町のPR動画がシビックプライドを醸成する。
2018年に1年間かけて、本学の映像学科が山形県 飯豊町のプロモーション動画を撮影し、2019年7月からyoutubeにて公開を開始しました。今年で再生回数は1万回を超え、山形新聞の記事にもなりました。
この動画は、移住定住の促進や町への関心を高めるほか、町民の方々にも改めて町の魅力を認識してもらうための企画として本学に依頼があり制作されたものです。
動画の制作はクオリティの高い映像ほど撮影、編集に時間がかかるものですが、制作期間が1年掛かった理由のひとつは、飯豊町の美しい春夏秋冬の風景を収めたからです。「やっぱり飯豊で幸せになる。」をコンセプトに町民の方々の生活をシンプルに撮影しました。
家族団らんのシーンや子どもが川遊びをしているシーンなど、飯豊町では日常的な光景をシンプルにおさめただけにも関わらず、圧倒的に美しい風景の中で営まれる生活情景は見る人を感動させるものであり、その魅力をダイレクト伝えられるような作品にすることができたと思います。
スタッフは本学映像学科の教授が監督となり、同学科学生10人に加え、カメラマン、録音技師、スタイリスト、ヘアメイクなどプロのスタッフも参加した、本格的な映像作品となっています。また、挿入歌には、シンガーソングライター江頭勇哉さんの「メモリーズ」という曲になっています。こちらはこの映像を見た江頭さんが描き下ろした曲です。
youtubeのコメント欄にも、県内外の人から多くのコメントが寄せられています。
この他にも大学では地域のプロモーションビデオの制作や、大学がある山形市の魅力を発信する映像やイベントなど多くのプロジェクトに携わっています。そして、それは地域外の方々にPRするだけでなく、地元の方々にも自分の住んでいる地域の魅力を再認知することで、住民のシビックプライド(都市に対する市民の誇り)を醸成することにもつながっています。単なる郷土愛ではなく、「地元をより良い場所にすることに自分自身が関わっている」、と思えること、そして、それは特別な活動ではなく、その場所で健やかな毎日を送っていることだけでも、より良い場所にするための活動となっています。
今後も地域内外で価値あるプロジェクトに関わり続けたいと思っています。
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