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職場のコマッタちゃん 〜リーダー編〜

仕事でいろいろな部門とやりとりしながら仕事を進めていくことが多いのですが、いろんなリーダーがいます。そこで出会った、「ちょっとコマッタちゃん」を分類してみました。


1、「門番」型リーダー

<特徴>
自分たちがやるべき仕事は厳格に線が引かれていて、それ以外の業務は一切やらない。
担当業務の遂行能力は極めて高いが、柔軟性はない。
他部署と協働することになった場合、責任は自分たちにないことの確認を求める。

<影響>
部下は守られているので信頼している。
一方で、業務の改善提案などに関してはあまり聞く耳がないことに不満を持つ場合もある。
他部署との協働は進まない。

<対策>
上から落とす。


2、「師走」型リーダー

<特徴>
常に会議を渡り歩いていて席にいない。テレワークでも会議中が多く捕まらない。
広く意見を求める一方で決定まで時間がかかる。
仕事は積極的に拾ってくれるので他部署からは信頼が厚い。

<影響>
部下は相談できないので困っている。
会議資料にも細かい指摘をするが、修正の相談したくとも捕まらないためいつも資料がギリギリになり作成者自身もあまり腹落ちしていない状態で会議に入ることもしばしば。
部下は自分の裁量が狭いことからあまり自分から仕事をしなくなる傾向。

<対策>
権限委譲と部下が出る会議での出席禁止令


3、「スーパーマン」型リーダー

<特徴>
担当者時代はずば抜けて仕事ができた。リーダーになってからますます張り切って仕事をするものの、部下の仕事のペースにイライラする毎日。
好きな仕事が来ると、つい自分でやってしまい、やはり自分は仕事ができる、と思う。

<影響>
部下はイライラを感じるので萎縮する。ますますイライラされる、という悪循環。
一方で、上司は興味がないことでもやらなくてはいけない業務を必死にこなす縁の下の力持ちの部下もいるが、全く評価されず、心が折れそうになっているケースも。

<対策>
特命プロジェクト担当に任命し担当者に戻してあげる


4、「かまってちゃん」型リーダー

<特徴>
自分がどんなに苦労をしているか、大変な思いをしているか、を周りに語る。
特に、会議などで詰められた後、部下などに愚痴をこぼすことが多い。
人並みには仕事をしているのだが、説明等が上手くなく、部署外からの評価は低い。

<影響>
仕事の手戻りが多い。リーダーが承認した成果物でも、会議などでリーダーが説明した結果、いろいろと指摘されて宿題付きで突き返されるのが原因。
部下は、またやり直しか、と思っているところに、リーダーの長々とした愚痴が始まるのでやる気が削がれ生産性が落ちる。

<対策>
部下育成、という名目で会議の発表には次席クラスの部下にさせることにする


5、まとめ

いかがでしたでしょうか?

ちょっとふざけすぎかとも思ったのですが、全て実際にモデルとなったリーダーがいます。

他部門のことなので口は出せませんが(ですから<対策>は実行できていません)、かわいそうなのは部下だなぁ、と思ってしまいます。

私でできることとして、頑張っている相手方のチームメンバーを見つけたら、その上司の上司、つまり、コマッタちゃんの上司に、お礼とともに具体的に伝えるようにしています。

それが難しい場合(あんまりにも知らない人の場合)は、私の上司にお願いして伝えてもらっています。

役員レベルの方は、個別に担当者の働きを伝えられるのが珍しいことと、問題があるかもと薄々感じていたチームの話なので、知りたかったことだ、と大変喜んでくれます。

それがきっかけで、上司の上司から声かけてもらえれば、「見てくれているんだ」とモチベーションも上がるかな、と期待しています。

テレワークでますますそういった「場の雰囲気」みたいなものは見えなくなっていると思いますので、自分も含め気をつけたいと思ってまとめてみました。



最後までお読みいただいてありがとうございました。

何かお役に立つところがあれば嬉しいです。

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