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【日記】12月25日〜12月31日

12月25日
体調不良で先週ずっと休んでいた仲の良い配送さんが復帰。まだ声が出しづらそうで声色は痛々しい状態だった。なのに朝一で所長から言われた言葉があまりにも無慈悲で怒っていた。
朝礼で上司が今月いっぱいで退職すると正式にアナウンスされた。もはや誰もビックリしない。

クリスマスということで事務所のみんなにお菓子をいくつかプレゼント。こういう時のリアクションで人柄がよく分かるから面白い。

作業量は減ったように見せかけて夕方から増えに増える。このままでは終わりが見えなくなるので残せるものは残して退勤する。明らかに昨年より忙しくなっている。

12月26日
年末モードもおそらく今日が最高潮。駆け込みでの注文が次から次へと飛ぶ。夕方から課長も入ってもらってひたすらやる。
そんな中、今日でひと足早く仕事納めの事務員さんは今月で退職するベテランさんとの別れを惜しんでいた。

1時間ちょっとの残業を終えて営業さんと仕事納めの日の注文について短い話し合い。去年と同じように時間を区切って注文量の抑制をすることに。どれだけの効果があるかは分からないけれど、とにかく各取引先にアナウンスしてもらった。

12月27日
ジェットヒーターが荒々しく燃え盛る寒い朝。
年末モードのピークは過ぎたのかそこまで慌ただしくはないまま午前中は終わる。ひと足早く今日が仕事納めの先輩と年内最後の昼ご飯を食べる。

退職するベテランさんと好きな音楽の話になって"JUDY AND MARYが好き"と話したら"YUKIは好きだけどバンド時代の曲は2曲しか知らない"と言われて世代の差を感じる。ベテランさんは8歳年下。ちなみに知ってる曲は"Over Drive"と"そばかす"だった。

夕方から少し忙しくなって結果的に前日より遅くなってしまった。今年もあと2日。

12月28日
作業量は下がっているものの、新しい派遣さんに色々と教えながらの作業なのでなんだかんだで忙しく過ぎていく日。今年最後の慌ただしさ。

そんな日の最後に酷く嫌な出来事があって最低の気分で帰る。

12月29日
気を取り直して仕事納めの日。
既にお休みに入っている取引先もあって一日中ずっと穏やかなまま過ぎる。大掃除や新年の準備をひたすらやる。

前日、新卒さんと楽器の話をしている時に喋り過ぎて「え、YouTube動画あるんですか?めっちゃ見たいんですけど」と食い気味に言われたので、2017年に開催した"カフェハットのディスカヴァード"で西山小雨さんとコラボした時の動画のQRコードを読み取ってもらった。
他の事務員さんには見られたくないので"必ず家に帰ってから見てね"と言ったものの、同じ職場のおじさんがギター抱えて拙く歌っている微妙に古い動画を家でひとり見ながら新卒さんは何を思うのだろうか。今年最後の恥かき。

年末らしいほんわかしたムードになってホッとしているところで急に所長・課長との面談が入る。所長から箝口令が出るくらいの内容。そして退職する上司の退職日が3ヶ月も早まった理由をなんとなく察した次第。

面談中、今日で退職するベテランさんへのサプライズプレゼント贈呈式の賑やかな声が聞こえてきたので混ざれなくてちょっと悔しい。お別れの挨拶はしっかり出来たので良かったけど。
自分が住む街にもよく遊びに来ているそうなのでいつかバッタリ会える気がする。世間は案外狭いもの。
いつもより少しだけしんみり、そんな仕事納め。

夜は牛肉メインのひとりしゃぶしゃぶパーティーを開催。1年の労働を締め括る。

12月30日
大滝詠一さんの命日。今年で10年。朝から「Let's Ondo Again」やはっぴいえんどの再結成ライヴ盤を聴く。

昼寝してから今年最後のレコードハンティングへ。アナログ盤は見つからずCDを数枚買った。
街は人だらけ。混み合うスーパーマーケットをはしごして大晦日〜元日昼までの食料を買い込み帰宅。

夜、森高千里「ミラクルライト」シングル盤を聴く。

12月31日
大晦日。今年は何だか漸くたどり着いた、そんな感じがする12月31日。
朝からデヴィッド・バーン「音楽のはたらき」を読む。音楽がどう作られてきたか、どのように聴かれてきたのか、について。バーンらしい捻った表現が満載の文章で実に読み難いけれど内容はかなり面白い。横に長い本なので休み休み読む。

今年は家でのんびり過ごす大晦日

夜、今年最後のひとりキムチ鍋を汗だくになって食べてから映画「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」ブルーレイを見る。見たことのない映像、聴いたことのない音が次々に現れてひたすら"すごい…!"と心の中で繰り返す。未発表だった1978年ロンドン公演の美麗な映像はもはや感涙もの。

ボウイの思想や信念をメインした映画なので正直言って音楽以外に興味がない向きには少々キツい内容だと思う。少し前にちょうどボウイの発言についてまとめた本を読んでいたので自分の中で改めて答え合わせが出来た気持ち。色々あった1年の最後にとても良い映画を見た。

心地良い余韻の中「孤独のグルメ」を途中から見たのち年越し。

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