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矢沢あいと倉本聰は接種すると効き目が早くて長い
初心、どうしていつもどっかに旅に出かけてしまうんだろう。
こんなん、なろう!なろう!あすなろう!やん
日本近代文学史のことがこの数年で人並みよりすこし分かるようになり(元がひどかったので伸びしろがあったとも言う)、それはいいのだがテクストをほぼ読んでないので今度はテクストを読まなければ。
昨年末、母が電話口で「今年もよろしくお願いします」と言っていて「早過ぎでしょ」と言ったら「うちはシーズン始まりだからいいのだ」と言われて納得した。一月が終わりそうなこの頃になっても「あけましておめでとうございます」と言っている。
実家家業、電話で依頼を受けるという場面が多く、繁忙期が冬なので平日は電話がひっきりなしに鳴っている。
このアカウントは杏香あるいは瀬名杏香ではなくなります。今日から白い鳩になります。でもときどき友だちの瀬名杏香が遊びに来ます。(ということにします)
Love Letter
今年の三月、北陸の小さな町を旅した。
旅のツレが今はもうほとんど評価されていないある作家の故郷が見たいといって赴いた町だった。
そんなに辛気臭い旅ではなく地元の文化人として知名度が低いという情報をあざけったり近所の芋屋にさりげなく尋ねたりと愉快なフィールドワークだった。
芋屋のおかあさんに教えてもらった情報を元に、作家の生家があったらしいあたりを歩いてみる。焼けてしまって当時の区画も分からず、た
膝に置く二百二十日の拳かな 田草川㓛子
「椋」2021年12月号より。
膝の上で静かにしている拳。地を耕して作物を収穫する人間の手を、今は少しだけ休ませておきたい。
水めぐる羽衣町も竹の春 海津篤子
「椋」2021年12月号より。
〈羽衣町〉という具体的な掲示が句に説得力を持たせている。人々の生活に葉脈のように巡っている〈水〉。
水も人も交通もお金も巡り巡って町が成り立っている。その葉脈の上にある季節だと思うと、町のすべてがいとおしくなる。