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中国語ディクテーションの恐るべき威力

改めて知った、自分に合う中国語の学び方。

今、受講している中国語の講座で、毎回ディクテーションの宿題が出る。音声を聞いて、それを中国語にして書き取っていくというものだ。

実は、私自身、今まで本格的なディクテーションをやったことがなかった。留学生たちに日本語を教えていたときは、文の長い短いに関わらず、しょっちゅうやっていたのに。

で、立場代わり、私も取り組むことになったのだが、これが猛烈に、頭がハゲるほど難しい。2分ちょっとの中国語音声なのだが、テーマは、現代の中国事情や文化など社会的なものもある。だから、抽象的な言葉も必然的に多い→発音むずかしい→内容わからない・・・・と「負のスパイラル」に落ちる。

落ちてばかりだと、全然進歩しないので、なんとか一つの単語でも聞き取ろう・・・と、音声を何回も聴く。そして私の相棒は「ピンイン表」。(ピンインとは、アルファベットなどで示した一種の発音記号)これを、横に置いて似たような発音を見つける。そこで、1声~4声のどれか見当をつけて、辞書で調べる。

この辞書で調べる作業が、ちょっと気が遠くなる。なぜなら、中国語の音節は約400もあるから。それぞれ1つにつき、基本4つの声調がある。(ないのもあるけど)この中で意味も通じて、内容に矛盾がない単語を探す。探す。ひたすら探す・・・・まるで、大海に落とした一本の針を探すかのようだ。

あ~、しんど!

これは、私が今まで中国語を適当に、いい加減に聞いていたから、聞き取れないのだ。聞いた音とピンインが結びついていないから、わからないに他ならない。

・・・・と、いろいろ辞書を引きまくって、言葉を見つけた時の喜びと言ったら。思わず手をたたいてしまうほど。そうして、パズルをはめ込むように、一つ一つ音声を聞いては、調べてを繰り返し、文章を完成させる。

ディクテーションは、発音・聴解力・文法力などあらゆるスキルが伸ばせる学習法なんだと、身に染みて実感。おかげで自分の不足しているところ、苦手なところが、本当によ~くわかった。ディクテーションは、私に合う勉強法かも。

恐るべき中国語ディクテーションの威力!

苦労して取り組んだことは、忘れない・・・(多分)と信じて、これから少しずつでも、中国語のディクテーションに取り組んでいきたいなあ・・・と思う。








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