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10月15日 エジソンは電球だけでなく、ビジネスモデルごと発明し上場までした!

「ビジネス頭の体操」。普段の仕事を離れた「頭の体操」ネタに。
さらに問いや興味を広げたり、抽象度を上げて他への応用を考えてみたり…
さまざまな「頭の体操」に活用ください!
頭の体操のための質問例はこちら。

→エジソンは白熱電灯を発明したことで有名だが、発電所や電力計までシステムとして発明し、当時主流だったガス灯から「安全な明かり」として市場を奪うために周到に準備した、なかなかのビジネスマンだった。良いものを作れば売れる、という一昔前の日本のような発想ではなし得なかったであろう。なぜ、エジソンはこうした発想ができたのだろうか?


1878年にアメリカでエジソンが「エジソン電灯会社」を設立した日です。

発明王の側面が大きく取り上げられるエジソンですが、今回調べてみて、なかなかどうして、ビジネスマインド溢れる、今で言うと、プロダクトアウトではなく、マーケットインの発想があったことが分かりました。

白熱電灯を発明したこと、そのフィラメントに日本の竹を見出したこと、あたりがよく逸話として伝わっていますが、実は、彼が生み出したのは白熱電灯だけではありませんでした。

まず、当時照明として普及していたガス灯のマーケットを調べ
☑️ 家庭需要が9割であること
☑️ 部屋ごとにつけたり消したりをすること
☑️ 料金
を踏まえ、発電設備、送電設備、電力計など、照明をビジネスにするにあたっての必要なシステム一式を全て発明したのです。

さらに、最初にサービスを開始する場所に、ニューヨークのパールストリートを選びましたが、その理由についてエジソンは以下の通り述べています。

「ここに位置すれば電気料金の費用を負担できるレストランや商店に、客を引き寄せる手段としてこの新しい光が使われるだろう。また、このステーションはウォール街にあるから金融資本家や大衆投資家の注意を引くことだろうし、電力事業拡大のために、彼らはほかの場所にエジソンの発電所を建設する資金を提供して欲しい人たちであるから」
(出典:公益社団法人 日本電気技術者協会HP

目論見は見事に成功。これにより資本を調達、さらには上場も成し遂げます。

一気に普及しますが、送電損失が大きく発電所から遠いと暗くなってしまうという問題が残り、交流方式を持ち込んだウエスティングハウスがライバルとして登場、とまだまだ面白い話は続くのですが、今日はここまで。



最後までお読みいただきありがとうございます。
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