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外資に転職して半年。英語がわからず困ってます
中川浩一『総理通訳の英語勉強法』を読んでいます。
これまで繰り返し述べたとおり、私はアウトプットの学習から開始しました。スピーキングのためにとにかくたくさんの単語、表現、文章を覚え、外に「発信」していくと、そのレベルの向上に合わせ相手の話もわかる、つまり「受信」できるようになっていきました。
先に述べたように、「発信」(アウトプット)をたくさんすると、「受信」(インプット)の能力も上がっていきます。残念ながらその逆はありません。話せば話すほど、相手の音を察知する感覚が磨かれていくのです。
私は今年の8月に外資系の企業に転職し、英語を使ったコミュニケーションに現在も四苦八苦しています。
メールやチャットなどは翻訳アプリを使うことでなんとかなりますが、オンライン会議や対面のコミュニケーションだと、グローバルのメンバーの話をほとんど理解することができません。
アジア全体のメンバーが集まる社内イベントにも参加しましたが、せっかく話しかけてもらえても思うように回答ができず、そそくさと会場の端っこに退散し、情けない時間を過ごしました。
手持ち無沙汰でやたらとビールを飲んだり、日本法人のメンバーとばかり話したりしていた、苦い思い出です。
「もっと英語を聞き取れるようになりたい」「グローバルのメンバーの話を理解できるようになりたい」と思った私は、リスニングに特化した勉強に着手しました。
シャドウィングやディクテーション、発音の教材などにも取り組み、教材の内容を聞き取れることは増えました。
しかし、「勉強しているから大丈夫」と思っても、いざ英語で実施される会議に参加すると、やっぱりほとんど聞き取れないのです。
数ヶ月学習を続けましたが、残念ながら苦手意識は払拭できず、英語を理解する力もあまり向上しませんでした。
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「勉強方法を見直さなくては」と思って読んだのが、『総理通訳の外国語勉強法』です。
この本に書かれていた「アウトプットを増やすことで相手の音を察知する感覚が磨かれ、リスニングの力も向上する」という考え方は、私にとって目から鱗でした。
「リスニングができない。だからリスニングに特化した勉強をする」というのが私の考え方でしたが、この本のアプローチは異なります。
「自分の脳から発信する英語が増えれば増えるほど、脳がその音声を覚え、外国人から受信する英語も正確に吸収できるようになる」というのが、著者の主張の1つです。
この本を読んで、「リスニングが苦手」といって、アウトプットから逃げてばかりいた自分に気づくことができました。
インプット中心の勉強だと満足感は得られますが、やはりアウトプットが足りていないと学習の効果は得られません。
この本を読んで、私は学習方法を以下のように変更しています。
▼これまで
・ディクテーションのアプリ:毎日5問
・リスニングや発音に特化したテキスト:毎日16ページ
・英語で書かれた本の音読:毎日4ページ
▼これから
・アプリを使った英単語の暗記:毎日50単語
・英語日記を書く&暗記:毎日3~5文
・オンラインの英会話レッスン:週4~5回
英会話レッスンはまだ始めたばかりなのでなんとも言えませんが、英語日記はさっそく効果が出てきています。
日記なので自分の日常や思考について書いているですが、それを暗記することで、「これだけは自信をもって話せる」というフレーズがどんどんストックされていくのです。
先日外国人の上司が来日した際にも、日記のフレーズを使って少しだけ会話をすることができ、少し自信がつきました。
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これからは「英語日記」と「オンライン英会話」を軸に、アウトプット中心の学習に取り組む予定です。
これまでのインプット中心の学習と比べて、心なしかわくわくしています。
このやり方が自分にハマって、「この本がきっかけで英語ができるようになった」と言えるような、人生を変える本になると嬉しいなと思います。
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