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家づくりで大事なのは「その人らしさ」なのかもしれない。

家を買ってから、一年経ちました。

わが家は築40年の和風中古物件。夫婦で手探りしつつ、自分たちでリフォームしながら住んでます。

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ちょうど一年になる日に家中を大掃除をすることに。窓をせっせと磨いて、床を拭いて。これからもよろしくたのむよー!という気持ちでピカピカになった家をあらためてじっくり眺めていました。

そのとき、ふと、こんなことを思ったのです。

私がこの家を気に入っているのは、ものすごく「自分たちらしい」からなのかもしれない、と。

今思えば、長い長〜い家との葛藤

夫といっしょに暮らしてから、早いものでかれこれ10年以上。ふたり暮らしは横浜からはじまり、東京、ノルウェー。そして今は家族が増えて、松本で4人暮らしになりました。

今までいろんな場所に住んだけど、それぞれの家でいろんな試行錯誤があったなぁと思い出します。

賃貸のアパートでもなんとかキッチンを使いやすくしたくて、夫とふたりで棚を自作したこともありましたし。(結局パーツを切り間違えて、手作り感あふれるトホホな仕上がりに)

家具の配置やこのオブジェ買うか買わないか...などなど、今考えるとどうでもいいような小さなことで、夫と意見が合わずにムッとしたことも数えきれないくらい。(これは今でもよくありますが、笑)

そういえば、IKEAで新しい家具を買って、夫といっしょに大胆な模様替えをするのが楽しみなのは出会ったときから今もずっと変わってないなぁ。

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自分らしさはちゃんと葛藤した証拠?

どうやったらもっと家が楽しくなるんだろう、居心地よくするにはどうしたらいいんだろう?

こうしたらいいかも!と思いつく。やってみる。思ったようにいかない。これならどうかとやってみる。ちょっとよくなったかも?
しばらくして、またなにか変えたくなる......。

そんなことを必死にずーっと繰り返しているんだなぁと振り返っていて思いました。

その葛藤があったからこそ、自分たちはこんな家がいいな、こんな風に暮らしたいなというのが少しずつだけどはっきりしてきて。今思えば、中古物件を自分たちでリフォームするという選択もものすごく自分たちらしい選択だったんだなと思います。

ぜんぶが理想通りじゃないけれど

今の家はぜんぶが理想通りというわけではないけれど、家の中のどこを見ても自分たちらしいなぁと思います。

そして、それがすごく嬉しくて居心地がいいものだということにようやく気がつきました。そうか、自分らしいってこんなに気持ちを満たしてくれるものなんだ!と。

「自分らしい」という言葉は何度となく耳にしてきたのに、やっとその本当の意味がわかったような気がします。家に限らず、洋服やメイクひとつとっても、その人らしさを感じるものには、そこに辿り着くまでにいろんな葛藤があって、ちゃんと向き合ったという証みたいなものなのかもしれません。

我が家の場合、家については自分たちらしい答えがちょっと見えてきたのかな?

そんなことをしみじみと実感する一年記念日でした。

一年を迎えたわが家ですが、まだまだやりたいこと手付かずのところはたくさんあって、今はミニ畑を作ろうと準備していたり、トイレを改装しようとしていたり。5年後、10年後どんなふうに家が変化しているのか今からたのしみです。

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