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【そりゃ、ミスチル桜井さんも歌いたくなるよ‼️】


きっかけ


あの桜井さんでも、
この歌詞は、
書けないのかもしれない。

女性アイドルグループを、
何十年もプロデュースしてきた、
秋元康だからこその、
世界観なのだ。


ちなみに、
ミスチル桜井さんに敬称で、
秋元康が呼び捨てなのは、
私の中で、
固有名詞化してるからです。


富士山を、
富士山さんとは呼ばないように、
秋元康を、
秋元康さんとは呼べないし、
秋元康さんとは呼ばないよ。


名曲中の名曲なんだけど、
カバーも悪くないんだけど、
乃木坂46が歌うから、
意味がある。


遠藤さくらの『きっかけ』は、
1日で220万回再生されている。

もちろん、
年下なので、
呼び捨てだ。


さくらちゃん、
なんて、
恥ずかしくて呼べないし。


商業的な意味合いが強いのかもしれない。


でも、
私には、
桜井さんが歌うより、
こちらの方が、
合っていると、
感じてしまう。


10代から20代の女の子。


その大きな変化の中で、
上手でなくても、
音程なんて外れてても、
揺れ動く想いが、
表現されるから、
響くのだろう。



横断歩道を渡る時、
ふと、
この局を、
思い出すコトがある。

確かにな。



『進みなさい それから
止まりなさい』


そうやって、
誰かに指示されたり、
ルールで決められれば、
悩まないのだろう。


自分らしさの呪縛の強い現代では、
何かにつけ、
アナタが求められる。


でも、
そんなに、
アナタなんか、
分かるかな、、、


20年そこらの時間で、
自分なんてモノが、
分かるのだろうか、、、


でも、
社会はそれを求める。

そして、
苦しんでる。


多くの若者が、
苦しんでいる。


『ほら 人ごみの
誰かが走り出す
釣られたみたいにみんなが走り出す』


乃木坂46の人気だって、
他の誰かがスキだと言って、
それに釣られて、
みんながスキだと思い込んでるだけ、
なのかもしれない。


メディア戦略やブランディングだ。


その対象となっている彼女たちは、
いずれ、
その場所から、
離れるコトが運命づけられている。


平成の最後に、
歴史を創った先輩たちの多くは、
もう離れてしまった。

そして、
あと数年でいなくなる。


決まっているコトだ。


どこかのタイミングで、
決めなくちゃならない。


肩たたきは、
されないらしい。


自分で決めるのだという。


『決心のきっかけは
理屈ではなくて
いつだってこの胸の衝動から始まる』


とはいえ、
彼女たちは、
自分自身として世に出る前に、
乃木坂46として世に出てしまった。


社会の外れの頂点で、
世に出てしまった彼女たちには、
通常の選択肢は残されていない。 

それでも、
生きていくために、
仲間と離れ、
大人たちからも離れて、
自分自身で生きていくために、
背中を押してくれる、
何かが、
必要はなんだろう。




やり直しや巻き戻しが、
そう簡単ではない彼女たちも、
キャリアや働き”型”を、
模索するだろう。



そして、
何かのきっかけによって、
自分の足で歩き出す彼女たちの、
そんな覚悟を、
こう表現する、
秋元康が、
私は、
ほんとうに恐ろしい。
 

厳しい世界の重鎮の、
とてつもなく重い、
それでいて、
優しさに溢れた、
想いのコトバ。 



『生きるとは選択肢
たった一つを
選ぶこと』


それでは。


【いつか、また、どこかで】

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