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『完璧主義』という名の『優柔不断』

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。

 これは以前カエルが学んだことなんですが、
 
『完璧主義』『優柔不断』
 
一見まったく異なる、対極の存在に見える2つのタイプですが、価値観の捉え方によっては「自分のこと優柔不断だと思ってたけど、実は完璧主義なんじゃね?」というケースが多々あります。


 いきなりですが、ここで1つ問題です。 


 以下の4つの心理傾向は『完璧主義』と『優柔不断』のどちらに当てはまるでしょうか?


①ミスをすることへの過剰な心配

②高い内的基準
 
③正確さの過度の強調
 
④自分の行動への疑念


 いかがでしたでしょうか?


 
 
 お察しの方もいると思いますが、この4つ、全て『完璧主義』の定義です。


 逆に『優柔不断』は

・どれも自分に必要なものだと考えているため1つの事を選択できない

・選ばなかったことへの失敗の恐怖

・主体性が無なく、何でも良いと考えている

Smartlog

 傾向としては、「どっちも良くて選べない」もしくは「どっちでもいい」などの様に「選択すること」や、あるいは「選択しなかったことによる失敗」に対して決断を戸惑うものが『優柔不断』とされています。

 そして、

完璧主義は、完璧でないものを「受け入れない」と定義される。

 ですので、前述した

①ミスをすることへの過剰な心配
②高い内的基準
③正確さの過度の強調
④自分の行動への疑念

 これらの心理が当てはまる訳です。

 これはカエル自身も自覚していることですが、
①ミスをすることへの過剰な心配④自分の行動への疑念などによる「決断が出来ない」状況を人は『優柔不断』と誤認することがあります。例えば、

(蛙;ω;)<自分は優柔不断だから自分で選ぶべき事を決めきれず、機会を失してしまった……

 など。数えきれないほど経験してきましたが、これは実は、

(蛙・ω・)<『選択したことによる失敗』や『自分は完璧じゃないからきっと出来ない』という選択の恐怖で、機を逸してしまった

 と言うのが正しい訳です。

 これが、『完璧主義』という名の『優柔不断』の正体となります。

 で、そんな『完璧主義』を矯正するためのトレーニング方法をパレオさんが紹介してくれいました。本当に助かる。

 一言で言うと、「わざとミスする体験を積もうぜ!」ということ。
 フロリダ州立大学による研究によれば、被験者に「細かなミスを誘うようにデザインされたテスト」を受けさせ、ミスを多発させると、

・小ミストレーニングを重ねたグループはミスの心配レベルが下がり、完璧主義の全体レベルも低下した

・ついでに、トレーニングをしたグループは、うつ病のレベルも低く、社会不安のレベルも低いことがわかった
 
・このトレーニングは2週間で結果が現れており、従来の精神療法を使った場合より4週間以上早かった

 とのこと。

(蛙・ω・)<うーん、すごい

・効果の限界値が不明
・小規模研究なので精度や効果対象の幅が不明

 など、今後の研究が待たれますが、私たちは「失敗を積み重ねることで、失敗に対する耐性が強化される」という事実が証明されたワケです。

 
 可愛い子には旅をさせよ。
 
とはよく言いますが、将来を期待する相手ほど失敗を積む機会を与えてあげることが将来の大成に繋がる可能性がある、ということなんですね。
 
 よくできた話です。
 
 
 子育て中のご両親、人材育成担当者、マネジメント、経営者の方はぜひぜひ活用してほしい知識でございます(o・ω・o)どうぞよしなに。

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