読書記録:「EdTechが変える教育の未来」_変化の時代、市場規模は5年で2倍以上の成長見込み
30代テンショク日記#7 今日は業界研究で調べたことをアウトプット
EducationからLearningの時代へ
公立中学校で教員の仕事をしながら、今の教育現場のあり方にたくさんの見過ごせない違和感を感じていた。そのうちの一つが今の教育現場の「変化の遅さ」だ。変化を恐る文化と言ってもいいのかもしれない。
でも、今、私たちは変化の只中に生きている。
学び手が主体的に変化する力を伸ばすこと、がこれからの教育の鍵になるのはもう当たり前になりつつある。
Educationと言う言葉自体も実は少し時代遅れになりつつあると思う。今、多くの21世紀的考えの美術館や教育機関はEducationからLearningと言う言葉を使うようになっている。米MITメディア・ラボの日本人室長であり伊藤氏があげている9つの変化の一つにLearning over Educationとあげているのも納得。(これからあげる本で軽く紹介されていました。)
16:33あたりでLearning over Educationについて話しています。
Education(教育)は people do to you、あなたに誰かが教育する、ものだけど、Learning (学ぶこと)は Do it yourself 自分でやりますよね。
「EdTechが変える教育の未来」の紹介
変わり続けるための教育をデザインし直す上でEdTechに興味を持ち始め、本書を手に取った。
一般向けにEdTechがなぜ必要なのか、今の海外や日本のEdTechを巡る動きはどうなのか、そしてこれからの教育に求められる役割についてわかりやすく書かれている。Amazonの評価では辛口な意見もあるけれど、私としてはこの作者によるオリジナルな主張はないにしても、たくさんの情報が紹介されていて、EdTech業界について調べる手引きとして非常に有用でした。
EdTech(エドテック) Education×Technology
簡単にまとめてみると、
テクノロジーでもってこれからの教育が全く変わってくるよ。それは、ツールの域を超えて”学びのあり方”に変化をもたらすよ。例えば、SNSが私たちの生活を大きく変えたように。
この本のおすすめポイント
①様々な国のEdTechの取り組みを紹介している。
②国内外のエドテックサービスが巻末にたくさん紹介されている!多分、、実際にいろんなサービスに触れた方が理解できるだろうから、このリストは本当に素晴らしい。
拡大するEdTechの市場規模
今回、驚いたのがその市場規模の成長比率。
世界のエドテック市場は、2015年には437億ドルの規模があり、今後も年率16.7%のペースで成長し、2020年には937億ドルに拡大すると予測している。(p.88)
この本が発行されたのは2018年10月21日。2年前とはいえ、コロナによって私たちの生活のあり方が地球規模で変化しているので、元データである米国のMerketsandMarkets社のサイトをみてみると驚きの数字が。
The global EdTech and smart classroom market size is expected to grow from USD 85,818 million in 2020 to USD 181,265 million by 2025, at a Compound Annual Growth Rate (CAGR) of 16.1% during the forecast period
同社の最新の市場調査によると
世界のエドテック市場は、2020年は85.8億ドルの規模があり、今後は年率16.1%のペースで成長し、2025年には181.2億ドルに拡大すると予測している。
これから転職活動のための業界研究をかねて、アートとEdTech、教育アプリについて調べて知ったことや考えたことを出来るだけわかりやすく紹介していきたいと思います。
少しでも内容が役に立ったと思っていただけたらスキしてもらえると、モチベーションになります🤗
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