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気付けばいつの間にか身に付いている!ソーシャルスキルの教え方

1月最後の締めくくり!

いよいよ、明日、2月1日(木)19時30分からメンバーシップを始動します✨

5日前に追加特典を発表しましたが、
なんと、さらに特典を追加します!!

新たな追加特典は・・・

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★共育LIBRARY の10本の有料記事から3本記事をプレゼント
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です!!

上のマガジン内にある10本の記事から、
3本購入できるように、サポートを送ります♪

これは2024年の2月限定とさせていただきます!

ということでトータルの特典は・・・

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【メンバーシップ特典】
①週4本の途中制限を解放して記事を楽しめる

②メンバー限定記事週2本(①とは別で)

③記事へのワンポイントアドバイス

④教育・成長・自己実現への相談/サポート

⑤より人目にふれるように記事やクリエイターをプッシュ

📕追加特典📕

★メンバー特典記事を3本同時公開!
・自分をマーケティングする!自分の「強み」の見つけ方
・褒め方・認め方はこの4パターンを知れば網羅できる!
・【仕事①】今週の1冊 from library

★共育LIBRARY有料記事3本プレゼント!

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たくさんのご参加、お待ちしています😊


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


「あなたは、雑談が得意ですか?」

この質問は、その人のコミュニケーションに関する特性が分かりやすく現れるものだと思います。

雑談が得意な人は、
コミュニケーションを円滑に運べる能力が高い。

逆に、雑談が苦手な人は、
コミュニケーションに不得手な部分を抱え、
理想的な社会的な立ち振る舞いに関しても、
知識が乏しいイメージです。

建前と本音の見分けも得意ではない。

そのようなコミュニケーションに関するコンプレックスが蓄積していくと、心理的に孤立していってしまいます。

上記のような事態を防ぐためには、
子どものときから、
場面ごとの正しい対応方法という、
ソーシャルスキルを教えることが重要です。

今回の記事では、
ソーシャルスキルの効果的な教え方について、
まとめていきます。

発達凸凹を取り巻く環境
人間というものへの理解を深める

といった観点でも学ぶことがあると思いますので、ぜひ、最後までご覧ください。


ソーシャルスキルとひきこもりのつながり

現在の日本に存在する「ひきこもり」の人数は、140万人を超えるとされています。

あなたは、どのような人がひきこもりになってしまうと思いますか。

これは、一概には言えませんが、
社会的なスキルが低い傾向をもつ人が多いと言われています。

発達凸凹の中でも、
社会性というものが最も凹んでいるのがASD。
自閉スペクトラム症です。

自閉スペクトラム症は、
相手の感情や気持ちを理解するといった能力が、
相対的に見て弱い。

「空気が読めない」とよく言われます。

グレーな対応というものが分かりにくいので、
正しいか、正しくないかといった思考になりがちです。

しかし、現実世界は、
「うそはよくない」と言われながらも、
人を笑わせるウソを交えた冗談なんかは受け入れられてしまいます。

そうなると、

「うそはよくないのになぜ許されるの?」

といった、曖昧さが生まれる。

こういった1つ1つの場面で、
自然に周囲に溶け込んで対応できないことから、

自信喪失や
人間関係の疲れが生じて、
社会に出るのがこわくなってしまう。

それがひきこもりが生まれる1つの要因だと考えています。

では、どうしたらそれを未然に防ぐことができるのか。

それは、適切な対応方法を1つ1つ教えること。

つまりソーシャルスキルを教えることが重要です。


ASDの迂回経路

療育や特別支援の考え方で、

「迂回経路」

というものが存在します。

例えば、

視知覚認知的に、
文字の形を正しく捉えることができない子がいた場合、

その文字の形が凹凸になっているものを、
指でなぞらせるという指導法があります。

これは、脳に視覚で信号を送ることが難しいため、触覚を通して、信号を送ることになります。

そして、
文字を思い出すときに、
脳は、触覚の感覚を想起して、
脳内に文字の形を思い浮かべることになる。

このように、
別の何かを介して情報を取得したり、
問題を解決したりするルート
を、
「迂回経路」というのです。

実はASDは、ソーシャルスキルに関して、
この「迂回経路」を活用しています。

ASDは、相手の気持ちを汲んだり、
今何をすべきかを察する「空気を読む」能力が凹みがちです。

そうなると、目の前の事象だけを見ても何をすべきかが分からない。

その場合は、
過去に経験してきた事例や対応法を一瞬で検索し、

その中から最適解を選ぶ
といった行為を行うのです。

「過去の経験事例のストック」というルートを使って対応する「迂回経路」です。

筆者もASD当事者なのでよく分かるのですが、
働き始めの頃は、
職場内でどのように振舞るのが適切なのかが、
本当に分からなかった。

特に、建前と本音。

そこで恥をかいたり、
人に協力してもらえなかったり、
冷たい対応が返ってきたり、

といった経験を何百も重ねていくうちに、
人間関係や仕事の法則といったものが自分に出来上がっていった。

相手の建前をそのまま受け取るのではなく、
裏の意図を読まなければならないことも知った。

そのような「迂回経路」を発達させるためにも、
よきソーシャルスキルを知り、
成功体験を積んでいるという経験値は、
非常に財産となってくれます。

では、ここからは、
ソーシャルスキルの具体的な教え方にフォーカスしていきます。


最強の教材 ソーシャルスキルかるた

ソーシャルスキルを教える上で、
最も効果的な指導法。

それは、
ソーシャルスキルかるたです。

これを低学年のうちにクラスで毎日のように行った場合の効果は、絶大です。

筆者のおススメは以下の教材。

このソーシャルスキルかるたは、
全部で100枚ですが、
5つの色に分かれています。

それぞれの色ごとに20枚。
それを1日1回戦行うので、
5~7分程度で終わる。

だから、非常に取り組みやすいです。

札の色わけのジャンルと中身は以下です。

A.青色 学校生活(がっこう)
シングルエイジのうちにしっかりと基本的な生活習慣が身についた子供たちは、さまざまな学習にも進んで取り組み、自分の目標に向かって努力できる子に成長します。 

 【札例】
1.
ぬいだくつ かかとをそろえて くつばこへ    
2.
ランドセル なかみをだして ロッカーへ    
3.
つくえから はなれるときは いすいれる
4.
あぶないよ はいっているかな かかとさん      
5.
わすれずに ハンカチ・ティッシュ ポケットに        


B.桃色 学習規律(べんきょう)
学習規律の定着は、学習効果に大きく関わっています。良い姿勢で学習したり、丁寧に文字を書いたりすることが脳の働きを活発にすることがわかっています。

 【札例】
1.
あそぶまえ つぎのじかんの よういして     
2.
キンコンカン チャイムがなったら せきにつく     
3.
できるかな いつもしせいは ピンピタグー      
4.
えんぴつは いつもけずって きれいなじ       
5.
ほかのひと はなしているとき しゃべらない    


C. 黄色 挨拶(あいさつ)
なるべく早い時期に「あいさつ」が適切にできるようになると、その後の「言語力」「表現力」にも大きく影響を及ぼします。

 【札例】
1.
あいさつは めとめをあわすと きもちピタッ      
2.
じぶんから すすんでしよう あいさつを      
3.
よばれたら 「はい」とげんきに へんじする
4.
くつはいて でかけるときは いってきます     
5.
かりるとき あいてにいおう かしてください  


D. 緑色 社会生活(せいかつ)
毎日の通学路や校外学習、夏休み、冬休みなどに活かされる内容です。

 【札例】
1.
みぎひだりみぎ よくみてわたろう おうだんほどう
2.
しんごうは きいろ・てんめつ わたらない
3.
でんしゃ・バス のったら こえをちいさくね    
4.
きけんだよ とびだしやめて じこになる     
5.
しゅっぱつは シートベルトを しめてから  


E. 橙色 対人関係(ともだち)
子供たちの中には、「こんなときに、どのように友達に対応したらいいのか分からない」というような子もいます。そんな子供たちも「繰り返し学習する」ことにより対応を覚えていきます。すると、学校生活におけるトラブルの多くを未然に防ぎ、楽しく学校生活が送れるようになります。

 【札例】
1.
あいさつは こころとこころを つなぐかぎ
2.
うれしいな げんきになるよ ふわふわことば        
3.
おうえんだ やるきがでるよ がんばって        
4.
できるよと はげますことば ゆうきひゃくばい   
5.
すごいねと はくしゅをしよう  こころから    

このソーシャルスキルかるたが最強である理由は、

こちらがソーシャルスキルを教える必要が一切なく、

勝手に子どもたちが自主的に学んでいくところです。

対戦を重ねれば重ねるほど、
子どもたちは覚えていきます。

特に低学年は、
みるみるうちに吸収していく。

そして、指導する必要がある場面で、
最初の5文字を教師が言うだけで、
ほとんど解決できるようになってしまう。

例えば、

授業が終わって早く遊びに行きたい時に、

「あそぶまえ?」

と教師が言うと、

「つぎのじかんの よういして!」

という合唱が起こります笑

その度に、

「自分たちで気付いているね!!
すごい子たちだなぁ!!」

と驚いていれば、
自主的にソーシャルスキルを身に付けていくようになります。

さらに、
発達凸凹がある子どもは、
注意されることを嫌がります。

低年齢であればあるほど、
言語による指導が入りづらい。

ただ、なぜか発達凸凹、
特にADHD傾向の子どもはこのかるたが強いんです。

教室をふらふら立ち歩いてしまうような子どもでも、かるたが強いという自信やプライドがあると、

「キンコンカン?」

と言えば、

「チャイムがなったら せきにつく!」

と言いながら行動するようになる。

「さすが!ソーシャルスキルかるたが得意なAくんだ!」

と言えば、
ソーシャルスキルリーダーになれます。

このかるたは、
絵と文字が入っているので視覚支援にもなる。

フラッシュカードも販売しているので、
それを活用してもいいですし、

拡大印刷して教室に貼っておいてもいいでしょう。

かるたの対戦でいざござが起きがちなのも、
次のカードでいい雰囲気になります。

「かったとき?」

「じまんしないで はくしゅしよう!」


ロールプレイで教える

ソーシャルスキルかるたで教えることができるのは、低学年までといった感じです。

もっと高度なソーシャルスキルは、
ロールプレイで教えることができます。

順番としては、

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

❶教示
❷モデリング
❸リハーサル
❹フィードバック

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

といった感じです。

給食を食べているときも、

自分ばかりしゃべっていないで班のメンバーに話題を振るというスキルだったり、

ずっと黙って聞いているのではなく、
相槌をうったり、
質問をしたりして会話を広げる
というスキルも大事です。

それを、「❶教示」でまず教える。

そして、教師が手本を見せたり、
子どもで上手な子に手本を見せてもらったりする。
これが「❷モデリング」

ソーシャルスキルは本番にいきなりやることが難しい子のための指導なので、

まずは役割を決めたロールプレイで練習をする。
これが「❸リハーサル」

そして、「❹フィードバック」でよかった点を還元し、自信をもたせる。

といった感じです。

そして、
実際の給食の場面で行っている個人や、
上手に行えている班を取り上げ、
褒めて広めるといったことをやっていく。

軍人ではありますが、
山本五十六という人物が残した言葉の通り、

やってみせ、
言って聞かせて、
させてみせ、
褒めてやらねば、
人は動かじ。

の原則を用いることが大切だと思います。


まとめ

ソーシャルスキルが最も入りやすいのは、
青年期だと言われています。

つまり成人付近~20代です。

なぜなら、
社会の中でやっていかなくてはならないという、
喫緊性が生まれる
からです。

必要とする時に教えるから、
本人が主体的な状態となり、
教えが入る。

ただ、青年期になる前に、
ある程度の下地を整えておくことは必要です。

それができる最大のチャンスは、
小学校3・4年生までとも言えるでしょう。

大人が教えることを素直に吸収出来る年齢のうちに、土台を築き上げ、

後は、本人が必要としたときに、
提供できるような環境は整えていく。

折角、得意としている素晴らしい力があるのに、
社会性という面で自信をなくして力が発揮できない
ことを避けるため、

最低限、必要なことを教えていくことは、
大切かなと思います。


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です。

いよいよ明日の19時30分からメンバーシップスタートです!たくさんのご参加お待ちしています!

是非、楽しみにしていてください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊


共育LIBRARYは、

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📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2024.1.29~2.4)

【月曜日】
相手によって態度を変えるなとおっしゃりますが・・・
【火曜日】
9割の人がやっていない職場での発言力を高める習慣
【水曜日】
気付けばいつの間にか身に付いている!ソーシャルスキルの教え方
【木曜日】
メンバーシッププランのご案内
【金曜日】
お金の使い方に「人間」が現われる
【土曜日】
水のように変幻自在に対応する!カウンセリングの原則
【日曜日】
社会科嫌いなあの子の顔が上がる!歴史の授業3選

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