けて陽気が次第に減少して、陰気が旺盛になっていくので、私たちのカラダも自然界に適応して、体内の陰気を消耗しないよう心掛け、しっかり補うことが大切になります。 

今月の癒しの庭園 「獅子の児渡し庭園」

「デビッド・ボウイが涙した静寂」

 今回は、京都の北西、西賀茂という地域にひっそりと佇む正伝寺の「獅子の児渡し庭園」をご案内します。
 場所は、大文字送り火五山の船形の火が灯るすぐそばで、京都ゴルフ倶楽部船岡コースに隣接し境内にゴルフコースのカート道路があり、実は私も何度もこのゴルフ場でゴルフをしたことがありますが、正伝寺の存在は全く知りませんでした。今はすっかりゴルフもやらなくなってしまいましたので、30年ほど前の懐かしい思い出です。

 ということでこのお寺は今回初めて拝観させていただきます。
なぜこのお寺をご案内したいのかと申しますと、このお寺の「獅子の児渡し庭園」が、あの「デビッド・ボウイが涙した静寂」の借景庭園としてとても有名だからです。
 こちらも、現在ではまだ清水寺や金閣寺のようにオーバーツーリズムで荒らされておらず、本当に知る人ぞ知るといった感じのひっそりとしたお庭です。たぶん京都の人でもよぼどのお庭好きの人以外は、あまり訪れたことが無いんじゃないでしょうか!?

 こちらは南禅寺の禅寺で、もとは1273年に烏丸今出川付近で送検されたそうですが、1282年に今の場所に移転され、後醍醐天皇により堂塔伽藍が完備した洛北の名刹と言われたそうですが、応仁の乱で焼けて荒廃してしまい、その後徳川家康によって再興されたそうで、徳川家と縁の深いお寺だそうです。
 一番下にある山門をくぐると、なだらかな上り坂の参道があり、参道の途中には庭石にも使えそうな大きな石がゴロゴロあったり、大きな石灯篭も放置されているような感じで置いてあります。砂利道の参道を登っていくと途中にもう一度小さな門があります。その門からさらに今度は石畳の参道がつづき、苔むした大きな石垣があり、その上には鐘楼があります。

 一番下の山門からは、遠からず近からずというぐらいのほど良い距離のなだらかな上り坂で、ようやく方丈にたどり着きます。
方丈前にはかわいいお地蔵さんや余計なことを言わないように口を抑えた「言わ猿」の置物や狸の飾りなどがあり滑稽です。


 方丈の入口で受付を済ませ、奥に進むと、すぐに待望の「獅子児渡しの庭」が現れます。
 こちらもお庭は写真撮影は許されていますが、方丈の中はご本尊や襖絵などがあり、そちらは撮影禁止とされています。当然ですが、信仰の対象や重要文化財が多く撮影禁止とされているところが多いです。
 ですので、今回は緋毛氈の敷かれた縁側で、ゆっくり静寂の借景庭園に浸りましょう。

 枯山水庭園で、短く刈り込まれたサツキが右から七・五・三と配されています。石庭で有名な竜安寺のお庭は「虎の子渡しの庭」と呼ばれ、ここは「獅子の児渡しの庭」と呼ばれます。これはどちらも中国の故事「癸辛雑識‐続集下」に出てくる話がもとになっており、虎が子どもを3匹生むと、その中には必ず彪(ひょう)が1匹いて他の2匹を食おうとするので、川を渡る際に子どもを彪と2匹だけにしないよう子どもの運び方に苦労する…親の虎はまず彪を背負って対岸に渡し、次にもう一匹を背負って渡した帰りに彪を背負って戻り、残りの一匹を渡したあとで、また彪を背負って渡るという話なのですが、これは生計のやりくりに苦しむことの喩え話だそうです。

 拝観した日も、まだ日中の残暑は厳しく蝉の鳴き声が寂し気に響いていましたが、ほかに参拝者は一人もなく、静かにお庭を眺めることが出来ました。一人で静かに静寂に包まれたい時にはオススメです。

 はるか遠くには、京都を邪気から守る鬼門にある霊峰比叡山を望む本当に見事なまでの借景です。

 ここで宝酒造の焼酎「純」のCMを撮影されましたが、これはデビッド・ボウイ側からの強い要望だったそうです。なぜ、デビッド・ボウイが涙したかは、同席した宝酒造の後の会長さんもわからず、本人に聞くことも出来なかったそうです。比叡の霊峰を取り入れた借景式庭園の枯淡な禅庭が、ボウイの心に静けさを味わしめたのかも知れませんね。
他にも谷村新司さんも数えきれないほど通っておられるそうで、「冬の静けさは格別で、本堂の縁側に座っているだけで時間を忘れ、心が静かになっていくのを感じることが出来る」と語っておられます。
 この庭には、才能あふれるアーティストの心を揺さぶり、引き寄せるパワーがあるようですね。

 禅寺のお庭にふさわしくモノトーンの設えが映えますが、手水鉢の中の一つ金色の石がゴージャスさを引き立てています。

 方丈の襖絵は、慶長十年ごろに伏見城本丸御殿の修理の際に徳川家康が発注した淡彩山水図で狩野山楽筆と伝わり、中国杭州西湖の真景が描かれ、山楽の格調高い風趣を偲ばせます。

お寺のHPより拝借した画像

 方丈は伏見桃山城の御成殿の遺構が移築されたものだそうで、縁側天井には関ケ原の戦い直前に石田三成方により落城した際に割腹し果てた徳川方の重鎮鳥居元忠以下、三百八十余名の血痕が付いた廊下の板が使われています。京都には源光庵や宝泉院、栄春寺など伏見城の遺構が使われた血天井が残る寺院が数か所あります。
 正伝寺は、昔は諸堂伽藍が造営され壮観を極めた大寺院だったそうですが、明治の仏教排斥運動により消滅し、今ではひっそりと佇む静かなお寺になっています。

 杮葺きの屋根の方丈があるこじんまりとしたお寺ですが、本当に静かで、枯山水の白砂に綺麗に引かれたさざ波のような砂紋をじっと見ているだけで心が静まって来るのを感じ、時間を忘れたほどでした。

 参道や方丈の周りには、秋を感じさせてくれる彼岸花やススキの穂が風に揺れ、まだ青いですが枝に柿の実がいっぱい付いています。もう少しするとますます秋の風情が深まって来るでしょうね。

 参道のすすきは少し穂が開きかけていましたが、まだまだ残暑厳しく坂道を上ると汗が滲みます。同じ場所も11月ごろには真っ赤に染まり紅葉が綺麗になるようです。庭の塀の向こう側にももみじの木がたくさん植えられてあったので、赤く色づくと本当にきれいでしょうね。

 お寺のHPより拝借した四季折々の風景です。遠く比叡山を借景としたお庭も季節ごとに風情を変えて愉しませてくれますね。

 何度も京都に来たことがある方は、少し足を延ばしてぜひ「獅子の児渡しの庭園」にお越しください。いまだにD・ボウイを偲んで訪れる方も多いそうです。
皆さまもぜひ、心静かに過ごせるところを探してみてください。しばらくの時間だけでも心静かに過ごしていると、乱れた自律神経が調ってくる気がします。この夜はぐっすり眠れましたよ。

寒露の養生法

 もう秋の5番目の節気。10月8日から10月23日(寒露の前日)までの2週間が「寒露」です。
 10/8は、10月に入って初めての亥の日で「亥の子餅の日」ですが、こちらも旧暦の10月最初の亥の日では11/13が旧亥の子の日となり、この日が炉開きになります。まだ10/8はだいぶ暑さはマシになったとは言え暖房を入れるには早いですね。やっぱり亥の子餅は旧暦まで待ちましょうかね。

旧暦まで待ち遠しい亥の子餅

旧重陽の節句

 旧暦九月九日(10/23)が旧重陽の節句です。新暦の9/9ではまだまだ残暑も厳しく菊の花も咲いていませんからあまりイメージが湧きませんね。
 昔は、この日に菊の花を愛でて、菊の花びらを浮かせた酒を飲んだり、菊の花に綿を置いて露をしみこませ、それで身体を清めるなどの風習がありました。中国では菊が長寿の象徴ともされています。
 菊花は、中国古典の『抱朴子』に、甘谷水の山中にある菊花の咲き乱れる谷の湧き水を飲んでるその地の人はみんな長寿を保ち、まためまいや痺れに悩んでいた人は、この水でみな癒されたと書かれており、古来長寿の霊草とされ、菊花を浮かべて飲む菊花酒は、重陽の節句に長寿を願う吉祥の酒とされてきました。日本にも『甲斐國風土記』に山梨県にある菊花山から流れる水を飲むと鶴のように長生きすると書かれてあるそうです。
 また重陽は茱萸(ぐみ)の日とも呼ばれ、茱萸で作ったお酒は邪気払いや養生効果があり茱萸や菊を髪に挿す風習があります。濃い匂いがする茱萸は虫の駆除や感冒予防などの効果があり、旧暦九月九日は厄日とされ、茱萸を髪に挿して邪気を祓うとされていました。いろいろ人々の願いを込めた風習がありますね。

いよいよ本格的に秋の養生法が必要に

 は、五行ではに属し、五臓ではが配されます。肺は秋に活発に活動しますが、それゆえに秋は肺を傷めやすい季節と言われます。
 秋は特に空気が冷たく乾燥する季節で、肺は「喜潤悪燥」と言って、潤っていると健やかに働いてくれますが、乾燥すると働きが低下し、さまざまな不調が現れるようになります。

中医学で考える「肺」の主な働きと関連する諸器官

 は、リズミカルな呼吸により濁気を呼出し清気を吸入して、清気とともに脾胃により運化された水穀の精気によって宗気という気をつくります。
そして全身の気機(昇降出入)を調節して人体の正常な新陳代謝を行う働きをしています。

 そして脾によって昇清された津液(身体に必要な水分)を全身に行き渡らせて皮毛を潤わせ、さらに衛気宣発して腠理を開閉し発汗を調節します。また金気の持つ粛降作用によって、清気を体内に吸入したり、津液を華蓋(かさ)と呼ばれる人体の一番高い所から下の方に送ったり、不要な水液を腎に送って尿として体外に排出します。

 全身の経脈は肺に集まっており百脈を朝(あつ)めると言い、肺に集まってくる経脈を通るにより体内の濁気と吸入した清気を交換して、再び全身に輸布して全身を養います。

 治節を主るとは、管理調節のことでリズミカルな一呼一吸を管理したり、全身の気機(気の昇降出入)を調節して、それにより心を扶けて血の運行を推動調節し、宣発と粛降によって津液を全身に輸布したり排泄したりを調節します。

 金に属し、肺と関連する諸器官は、
 「憂は肺の志」と言い、憂いや悲しむという感情は肺に関連します。心配のし過ぎや嘆き悲しみ過ぎると肺の働きを低下させ、逆に肺の働きが低下すると心配や悲しみが増えると考えます。

 「涕(はなみず)は肺の液」と言い、鼻の粘膜から分泌される粘液のことで、正常なら鼻竅を潤して、鼻からの邪気の侵入を防ぎます。

 「体は皮に合し、華は毛にある」というのは、衛気と津液により皮膚や汗腺、体毛などを温養し潤沢して潤いや弾力を与え、ツヤやかな肌と毛を保ちます。肺の働きが低下すると肌や髪から潤いが失われカサカサやパサパサの乾燥した肌や髪になります。
 「鼻は肺の竅」、「喉は肺の戸」と言い、肺の正常な働きで鼻の嗅覚は養われ声音が明瞭になります。 こちらも肺の働きが低下すると嗅覚が鈍ったり声が出にくくなりしゃがれ声になったりします。

肺の働きが失調すると…肺大腸失調

 肺が失調し働きが低下する原因は、元々、小児ぜんそくやアレルギー疾患など先天的な呼吸器系の虚弱体質だったり、慢性的な呼吸器疾患を患っていると、過労やストレス、夜更かしや睡眠不足、飲食不摂生など負の因子のきっかけで発症したり、これから空気が冷たく乾燥してくると涼燥と呼ばれる寒燥邪気の侵入により肺が傷み失調することが多くなります。
肺は、喜潤悪燥と言われ潤っていると調子が良いのですが、湿邪が溜まり過ぎても痰湿阻肺となって発症することになります。

肺が失調すると現れやすい症状

乾燥が肺を傷め、呼吸器系や肌が不調に。

 秋になって空気が乾燥してくると、鼻や口から肺に吸入され、肺が乾燥し潤いがなくなると、鼻の乾燥、のどの痛み、咳、喘息など呼吸器系の症状が出たり、皮膚が乾燥したり便が乾燥して便秘がちになったりしやすくなります。また、春と同様に風も強くなるので風邪(ふうじゃ)に対する予防も必要です。

 空気の乾燥とともに空気が冷えてくるので、日中は暖かくても朝晩は急に冷え込むので、窓を開けて寝たり、汗をかいたままでいたりすると風邪や関節痛などの症状が起こりやすくなります。また、秋の雨は体を冷やすので天気の変化に気をつけましょう。

肺・大腸を調える

 腕の付け根から、腕の上側(親指側、橈骨側)の内側に沿って親指の爪の外側まで走行しているのが肺経、そして人差し指の爪の外側(親指側)から腕の腕の上側(親指側、橈骨側)の外側に沿って腕の付け根から肩、のどを通って鼻の横まで走行しているのが大腸経です。この経絡の上に点在するツボを優しく揉んだり、お灸をしたり、経絡全体を伸ばすようにストレッチします。

肺の養生法は「滋陰潤肺」、「養陰生津」

 秋は、特に肺が活発に活動する季節ですが、それゆえに傷みやすい季節でもあります。特に肺は乾燥に弱いため、これから気温が下がり空気が冷たく乾燥してくると肺が傷み、カラダが乾燥状態になっていきます。
出来るだけカラダの中に実邪や燥邪、風邪などを侵入させないことが大切です。秋の養生法は、滋陰潤肺、生津養陰と言い、陰を養い津液をつくり肺を潤すことになります。
 外出する時は、薄手のマフラーをしたりハイネックのトレーナーを着たりして咽喉を冷やさないように気をつけ、マスクをして冷たい空気を直接吸い込まないように注意しましょう。また室内には加湿器や濡れたタオルをぶら下げたり容器に水を入れて室内の乾燥を防ぎ湿度を保つようにします。

滋陰潤肺、生津養陰の食材

 「辛散燥邪(しんさんそうじゃ)」と言い辛味は燥邪を発散して肺の働きを助けますが、摂りすぎると逆に熱を生みかえって乾燥しやすくなりカラダの陰分や水分を消耗します。ネギや生姜など辛味の食材や刺激物や香辛料などは摂り過ぎないようにしましょう。

京都伝統中医学研究所の"寒露”におすすめの薬膳茶&薬膳食材"

1.「滋陰潤肺」陰を養い肺を潤すための薬膳茶&食材

 この季節のオススメは何といっても 白きくらげ! 楊貴妃や西太后も美肌を求めて食したとか!
食べる美容液とも言われ、ネバネバが出るまで炊くと皮膜を保護する成分が出て肌に潤いを与えます。コラーゲン含有量はツバメの巣に匹敵するほど!
弾力や張りを保ちます。さらに血管を若返らせ、血をサラサラにし血流を調える!薬効を知ったら食べずにいられない!10分茹でてコリコリ食感で食べるか、2時間茹でてトロトロ食感か!?(でも食用重曹を使うとすぐにトロトロに) どちらも美味しいのでお好みで♪和え物、吸い物、酢の物、味噌汁、鍋物、おうどん、パスタなんでもOK♪シロップや氷砂糖でデザートに。美肌・美白や咳止め、便秘、抗がん、高血圧、免疫などにもオススメ。

■白きくらげのスィーツセットがおすすめ!ラ・フランスや梨、リンゴなどを入れるとめっちゃ美味しい薬膳スィーツです♪ 
台湾や香港などでは、「竜眼と白きくらげと梨のスィーツ」や「百合と蓮の実と白きくらげのスィーツ」など柑橘類を加えたり自分の体質に合わせていろいろとアレンジして楽しまれています♪
 
■心を穏やかにして健やかな眠りにおすすめの百合
 百合根でしっとり肌に♪ 百合根は百合(びゃくごう)という漢方薬として使われ、肺の潤いと陰を補い、咳やのどの渇きを癒し、肌に潤いを与え、精神の緊張をほぐします。ストレスを解消しイライラや動悸を抑え、精神不安や不眠にも。また白きくらげと組み合わせて肌荒れや、なつめと一緒に不安やマイナス思考の改善などに。

■家の前の公園を散歩してると金木犀の良い香り♪ 生花ほどの強烈な香りはしませんが、桂花を浮かべた「桂花茶」にほっと癒されます。「桂花」や桂花をブレンドした「水巡茶」などもほんのり甘い香りが漂います。

2.陰を養い肺を潤すオススメの薬膳茶&薬膳食材!

 薬膳茶では、なつめ薬膳茶、なつめ竜眼茶、増血美肌茶、美顔茶、カラダ潤し茶、清熱解毒には五望茶など。
 薬膳食材は、白きくらげ、百合、蓮の実、枸杞の実、松の実、山査子、金針菜、菊花、はと麦、桂花など。 
 陰血を補うものは新彊なつめ、枸杞の実、金針菜、黒きくらげ、血を巡らせるのは紅花などがオススメです。

3.菊花酒で秋の夜長を楽しもう!

 「重陽の節句」は、台湾や中国、ベトナムなど中華圏では旧暦で行われるので今年は10/23になります。この頃には菊の花が見頃となり「菊の節句」とも言われ、月餅などのお菓子をつくって菊花茶や菊花酒を飲みながら家族団らんを楽しみます!菊花酒や菊花茶にオススメ、オーガニック胎菊花

菊花は性味は【微寒/甘・苦】、帰経は【肺・肝
効能は、解表(疏風泄熱、清熱瀉肺、通肺気、止咳逆)、清熱(清熱解毒、解毒消腫、清熱瀉火)、補虚(養肝明目、清利頭目、煩風)、燥湿(除湿痹)、活血(利血脈、理血気)、その他(解酒毒、清肝、安腸胃、通利腸胃、軽身、耐老延年)などたくさんの効能があります。
つまり、余分な肺熱を取り頭痛や咳、鼻詰まりを軽減し、熱毒による皮膚病や肌荒れの改善、肝腎不足による頭痛、めまい、難聴、高血圧、眼底出血、視力低下、目の充血、脹痛、腰痛などに効果があります。 
 実際にそんな症状がある方は、お酒にしないでそのまま菊花茶として飲んでください。オススメは菊花は肝に効果がありますが、さらに腎を補うために枸杞の実も一緒に入れて枸菊茶として飲むのがオススメです。
 微寒なので冷え症がひどい方は控えるのがオススメですが、菊花は春から秋まで体調を整えるのにとてもオススメの薬膳食材です。

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次回は、10月24日「霜降」ですね。
秋の最後の節気です。秋も深まり、地域によってはずいぶん紅葉も進んできているでしょうか?夕暮れも早くなり、気忙しくなりますので、ケガや事故などに気をつけてお過ごし下さい。

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