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世界の文字と一瞬でデートできる すぐれもの

図書館で偶然見つけたこちらの本。

もともと「やさしい日本語」には興味あったが、今回はとりわけこのサービスに目が釘付け。

多言語ひらがな翻字サービスHONJA http://yoshikai.net/HONJA

これは、筆者の吉開 章さんが息子さんと共に開発された、ひらがなの言葉をいろいろな言語の近い音の文字に「翻字」するウェブサービスだ。(本書P150)

これが面白い!ちょっとハンドルネームで試してみた。

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四角の中にひらがなか、カタカナを入力すると、日本語を含む17言語の文字が現れる。

なんとなんと!初めて目にする言語もある。「アムハラ語は、どこで話されている言語なんだろう?」「ネットフリックスを見ていて、最後の声の吹き替え部分の人名で見かけたあの字は、ヘブライ語だったのか!」「シンハラ語って全体的に丸い文字だなあ」「それに比べて、ヒンディー語は直線もあって、木が植えられているみたい」・・・などなど、興味は尽きない。

各国の言語だが、覚えるのは容易ではない。きっと書き順もあって、字形の美しさもそれぞれの基準があるんだろうな。漢字と同じで。

日本語学校で学んでいた非漢字圏の学生たちが、漢字の書き順をダイナミックに変えたり、はねや、はらいの区別がつかず、苦労していたっけ・・・私が写真のような言葉を書こうと思ったら、きっと同じことになるなあ・・・と、改めて彼らの思いがわかる。

世界にはいろいろな言語や文字があることを、この翻字サービスが教えてくれた。奥が深い・・・

やさしい日本語を知るうえで、思ってもいない知的好奇心を駆り立ててくれるツールで、新しい世界に触れられたから、思わずにっこり。まさに、世界の文字とデート状態。だから私は、なおさら、いろいろ試してみたくなってしまった・・・





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