ドン底ってしってるか？

俺はギャンブル好きのみんなに問いたい事がある。
キミらの知ってるドン底ってのは真のドン底なのかどうかだ。

最初に言っておくがこれは自分の方が下とか借金が多いとか、そんなマウントの取り合いをしたい訳じゃないよ。

だから言っておく。
この記事は1人の女を愛し人生を捧げた男が誰にも愛されず借金にまみれ仕事を失った物語だ。

…いつかのメリークリスマスだな。
今の若い子たちは知らない曲だと思うが、俺にとっては忘れられない時代を思い出させる曲の1つ。

当時の俺は高等学校で総合1位の成績と評価を看板に大企業のエリートコースへと就職を進めた。
もちろん周りには高卒で入社してくるやつなんかほとんど居なくて、聞けば誰もが知る一流大学の卒業生と共に夢と希望を持って働くことになった。

日々の仕事で同僚たちと切磋琢磨し合い仲を深めていくうちに思ったことは、一流大学を出た人たちと自分の能力に大差はないということ。むしろ自分の方がセンスがあるんじゃないかと思えるほどだったんだよ。

今思えばそれは、彼らは大人で俺はガキだったってこと。何でもかんでもやりたがりで目立ちたがり屋の俺は上司に好かれあっという間に昇格した。
今だから言えるが当時は課内最年少のリーダーってことで有名人だった。

年収は500万円〜600万円あったから18歳にしてはかなり貰ってた方だと思う。当時は実家暮らしで余裕だったからよくPARCOに行ってた。
あの時は松田聖子の青い珊瑚礁が流れてたな。というかどこに行ってもそれが流れてた感じだよ。

これも今の若い子たちは知らない曲なんだろうな。俺が育った名古屋にはベンツやBMW、フェラーリが当たり前のようにガンガン走っていてPARCOの通りにもベンツがよく路駐してあった。

あんな高級車に乗れるは経営者ぐらいだろうと思った時、これだと思っちまった。

20歳の時、友達以上恋人未満と言えば分かりやすい女と2人でディズニーランドに行くことになった。
言っちゃえば元カノなんだけど、俺は諦め切れなかったしリベンジしてやろうと思ったんだよ。

大企業のエリート枠にいると自慢げに話をして、将来は安泰なんてことを遠回しにアピールしながら誘ったらデートを了承して貰えた。

名古屋から東京へ新幹線で向かう途中、隣で寝ているその子の手をそっと握りしめてみたんだよ。そしたら一瞬びっくりした様子をしながらも微笑んでくれたあの子の顔を時が経つ今でも忘れてないよ。

お互い仕事終わりで新幹線に乗ったこともあって東京駅についたのは22時半くらいだったかな。
2人で夜の銀座を散歩しながらホテルに向かった。
自分の中で限界まで預金通帳と相談して何とか予約した超高級ホテル。
それが俺が今でもずっと愛用してる関東帝国ホテルだよ。

入り口

正直言うとかなり無理をした。
2人で1泊すると15万円にディナーでプラス20万円くらい。年収が600万では到底無理な出費だよ。
それでも俺は躊躇わなかった。きっと彼女は俺のそういう浅はかな所を見抜いてたんだと思う。

ディズニーランドはとても楽しかったが。

あの日以来このままじゃダメなんだと思ったね。俺もベンツやフェラーリに乗れる金持ちになろうと決意した俺は翌日に会社へ辞表を出し退職しちまったんだよ。
馬鹿げてると思う奴もいるだろうがその通りだと思うよ。

俺はもっと金を稼がないといけないんだとその一心で起業家となる。
そして飲食業やイベント業、得意だったPCスクールも開業した。片っ端から友達に電話をして沢山のスタッフや付き人を用意したが全て失敗し大赤字の連続で俺について来てた人はほとんど去っていった。
20歳にしてトータル600万円の借入を残して全てを失ったんだよ。

大企業を辞めた時、家を追い出されたのもあって頼れる人がいなければ家も無い。それどころかその日飢えをしのぐのがやっとだった。

当時は7箇所の金融機関から毎日電話がかかってきて金を借りていた友達からも催促される日々だった。
会社を辞めて半年経ったころかな。
深夜の名古屋PARCOの通りにはいつものようにベンツが路駐してあった。

俺はそれを遠目に見ながら近くの公園にある遊具に持たれて意識を失った。
目を覚ますと早朝で鳥が鳴いてた。それよりもお腹がすいて体調も限界まできていた俺は公園の水道水を飲み、サークルKサンクスに入り値引きしてある50円のパンを買ったんだよ。

死ぬほど後悔していた。涙が止まらなかった。
どうしてこんなことになってしまったんだろうかと自分の愚かさを恨んだ。

身体中の水分を涙で流したと思う。その後だったかな。俺は工事現場で日雇労働をしながら考え、もう一度起業家として勝負に出たんだよ。

それも同じ業界で二番煎じとも言える。
1度失敗した飲食業とイベント業、PCスクールだったが全て大成功を遂げた。考え方ひとつでこうも結果が変わるのかと実感した俺はその後も経営者を続け経営コンサルタントになる。

前の記事と重複になるからリンクだけ貼っておく

莫大な借金を背負い何もかも失った俺だからこそ気付くことができた理論だと思う。
これを知れば誰でも成功してしまうじゃないかと教えるのを躊躇したくらいだからね。
600万円以上あった借金は半年もかからず完済した。むしろ予定日よりも早く払えてしまって良かったと思ってる。

要は、人生全てに意味があるんだと思うよ。
俺にとっては借金も失恋も仕事の悩みも含めて全て自分に必要なルートだった。

あの時女に振られていなければ起業家になんかならなかったし、借金もしなかっただろう。
そして20代で億単位の富を築くこともなかった。

俺は経営コンサルタントとして沢山の社長たちの面倒を見てきて考え方ひとつ叩き込むだけで業績どころか人生丸ごと変えてきた。

俺にはそのくらいの力がある。
あの記事を読んだ人達はみんな分かってると思うが5万円はめちゃくちゃ安い。
金を取りたいと言うより5万払ってでも人生を変えたいって人が読んでるから本気度も分かって良い。

話が逸れたが俺は今の自分がパーフェクトな成功者だとは思っていないよ。あの時の女は俺の元にいないからね。今はどこにいるのかも分からない。
彼女が俺の事を覚えているかどうかも。

それでも俺はめちゃくちゃ感謝しているよ。ありがとうとだけ伝えたい。

人生は何が起こるか分からないし誰と出会うかも分からない。もしキミたちが夢の一歩を踏み出せずいるなら俺が背中を押したい。
俺にはかけがえの無い仲間がいる。どれだけ情けないところを見せても付いてきてくれた馬鹿たちがいる。
俺はそいつらのためにこれからも全身全霊をかけるよ。だからこの記事を読むキミたちも前向いて生きようぜ？
心配すんな、俺が見てるからよ。

本気になれるヤツには本気なヤツが集まるし下を向く奴にはマイナスな人間が集まる。

キミの人生が変わるのは今日かも知れないな。俺を知って少しでも元気が出たならXのdmでメッセージくれよな。または何か始めて良い経営者になりたいなら俺に相談すれば間違いはない。
俺はもう全部の失敗をしてきたからめちゃくちゃ強いぜ。

いつかはフォロワーのみんなと美味い酒が飲みたいと思ってるよ。そんときは奢ってやるから面白い話を聞かせてくれよ。
人生なんかちょっとした旅のようなものだから。

ボンボヤージュ👍👍
                                                              byボス