「オンライン対話」を開催する理由(3~9)。そして、もう一つのグループ。

こんにちは、小林佑太朗です。

前回は、以下のページで「オンライン対話」というものを始めると宣言しました。前回は、「オンライン対話」を開催する理由を2つ述べたので、今回は3つ目から9つ目を紹介します。

まだ前回の記事を読んでいない方は、以下をどうぞ。


それでは、「オンライン対話」を開催する理由を述べていきます。

3.理念で集まり、気づきをシェアすること。
人々は、気づきを共有することで進化してきたと思います。しかし、人それぞれ必要なときに、必要な気づきや情報を得る必要があります。Google検索などの無料のプラットフォームやSNSでは、それが難しいです。フラットな場であるため、必要なタイミングで必要な情報や人、知恵に出会うことは難しいです。だからこそ、最近はオンラインサロンのようなものや、ニュースサイトやメディアの有料会員になることで、そのようなミスマッチを減らすような流れが生まれているのだと思います。ですので、私も会員制のコミュニティを作ろうと考えました。

4.コミュニティが人々を育てる
コミュニティに属すことで、人は育っていくと思います。私は数年間、学習塾にて子供たちを指導し、成長を促す仕事をしてきました。先生やテキストから知識を得ながら学ぶことも重要ですが、それはインプット中心の学習です。やはり、コミュニティに属し、仲間とやり取りすることによって人は成長するのではないかと感じるようになりました。個人が、自分が最も活躍できたり貢献できたりする組織やコミュニティに属し、互いに刺激を与え合いながら新しいものを生み出している状態を社会に作ること。それが今の目標です。

5.コミュニティの経済的価値
人々が人間性を価値とし、自分らしく生きることが価値となる社会。そのような社会を作っていくためには、オンラインサロンのようなコミュニティに可能性を大きく感じています。オンラインサロンは、ITビジネスなどによって日本を世界に比肩する経済大国を目指す、というような理念を持っているところはほぼ無く、自分らしく生きていきたい人のためのコミュニティであると思います。つまり利益第一主義ではないです。ホリエモンは、生き方改革私たちは、経済を回すことの優先度を高めるばかりに、文化や繋がりというものを疎かにしてしまいがちです。それでは、社会はいずれ立ち行かなくなると思います。だからといって、経済成長も疎かにはできないと思います。では、どのようにして経済と文化のバランスを取っていけばよいのでしょうか。そこに結論を出すのは難しいですが、今の私自身の生き方としては、文化的に豊かな社会を作ることに専念したいと思っています。

6.オンラインサロンがなぜ価値を持つのか?
今の時代、プラットフォームがメディアではなく、人自体がメディアになってきています。どこのメディアが発信している、ということよりも、誰が発信しているかということが重要な時代になってきています。また、オンラインサロンは居場所であり、人々の分断を繋いでいきます。オンラインサロンは、たまり場です。「Newspicks」の動画で、オンラインサロンについて議論している中で、「オンラインサロンはレストランでいうところの個室である」という考えが出ていました。とても共感します。

7.私はオンライン対話を通じて、何か作品のようなものも作りたいのか?
「対話篇」を作りたいです。メーリングリスト内で交わされていく対話が、本の下地となっていきます。リアル本は作ることができなくても、例えばその対話をネット上で公開したら、非常に大きな価値を持っていくのではないかと期待しています。プラトンの著述のスタイルは対話篇でした。また、東浩紀さんが近ごろ実践しているのは対話です。哲学や思想の最先端の知恵を追うことの価値に疑問を抱くようになったようです。彼の『新対話篇 ゲンロン叢書』の中で、梅原猛さんがアカデメイア的なものに憧れていると書かれています。私も強く憧れています。スターウォーズのジェダイのような、ネットワーク&コミュニティにも強く憧れています。そのようなものを目指します。

8.「書くこと」と「読むこと」
私は、より良い世界を作るための方法を考えるために本を読むことが多いです。しかし、読むだけでは理解が浅いです。読んだ内容や意見を書き、対話することで、深まっていきます。松岡正剛さんは例えば『多読術』の中で、「読むこと」と「書くこと」の差異の無さを語っています。宇野常寛さんも『遅いインターネット』の中で、これからの時代は、書くことで、自己と向き合うことができ、社会とほどよい距離感を維持して生きていくことができるというような趣旨のことを述べられています。読むだけでなく、書く。書くだけでなく、対話する。そんな場を作ります。

9.日本文化としてのオンライン対話
認知科学者で気功師の苫米地英人の著作『百年後の日本人』の中で彼は、これから日本人が生き残っていくには、日本の文化、日本が大切にしてきた技能を重視することが大切であると論じています。オンラインサロン的な横のつながりも、日本の文化であると言えると私は考えており、そのような文化を私は引き継ぎ、豊かなものにしていきたいです。

以上です。

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