デジタルデバイスは人の繋がりの代替品?

今朝、栃木で暮らす傘寿の母から電話があった。世の中がコロナで騒々しくなってから、定期的に私を気遣って電話をくれる。私からも連絡することがあるが、それよりも頻繁である。

「まだ家で仕事してるの?」

ちなみに、母は私がまだ会社勤めをしてると思ってる。2012年に独立したのだが、余計な心配かけるのも本意でないし、心配してもらったところで母に何か出来るわけではないから、心理的・実利的の両面で何も良いことはないと考えたので、報告していない。そして、そのまま月日が流れてきた。

「そうよ。そっちは元気?」

「元気よ。私はね、本読んでれば退屈しないけれど、周りの友達は暇持て余してるわ」

私の本好きは母の影響も大きい。しかも、母は漢文・古典・フランス語を原語で読むので、時間を潰すのに苦労はない。

栃木は緊急事態宣言解除されましたが、ポツポツ感染者が出てるようなので、重症化リスクの高い年齢である母や周りの友達は不要不急の外出を自粛しているらしい。

「みんなパソコンやらないのよね? 今、ZOOMって流行っているじゃない?」

「やらないやらない。私はパソコンいじれるけど、周りはまったくやらない」

ここで言う、「パソコンいじれる」は、ワープロを使える程度。

「電話なら移らないからいつでも電話して良いわよと言ってるんだけど。栃木の人達は電話をするのも遠慮しがちみたい」

世代もそうだが、地域特性も相まって、デジタルデバイドが!と最初思った。しかし、落ち着いて考えると、その分、電話や近所のつながりでもって、給付金等の必要な情報はちゃんと得ているようである。格差には繋がっていない。余談になるが、昨年の台風19号で実家が床上浸水した際もネット情報を一つも使わず、助成金申請もリフォームも行っていた。片づけるのは私の知り合い等を動員して約30人月かかった。


80代だから必要な情報が少ないのか?

本当は必要のない情報ばかりなのか?

デジタルデバイスは、人との繋がりなくても手に入れられる情報を格段に増やしたが、本当に必要なものは、デジタルデバイスでも人との繋がりでも入手できるのかもしれない。スピードの問題はあるかもしれないが。

なんてことを考えた朝であった。

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