【Scrum Master Training for Women】を受講してきました!!
はじめまして。
2022年6月13~15日に【Scrum Master Training for Women】に参加してきました。
今までこんな風にアウトプットをすることから逃げてきたので、緊張しつつ、私にとってめちゃくちゃ貴重な体験だったので今の気持ちや変化について記録しておくためにも書きます!
なぜ受講しようと思ったのか?
私は2021年に営業職からプロジェクトマネージャーになりました。毎日が勉強の日々。必死で過ごした1年はあっという間で、できること・できないことが明確になる1年でもありました。
あわせて、こういうプロジェクト運営、チームづくりがしたい、と考えた1年でもありました。
日々学んでいる中でメンターと師匠から同時に紹介された今回の研修。
とても信頼しているお二方からの勧めという点、現在はアジャイル開発に携わっていないけれど、きっとスクラムマスターについて学ぶことはとプロジェクトを担う上で、チームを作っていく上で役に立つ!と思って参加を決意しました。
最後のひと押しは研修トレーナーとしても参加されていた川口さんのnoteです。
普段仕事をする上で「女性」であることを意識することはほぼありません。
そのせいか、「女性管理職◯◯%に!」というスローガンなど、「女性」というフレーズに違和感を持つことが多く、あえて考えないようにしていたのかもしれません。
しかし、川口さんのnoteを拝読して、「少数派なのに、わざわざなろうとするの、怖いですよね。」ということばが胸に刺さりました。確かに。
少数派で役割を担うことの怖さやエネルギー消費は凄まじいです。主たる業務と全く関係ないところで傷つくこともあります。女性であることを考えないことが当たり前になるくらい、この業界でも活躍できたらいいな、とただ純粋に思いました。
ちなみに会社へも上申してみましたが、「業務には関係ない」とのことで、今回は実費で受講しました。
結果、誰の目も気にせず受講できたので、結果オーライだと思っています。
どんな研修だったか?
3日間、座学とグループワークを繰り返します。
約15~20分間:基本となることばや考え方、概念を学びます。
約60~150分間のグループワークを行います。(時間はテーマによって異なります。)
グループは2~5名程度になるので、誰かが話さないということはほぼありませんでした。
適宜、Janeさんはもちろん、トレーナーの川口さんといづ姉も入ってくださるので、迷子になっても安心でした。(迷子になる経験もまた学びだった。)
参加者は業界もバラバラで、スクラムマスターをすでに担っている人もいれば、これからスクラムマスターを担う、会社に提案していくという人までそれぞれでした。
各日のAgendaと目標はこんな感じ。
Day 1
■Agenda
・アジャイル、スクラム概要
・原理原則、価値観、歴史
・役割と責任
・作成物、イベント、Doneの定義、見積もり
・ユーザーストーリー作り
・学びの振り返り
Day 2
■Agenda
・スクラム体験
・MVP定義
・バックログ作り
・スプリントを通じてインクリメントの作成
・学びの振り返り
Day 3
■Agenda
・Scrum Events - ケーススタディ
・スクラムマスターのスキル
・チームの健康診断/障害物
・アジャイル適応による組織設計の変化、組織改善
・学びの振り返り、NEXT STEP
率直な感想!
参加して良かった!
決して安くないけどコスパ最強だった!!
Day2、Day3は驚くほどあっという間!!
なにがよかったのか?
とにかく悩んで、考えて、ことばにして表現して、チームメイトの考えを聴いて、ディスカッションを繰り返すことが、かけがえのない経験になりました。
「座学よりも体験!」とスクラムを学ぶ上で師匠が言っていた意味を体感しました。
また、アウトプットに対する恐怖より、アウトプットすることで今の私の考えを伝えて、周囲の意見を聞いて、悩んで、ブラッシュアップさせていきたいという気持ちが芽生えました。
3日間通して私が考えたことはなんだったか?
スクラムマスターとプロジェクトマネージャーに明確な線引はないのかもしれない。
スクラムの考え方をもったプロジェクトマネージャーが居てもいいと思う。
チームはひとりじゃない。全員が当事者であるチームづくり、場作りをしていきたい。
不明瞭なことは聞いていい。配慮、想像ばかりで補うのではなく、聞くべきときに聞くことの重要性。
スクラムマスターとプロジェクトマネージャーに明確な線引はないのかもしれない。
ことばの定義の上では明確な違いがあるとは思います。
ですが、「スクラムマスターだから」、「プロジェクトマネージャーだから」やらない、できない理由にしなくても良いと思いました。
私は日々、チームがよりよいパフォーマンスを出せるようにしたいと考えています。そのためには気軽に、また活発に声を掛け合える、お互いに困ったや感謝を発信できるチームでありたいと思っています。なぜなら課題解決にエネルギーを注いでほしいからです。
スクラムの考え方をもったプロジェクトマネージャーが居てもいいと思う。
ユーザーにより良いプロダクトを届ける、課題を解決する、スクラムもプロジェクトも「良いよね」と思うものは共通するのではないかと考えています。
そのためにスクラムのフレームワークや考え方は非常に役に立つと思います。
日々変化の早い世の中だからこそ、できない理由より、できる方法を提案できる方が良いと思います。その上で、スクラムの考え方や手法はプロジェクトにも多いに参考になると思いました。
チームはひとりじゃない。全員が当事者であるチームづくり、場作りをしていきたい。
人間、ひとりでできることはとても限られていると思います。だからこそ、チームを作って、課題解決のために力を結集しています。
課題は共通のものです。そのために誰がどんな役割を担うのか、どんなことが得意なのか、取り組みたいのか、チーム毎に話し合いは必要です。「誰か」を名前のない誰かに責任や役割を押し付けるのではなく、個々が考え、当事者意識を持つことができるチームや場作りが最強だと思いました。
不明瞭なことは聞いていい。配慮、想像ばかりで補うのではなく、聞くべきときに聴くことの重要性。
特にスポンサーやプロダクトオーナーには聞きにくいこともあります。そんなときに、「きっとこういうことだろう」と想像して、その場を凌ぎがちになります。でも、「こういう理解で良いのか?」を迷ったら、スポンサーでも、プロダクトオーナーでも、もちろんスクラムマスターやプロジェクトマネージャーにでも「聞く」ことも大切なことだと実感しました。そこは空気を読みすぎないこともより良いプロダクトにしていく上で大事なことなのだ、と学びました。
最後に。
Janeさん、川口さん、いづ姉、きっかけをくれて背中を押してくださった師匠2人、一緒に3日間を過ごした9人のチームメイトに、心から感謝しています。
これからやっと歩んでいく私ですが、スクラムを学び、担う仲間としてよろしくお願いいたします。
また、ようこそこれから学び、仲間になる方!!一緒により良いと思うプロダクトを世に送り出しましょう!!
余談ですが、iPad&Apple pencilをゲットしておいて良かったです。スクショ&手書きがスムーズでノートをとりやすかったです。
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