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【日記】6月24日〜6月30日

6月24日
朝から暑い月曜日。元いた部署はここから過酷になって来るのでいつ呼ばれても良いように覚悟だけは決めておく。そんな中で土曜日に発見した不備について事情を聞く。入社した頃は立場が逆だったなあと思いながら指導する。

おそらく異動前最後の週が始まった。引き続き孤軍奮闘、悪戦苦闘しながら過ぎていく。朝はいたはずの同じ部署の方々が体調不良や歯科治療のために次々と早退したので先輩とほぼ2人きりになる。

6月25日
朝、営業さんがハイエースに大量の商品を積み込もうとしていたので「やあやあ、最近は元気にしてます?」みたいな話をしつつお手伝いして送り出す。

今月は毎週火曜日に放送されていた水曜日のカンパネラ詩羽さんのマンスリーコーナーが密かな楽しみだったけれど、今日で最終回。作業しながら流れて来た「四天王」を口ずさむ。

昼休憩が終わる頃、朝送り出した営業さんが重めの商品を足に落として怪我をしたと知る。休憩終わりに水道で足を冷やしている営業さんを発見。恐る恐る見ると踝の辺りが野球用のボールくらいにぷっくりと腫れ上がっていて誰もが「骨までいったな…」と思う。
その後、引き続き孤軍奮闘していると新卒さんが入ってきて「営業さん、筋を痛めただけで骨は大丈夫だったみたいですよ。でも松葉杖を付いている写真見たらその姿がおかしくておかしくて」との報告を受ける。労災事案になってしまったけれど、愛されキャラの営業さんらしく何故か笑いに包まれた出来事になった。

夕方、元いた部署へ行くとヘルプの要請。素早く半袖に着替えて残業時間に向かう。そこから1時間ほどの残業。湿気にやられる。

6月26日
朝、高橋幸宏「HEART OF HURT」リマスター盤を聴きながら電車に揺られる。新卒さんは早出したようで久しぶりのひとり出勤になった。

前日の疲れを引きずりつつ迎えた水曜日。
いつも以上に高速で作業してみる。かなり良い流れで来ていた時に違う仕事が入ってペースが崩れてノルマ達成ならず。悔しさに包まれる定時上がり。

そういえば金曜日に入社候補者の面接があるらしい。今回は29歳の方とか。話を聞いてから同じ部署の人に「面接に来る方、自分と10個も違うんですよ」と話したら「あれ、今30代前半でしたよね?」と真面目に聞き返されて思わず乾いた笑いをしてしまった。

夜、ツイキャスで西山小雨さんのライヴを見る。

6月27日
来年1月開催のジンジャー・ルート来日公演の先行予約が始まったので申し込む。抽選制なのでどうなるか分からないけれど、日程的に行けるのは3連休中日の広島公演のみ。もし行くことになったら音楽好きの配送さんと一緒に行くので絶対楽しいから何とか当たってほしい。結果発表は来週金曜日。

夕方、元いた部署からのヘルプ要請が入って残業時間に向かうもそんなにやることはなかった。早めに終わってサーヴィス残業中の先輩とYMOの話で盛り上がった。

6月28日
思わず「邪馬台国に大雨警報」と口ずさむほどの土砂降りにうんざりしながら出勤。

昼過ぎに面接にやって来た方を見て全員が驚愕する。高身長、さらにスキンヘッド姿。育ちの良さそうな雰囲気ではあったけれど、なかなかお目にかからないタイプの方で第一印象のインパクトはかなり強いものがあった。

夕方、ミーティング。来週から予定通り別の部署へ異動になることが決まった。まずは入社当時のリーダーからやり方を教えてもらいつつ、また短期間で色々と詰め込まれていくらしい。
思えばこの3ヶ月間、いいことなんてほとんどなかったけれど、ラジオから流れて来た水曜日のカンパネラという素晴らしい音楽との出会いに救われた。来週からはラジオのない暮らしになるのでつまらない日々になりそうだ。

夜、古畑任三郎「古い友人に会う」編を見てやはり泣く。ラストシーンでの古畑は画面には映っていない"ある人物"に向かって話をしているとしか思えない。そしてエンドロールで楽しそうにゲームに興じる古畑と津川雅彦氏が演じる安斎の姿は在りし日の伊丹十三氏と三谷幸喜氏そのままの姿なのかも、と思うのは邪推だろうか。

古畑任三郎シリーズはFODでも見ることが出来て、DVD版では差し替えられた音楽やカットされた場面もオリジナルの形で見られるけれど、権利等の関係で欠番作品が何作もあり「古い友人に会う」編もDVDでしか見られない。

6月29日
先日ネットで購入した"クレイモア"ウイスキーを探しに数駅先の酒屋へ行く。値段の割にとても美味しいからかネットでは早くも値段が高騰しつつある。という訳で実店舗を巡ることに。結果的に先日ネットで購入した時よりもさらに安く1000円未満で売られていたので思わずまとめ買いしてしまった。
いつのまにか季節は進んで外に出れば皮膚を痛めつけるような陽射し。もはや日傘が手放せない。

夜、酒屋さん近くのスーパーで見つけた豚バラと野菜蒸しセットを食べる。本来ならパックごとレンジで温めるだけのものを鍋に移し、白だしと日本酒を振りかけて作ってみたらしみじみ美味しかった。まるで嵐の前の静けさみたいな土曜日。

ニール・ヤング「ラッキー・サーティーン」を聴く。

真夜中に偶然見たマイケル・ジャクソンのドキュメントに心を動かされる。
"何十年も自分と一緒にいてくれた人がいなくなってしまった。でも音楽が鳴ると悲しみは喜びに変わる。何故なら同じ音楽を愛する者同士は人種を超えて分かり合えると気づけたから"という言葉を聞いて自分はデヴィッド・ボウイのことをふと思い浮かべていた。

6月30日
「古畑任三郎」第3シリーズを見終わる。所々見たような見てないような話もあったので改めて見直すのは面白かった。田中美佐子さんが犯人役を演じる回が妙に好きだ。"身の丈にあった生き方"について深く考えさせられる。

コンタクトレンズを買うべく眼科を受診しようとするも大混雑していたので諦める。新幹線のチケットや夏用のパンツなどを買い込み帰宅。

「踊る大捜査線」DVDを立て続けに見る。やっぱりテレビシリーズが好き。
古畑任三郎と同じくFODでも見られるけれどFODでは稲垣吾郎さんが犯人役の「歳末特別警戒スペシャル」が欠番なのが痛い。

夜、セルジュ・ゲンスブール「フライ・トゥ・ジャマイカ」を聴く。次なる研究はゲンスブールについてと決める。

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