【noteで学ぶ腸内細菌17:『デブ菌』と呼ばれるフィルミクテス菌(門)】
こんにちは(o・ω・o)虫圭です。
腸内細菌week3日目は『フィルミクテス菌(門)』について。
まったく耳馴染みのない菌ですが、以前紹介した『バクテロイデス菌』と対を成すような存在の菌で、『痩せ菌』と呼ばれるバクテロイデスに対し、フィルミクテスは『デブ菌』と呼ばれています。
また、フィルミクテス菌(門)はバクテロイデスと並ぶ腸内細菌叢の優勢菌とされています。
【noteで学ぶ腸内細菌⑩】「痩せ菌」とも呼ばれる人間の腸内にもっとも多く存在するバクテロイデス菌
■フィルミクテス菌(門)とは
グラム陽性菌門
グラム陽性菌はフィルミクテス門(グラム陽性菌門)と放線菌門(Actinobacteria)の2つに大別される。
クロストリジウム網
クロストリジウム綱(Clostridia)は、クロストリジウム属(Clostridium)および他の同様の属を含み、高度な多系統群であるフィルミクテス門の綱である。
環境中の多くの場所、特に土壌中に見いだされる腐生生物である。しかし、その属にはいくつかのヒト病原体(以下に概説)が含まれている。クロストリジウム属(Clostridium)の特定の種によって産生される毒素は、最も危険なものとして知られている。
⇒Wikipedia
ちょっと分かりづらいので、フィルミクテス門の菌に関しては、一般的に説明されている文章を引用します。
【フィルミクテス門と人の関わり】
フィルミクテス門というのは発酵食品に含まれている菌や皮膚に常在している菌、土壌菌などです。
【肥満との関連性】
フィルミクテス門の細菌は食事から取り込むエネルギー量が多く、そのため肥満に結びつきやすいといわれています。
それがよくわかる研究報告があります。肥満の人と健康な人の腸内フローラでは大きな違いがあるというものです。
肥満の人ではフィルミクテス門の細菌が多く、バクテロイデス門の細菌が少ないことが明らかにされているのです
高カロリー食を摂取すると、フィルミクテス門の細菌が増加し、バクテロイデス門の細菌が減少したのです
⇒OMRONより
フィルミクテス門クロストリジウム網の腸内細菌が増えると、もしくは高カロリー食を摂取すると、クロストリジウム菌が増えるらしい。
そして肥満になりやすくなる。
ということだそう。
フィルミクテス門だとかクロストリジウム網だとか、さらに難しくなってきたので、もう少し詳しく、4日目で書きます。
ただ、既にクロストリジウム菌が「良くないもの」という印象はあると思います。
その通り。
クロストリジウム菌には、病気や食中毒、破傷風の原因となるものが多く存在します。
名称に馴染みはないですが、『ウォルシュ菌』や『ボツリヌス菌』、『クロストリジウム・テタニ』などがクロストリジウム網に属する細菌です。
次回に続きます(o・ω・o)
ということで今回はここまでです。
(o・ω・)<ここまで読んで頂きありがとうございます。
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