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先生、バレンタインデーにチョコを持っていくぐらい・・・いいでしょ?

今週も始まりましたね~🎵

2023年の終わりまで、後28日!4週間!

貴重な1週間です✨

お互いに充実させていきたいですね😊


さて、今週も「お品書き」を発表します~🎵

📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2023.12.4~12.10)

【月曜日】
先生、バレンタインデーにチョコを持っていくぐらい・・・いいでしょ?
【火曜日】
心は傷つかない!?メンタルが強くなる「コトダマ」10選
【水曜日】
きみたちは「20代」をどう生きるか? 20代の修行法(一部有料)
【木曜日】
あなたは小学生に勝てるか!?論理的思考力が急上昇する国語の教え方
【金曜日】
実はそこまでレアではない?10人に1人はいるギフテッド教育の実態
【土曜日】
あなたの人生が「山あり谷あり」なのにはカラクリがある+謎を解く方法とは?
【日曜日】
企画力・イベント運営力はこう育てる!子どもの主体性を引き出す「会社活動」

読みたい記事があれば、是非、LIBRARYにお越しくださいね✨


「バレンタインのチョコ」
「ハロウィンの仮装」
「旅行後のお土産」

学校に持って行って、学校で友達に渡すことができたら便利だよなぁ・・・。

誰しも、一度は頭の中に、そんな考えがよぎることがあったのではないでしょうか。

筆者は10年間教師として働いてきましたが、10年間の間ですら、

「かつては許されていたものが許されなくなる」

という傾向が現れていっていました。

筆者の先輩たちからの「古きよき時代」の話を聞くと、文化の変化を感じざるを得ませんでした。

イベントだけではなく、調理実習などの扱いもそうです。

この記事では、そのような学校の文化の推移と、かつては、筆者や、筆者の尊敬する教師たちがどのようなことを行っていたのかを、ご紹介できればと思います。

肩の力を抜いて、リラックスして読んでくだされば幸いです。



バレンタインのチョコは許されるか?

結論。

バレンタインのチョコは、許されません。

旅行のお土産などの学校に本来不要であるものは基本的に全てNGです。

ハロウィンの仮装は、「授業として」行うならアリな気がします。

「学活」の授業として、です。

ブラック企業が淘汰される「ホワイト化」していく流れである今、学校のルール上グレーであったものも、全て白黒つけるようになってきています。

ですので、かつては、

「先生~それぐらいいいじゃん!」

「しかたないな~」

で済ませていたものが、

「駄目だよ。当たり前でしょ。」

という空気になっている。

それは、学校側も、子ども側もです。

子どもたちもそのような価値観になっていっているので、まあよいのではと思いますが、若干、ワクワクする体験が少なくなるのは寂しい気がします。

しかし、学校の先生の成り手がいない今、先生の業務を減らすことの重要性を考えると仕方がない。

代わりに、そのような体験を提供する事業ができ、そこを利用すればよい流れにきっとなるでしょう。


小学校時代の思い出

毎日のようにやっていた勉強、
毎年のように行っていた運動会・行事。

そのようなものは、正直、あまり思い出に残ってはいないのが筆者。

その代わり、先生が

「特別に楽しいことをしてくれた」

ことは、くっきりした思い出として思い出すことができます。

例えば、

校庭にあった落ち葉を集めて焚火をし、その中にさつまいもを入れて、焼き芋を作ったことがあります。

また、

ハロウィンの日に、先生が体育館の2階から大量のお菓子をばらまき、それをゲットするというイベントをしているクラスもありました。

他にも、

近くの森に行き、木の間中に仕掛けを作り、非常に大がかりなアスレチックを作る

という取り組みも、楽しかった思い出として思い出されることです。

そうやって、いい意味で予想を裏切るイベントは、鮮明に記憶に残る。

そのような記憶があるからこそ、筆者も「子どもたちにやってあげたい」という思いがあったのだと思います。


実際に行った学校の「裏文化」

年々少なくなっていく行事、イベント。

それでも、5~6年前は、まだ、そのような楽しい「学校の裏文化」が許される雰囲気がありました。

確かにルール上は〇か×かと問われれば、×です。

しかし、若気の至りで上司に叱られながらも、

「俺も昔は~なことをやったことはある」

などと、「裏文化」の大切さを教えてくれる上司がまだいた年代だったのです。

そんな中、筆者や筆者の尊敬する教師たちは、どのような「裏文化」を展開していっていたのか。

それを紹介していきます。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

❶バレンタインデーに教師がチョコをもってくる
❷調理実習の確信犯
❸転校生に会いに行かせた教師

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢


❶バレンタインデーに教師がチョコをもってくる

これは、初任の頃のエピソードです。

「そういえば、明日はバレンタインだな~」

とふと思った筆者は、ある仕込みをすることにしました。

それは、自分の教卓の中に、大量のチョコを仕込んでおくというものです。

思いついた瞬間が吉。

早速数々のチョコを購入し、翌日朝にチョコを仕込んでおきます。

そして、朝の会の時間。

筆者が健康観察をしようとすると、教卓からは大量のチョコが・・・!!

「おいおい、誰だ。ここにチョコを入れたのは!チョコは学校に持ってきちゃだめだと言ったでしょう。いくら先生に渡したいからって・・・全く!」

そう言い放ち、笑いが起きる瞬間を待ちましたが、男子の学級委員が、

「先生、そういうのはいいんで。」

とクールに言い放ち、筆者の目論見は失敗したのでした・・・。

(クールでツンデレな学級委員です笑)

休み時間には、たくさんの子どもが寄って来て、

「先生、相変わらずバカだね~笑」

とたくさんいじられてましたが笑


❷調理実習の確信犯

筆者が若かりし時に受け持ったある年のメンバーが、

「リッツ(お菓子)パーティーをやりたい」

という企画を打ち立てました。

今だったら完全にアウトですが、当時は、黒には近いですが、グレーな風潮ではありました。

「やってもよいですが、事前に確認をしてくださいね」

という雰囲気だったと思います。

ただ、内容的にも

「リッツ(お菓子)パーティーが許可されるとは考えにくい」

と考えた筆者は、とりあえず「家庭科の授業として行う」という形をとりました。

(材料費などは全て教師負担で)

一応、家庭科の教科書には、そのようなお菓子を作れる単元があるのです。

ただ、アレルギーや生ものは使用しないように気を付けましたが。

そして、パーティー決行。

当日は、色々な面白組み合わせが溢れる色とりどりのリッツたちが。

これは、ただ単純に楽しいことをやったわけではなく、

行事の際に、クラスで決めた目的や目標を、全員で達成し、一人一人が成長をしたことをお祝いするパーティーとして、行っていた記憶があります。

1年が終わり、子どもたちとお別れした後も、

「5年生の頃の1年間が本当に楽しかった」

と話していた子がいたそうです。

もちろん、上司には、その後でしっかり叱られました笑


❸転校生に会いに行かせた教師

全国津々浦々の教師に会っていた筆者は、スケールの大きい人物にたくさん会っていました。

そのような方々がいることを知ると、滅多なことでは驚かなくなります。

ただ、勤務校で会ってきた先生の中に、唯一、

「この人のスケールは越えられない」

と思った方がいました。

実際に一緒に働いた先生の中で、筆者が最も尊敬している教師です。

その先生は、

関東に転校してしまったクラスメイトに会いに行きたいという子どもの願いを叶えるために、

全員を新幹線に乗せて会いにいく

ということをやったそうです。

おそらく保護者にも協力してもらい、ついてきてもらったのかもしれません。

ただ、往復の新幹線代は、全て、その先生の自費でしょう。

他にも、部活だけでは足らず、クラブチームを自ら作り、部活後もクラブチーム指導をし、という学校という枠では収まり切らない人物でした。

どんなに指導困難と言われた子どもも、その先生が受け持つと、3日で顔つきが代わり、半年も経つと、学校を牽引していくリーダーに成長していくのです。

「初めての学校でこの人に出会えたことが最大の幸運だ」

と思った筆者は、お願いをし、研究授業チームを結成して、筆者の授業を定期的に見てもらい、様々な意見をいただくことで、鍛えられていったのでした。

この先生には、本当に感謝しています。

異動することになった時も、送迎会で、お互いに泣いてしまったことがあるぐらいです。

筆者の教師人生は、そのような素晴らしい方々との出会いによって、つくられてきたのだと、しみじみ思います。


まとめ

筆者はある年に、

「先生は、この学校で1番やんちゃな教師です」

と言われたことがあります笑

それは、つまり、ルールをしっかり守る真面目な学校生活だけでは、どこか物足りなく思ってしまう人物であるということ。

そのような、学校というものにあまり適合できていない筆者が、教師人生を続けることができたのは、その「やんちゃ」を認めてくれる先輩たちがいたからなのです。

筆者が出会ってきた尊敬できる教師たち、
子どもの為に自分の力を出し切る教師たち

は、どこか皆「やんちゃ=遊び心をもっている」人たちだったと思います。

ハンドルも遊びがあるからこそ、スムーズに動かすことができる。

「若気の至り」が許される時に、そのような「遊び」を行い、心ある先輩たちに温かく見守ってもらえ、よい経験をさせてもらったなと思います。

学年主任を経験した後や、令和のホワイトな時代には、もうできませんが。

学校で、そのようなことがもはやできなくなっても、子どもたちに楽しいイベントを経験させるマインドは忘れずに持っておきたいです。

読者の皆さんの中で、子どもの頃にあった忘れられない思い出などがあれば、是非、コメントで教えてください。


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「コメント」も残してくださる有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。

いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!

明日の記事は

心は傷つかない!?メンタルが強くなる「コトダマ」10選

です。

事実は1つ。しかし解釈は人それぞれ。自分の中の解釈のフィルターをどのように工夫すると、メンタルが強くなるのか、その強くする個性豊かな言葉たちを紹介します。

是非、楽しみにしていてください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊


12月1日から共同運営マガジンをスタートしました!

開始して間もないですが、早速たくさんの方々にご参加いただいています。

共に手を取り合い、共に成長していきませんか?

ご参加希望の方は、気軽に上記の記事にコメントしてください🎵


📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2023.12.4~12.10)

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【火曜日】
心は傷つかない!?メンタルが強くなる「コトダマ」10選
【水曜日】
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