【エッセイ】旅の醍醐味
今日から彼氏と長崎旅行。
着いて早々飲みたくて、ぶらっと立ち寄ったお店が当たりすぎた。良店だった。
魚屋直営のお店で日本酒もいろいろ。
お造りは弾力プリプリ、新鮮だからこその旨み。
うまい魚を肴にして地酒をくいっと。
いやぁうまい。至福なり。
地元の酒、食べものを味わう時間が旅の醍醐味。
旅の醍醐味はご当地グルメだけではない。
偶然に出会った人との会話も、旅だからこその醍醐味だ。
たまたま関東から来ている方で話が弾んだ。この1週間、九州をぐるっと回って旅しているらしい。
話はとにかく楽しかった。聞いていて楽しい。いろいろ知りたくなる。
けれど、次の店に行くのかその方はお会計を済ます。同じ関東ということで連絡先を聞いてまた再会してもいいが、そんな野暮なことはしない。
いろんな場を経験し、いろんな人を見てきて空気を読めるようになったからこそ、できることだと思う。その時間だけ共有し、楽しみ、お互いの旅行に想いを馳せる。お互いをリスペクトする。けれどこの場限り。良くも悪くもあとぐされなし。おとなだからこそできる楽しみ方、味わえる旅の醍醐味だ。
旅の面白さはおとなになればなるほど味わえるんだと実感した酔い夜だった。
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