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難しき「独身主義」【新人読書日記/毎日20頁を】(58)

「中国ジェンダー史研究入門」、281〜300頁、読了です。

人は恋愛だけに生きるのではないとし、恋愛するも自由だが、恋愛しない、つまり独身でいる自由もあり、それは私の自由だというものだった。

中国ジェンダー史入門 287p

上記は、1922〜23年に行われていた「恋愛討論」で、とある女性の「独身主義」の主張です。正直、これは100年後の世界で生きているこの私にとっても衝撃的です。なぜかというと、自由に「独身」を選べる環境はいまだ整っていないからです。恋愛しないどころか、親からの「早く結婚しろ」との催促は並大抵ではありません。社会からの暗黙の偏見も無視できません。また、2000年前の思想家・孟子が残した名句「不孝有三、無後為大」(子孫を残さないのは一番不孝だ)は、今日に至っても子供の結婚を催促する親の口癖となっています。

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明日より冬季休暇に入ります。
今年はありがとうございました。また来年も読んでいただければ幸いです。

では、少し早いですが、
皆さん、良いお年を。


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