【日記】7月29日〜8月4日
7月29日
朝、先週夏休みだった派遣のおじさんがやって来た。今日から半日だけ自分の隣で作業する。そして予想通りの質問攻め。その都度手を止めて答えないといけないので効率が下がる。さらに高圧洗浄機から焼けるような匂いが漂ってきたかと思ったら煙まで立ち上ってきた。最近買った物なのに故障。散々な月曜日の午前中。
休みが多いので作業量も下がり気味。それでも定時で終わる。
夜、ゲルニカ「改造への躍動」細野晴臣「フィルハーモニー」などを立て続けに聴く。1982年。
7月30日
暑い朝、乗り換え駅のホームで自分のあとにやって来たつばめさんが何故か反対方向に歩いていくのが見えたので"新潟で何かあったのか…?"と不思議に思っていると程なくして自分のところへやって来た。
「今日、朝から暑すぎません?新潟から帰って来たばかりで暑さがヤバすぎるから涼みに待合室へ行こうと思ったら満員で諦めました」とのこと。そこから会社へ行く途中にお約束の新潟ラーメンをいただく。今回の滞在中に食べた味噌ラーメンが美味しかったのでお土産も味噌ラーメンにしたとのこと。ありがとうございます。
引き続き派遣のおじさんが一人で大騒ぎする午前。緊張感より笑いが絶えないので個人的には良い。ただ質問攻めにあう度に手が止まるのが難点。
夕方、元いた部署の派遣さんからのヘルプ要請。という訳で約1時間弱の残業になる。
スクエアプッシャー「ウルトラヴィジター」を聴く。
7月31日
朝、今日で退職する派遣さんから「短い間でしたがありがとうございました」と挨拶される。自らについて一切語らない不思議なタイプの人だったけれど、実は周りをよく見て作業が出来るような人だったのでいなくなるのは少し辛い。仲良しにはなれなかったかもしれない。でも残念だ。
昼、ラーメン花月嵐に行くと一つしかない券売機の前で親子が長考中。ラーメン、焼き飯などを注文するかと思いきや全てをキャンセルしてまた選び始めた。娘さんは後ろに自分がいることに気づくもお母さんは「そんなことは良いから考えさせて」といった様子。改めて焼きラーメンなどを注文しようとした瞬間に間違えて全部キャンセルしてしまったようでまた最初から選び始めた。またしても迷いながら。ただ無意な時間だけが過ぎていく昼休み。
やってもやっても数字が全く変わらない、というより増えていく袋小路のような状況。それでも前日より全体的な数字が下がったので定時上がりになる。が、片付けていると豪雨。何も出来ずに雨が止むのを待つこと40分。結局会社を出たのは残業した前日とほとんど同じ時間だった。
エレクトリックリボンに新メンバーが加入したとの知らせ。
今から20年近く前の結成当時、発起人だったasCaさんが思い描いていたのは"アイドルだけどバンドとしても活動出来るグループ"というものだった。そこで何故かドラマーとして自分が呼ばれてライヴを重ねたものの、いまいち噛み合わなくて別のドラマーさんを召集して再スタートした時の名義が"エレクトリックりぼん"だった。それから紆余曲折を経て今でも活動しているのだから凄い。詳しい話はWikipediaに書いてあるけれど、新宿のロッテリアでエレクトリックりぼんの理想について熱く語っていたasCaさんの姿が今でも忘れられない。
カニエ・ウェスト「マイ・ ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー」を聴く。
8月1日
つばめさんがこの営業所に来てちょうど1年が経った。1年前の今日、研修先の営業所から車に乗ってやって来た姿を今でもよく覚えている。
「苗字の読み方は濁るのが正解なんですか?」
「はい!濁るのが正解です」
そんな話をしたような気がする。懐かしい思い出。
「今日で1年ってよく覚えてましたね!そうそう、ずっとお世話になってきたリーダーにセブン限定のゴンチャのピーチティーをプレゼントしたくて。悪いんですけど、昼休みに近くのセブンで売ってるか見て来てください。もし売ってたら私があとで買いに行くんで」
昼休みに早速任務を遂行し、お祝いのシュークリームを買って戻る。1年でこうも変わるか。
8月2日
朝、月が変わったのでデータ入力用のフォーマットを更新しなければならないのにやり方が分からず。近くにいたつばめさんに助けてもらいながら何とか入力はするもデータの引き継ぎが出来ないまま。来週夏休みから戻って来た課長に聞いて修正しなくては。
旅行からほぼノンストップで過ごして来たのでいよいよバテる。それでも最大限やれることをやって定時上がり。漸く何も予定のない連休。
水曜日のカンパネラ「私を鬼ヶ島に連れてって」を聴く。
今も昔もケンモチヒデフミ氏が作詞作曲を担当しているのは変わらないけれど、初期の楽曲と近年の楽曲では曲の作り方が全く違うことに気づく。初期はコードチェンジで曲が展開していくポップミュージックの王道とも言える作り方。が、詩羽さん加入後の楽曲の多くはほぼワンコードもしくはサビでコードチェンジするのみで、かわりにサンプリングフレーズをパッチワークのように貼りまくるクラブミュージックの手法で曲が作られている。コード感が薄れたことでメロディの幅が狭まりそうなのに逆にキャッチーなメロディを載せてしまうところにケンモチ氏の閃きと才能を感じさせる。同じ手法でよりクラブミュージックに接近した2019年と2020年リリースのケンモチ氏のソロ作もまた名盤。天才だと思う。
8月3日
休養日。
いつも隣で作業している音楽好きのおじさんが貸してくれた「Jazz at Massey Hall」というライヴ盤が素晴らしくて聴き入ってしまう。巨匠達の共演。モダン・ジャズの魅力が詰まりに詰まっている。
トーキング・ヘッズ「ストップ・メイキング・センス 4Kレストア版」ブルーレイを見る。レストアによる画質の向上が凄まじくいつ撮られたのかもはや分からないほど。人種や性別を超えて集まったグループがひとつの音楽を奏でる姿は感動的でもあるし、自分がこの映画からいかに多大な影響を受けてきたかを改めて知ることが出来た。
そして解散時は法廷闘争にまで発展するほど関係が崩壊してしまったバンドだったけれど、時を経てメンバーみんなが笑顔で昔話をしている特典映像を見て感激してしまう。素晴らしいバンドがいがみ合ったままではなく、ちゃんとしたハッピーエンドを迎えることが出来て本当に良かった。
水曜日のカンパネラが出演する「ITAMI GREEN JAM '24」というフェスの先行予約を申し込む。基本的には無料のフェスだけれどステージ前のエリアに入るには"サポーターパス"が必要で3000〜8000円のプランから選ぶことが出来る。開始時間の17時にサイトへアクセスして3000円の手ぬぐい・クラフトビール付きのプランを予約。しばらく経ってSNSを見たらあっという間に予定枚数が終了したそうで予約出来なかった方もいた模様。
水曜日のカンパネラを追いかけて10月には福島で開催されるLIVE AZUMAというフェスにも行く。ペースは控えめだけどコロナ禍前のように遠征する日々が再びやって来た。
8月4日
朝、近くのコンビニでITAMI GREEN JAM'24のチケットを発券。そのままショッピングモールへ行きスニーカーを物色。が、あまりグッとくるものがなく買い物だけして一旦帰宅。昼ご飯にたらこパスタを食べてから再びスニーカーを物色しに家を出る。残念ながらときめくものが無かったので何も買わずに帰る。
デヴィッド・バーンやトーキング・ヘッズについてまとめられた本が発売されていたので購入、早速読んでみる。音楽雑誌の特集記事以外でバーンやヘッズについて深掘りした本は今までなかったような気がする。初めて知ることもたくさん。「Talking Heads BRICK」のDVDオーディオを聴きながら読む。
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