「仕事ができない」は上司のせい!?

在宅勤務で丸3ヶ月。いろんな「あたりまえ」が崩壊中。部下に恩返しのチャンス到来!?というメモ

最後まで読んでいただけると得られそうな情報は?
✔︎ 部下がサボっているのでは?と思うのはなぜ?
✔︎ 上司は『場』と部下に寄り掛かって仕事をしていた
✔︎ 部下に感謝しつつ、新たな『場』を設定
✔︎ そのやり方(のひとつ)
ご注意)すでに在宅勤務で仕事が円滑に回っている方には当たり前の内容かと思います。すいません。

1、お互い腹の探り合い

ある調査によると、上司の40.0%が「仕事をさぼっているのではないかと思うことがある」と答え、部下の38.4%が「上司や同僚から仕事をさぼっていると思われていないか不安」、だそうです。

なぜ?

アンケートにヒントらしきものがあって、上司の不安1位が「業務の進捗状況が分かりにくく不安に思うことがある」(46.3%)、部下の不安1位が「非対面のやりとりは、相手の気持ちが察しにくく不安だ」(39.5%)

つまり、

上司は部下の業務の進捗が把握できていないし、その不信感をベースに(もちろん表には出さないようにするんでしょうが)お互い慣れない、かつ情報量の少ない非対面でのコミュニケーションを行うわけなので当然、部下としては『なんかちょっとキツくない?詰められてる?疑われてる?』などと思う、という負のスパイラルが渦巻いていることが想像できます。

2、部下は上司の腹を「探ってくれている」

ここで注目したいのは、部下の不安1位の後半部分。
「相手の気持ちが察しにくく不安だ」
つまり、部下は普段(そして今も)、一生懸命 相手=上司の気持ちを察してくれている、少なくとも察しようとしてくれている、ということです。

極論すると、これまでオフィスという『場』を対面で共有していたときには、実は、部下がいろいろと察してくれて上司の至らない指示を埋めて仕事を進めてくれていた、ということです。

え?そんなことはない?

もし、あなたが「以前に比べてホウレンソウが少ないんだよな」と思っていたらこのパターンです。

3、部下に恩返ししましょう

たしかに、仕事に伴うホウレンソウ(これについてもいろいろ言いたいことはありますが置いておいて)はするべきでしょう。でも、いまは在宅勤務です。これまで「部長、ちょっとよろしいですか?」でタイミングを見て声掛けてきた部下からしたら、目の前に見えない状況で、タイミングってどう図るんですか?環境が大きく変わったんです。上司がホウレンソウを求めに行かないといけないんです。いままで甘えてたんですから、在宅勤務中ぐらいは思い切り甘えさせてあげましょう。恩返しです。なんなら倍返しで(すいません、言いたかっただけです)。

4、新たな『場』の設定をするだけ

そう。1on1という場を設定しましょう。最近ではやっているよという方も多いでしょう。ただ、1回の時間を短くして頻繁にします。なにもなければ短時間で一瞬で終わらせてよしです。テーマを決めずにいろいろと相談ができるコマを強制的に設置することが目的です。

もちろん、忙しいあなたの貴重な時間を使うわけですからこちら側としても活用しない手はありません。依頼した仕事の進捗の確認をしてしまいましょう。これで「業務の進捗が分かりにく」て不安になることもないでしょう。

ただ、「いや、確認はしているんだけど不安なんだよなぁ」という方もいます。「どう?あれ?あの案件?」「あ、順調です」というのではそりゃ不安のままでしょうね。一番簡単なのは現時点の成果物を見せてもらうことです。作りかけの資料を画面共有してもらうということですね。これであれば、最終成果物とイメージがあっているか、納期までに間に合いそうか、というのも把握できて、有効なアドバイスもできるでしょう。出てきてビックリ、というのもかなり防げますよね。

理想的には指示の出し方もそれに合わせて変えるともっとよいのですが、まずは一歩から。


まだ、あるいは、また、在宅勤務となりそうです。
どうせなら良い腹の探り合いで乗り切っていけたらいいですね。

あ、もし、部下の立場の方が読んで頂いていて困っているんだよなぁということでしたら、短時間高頻度1on1の設定、お願いしちゃいましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。
読んで頂いたお時間分だけでも参考になったことがあれば嬉しいです。


今回のメモは以下のメモの一部の発展版(?)です。ご参考まで。






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