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ケンカ別れしていた友人から10年ぶりくらいの電話。

喧嘩別れみたいな状態となり疎遠となっていた友人から10年ぶりくらいに電話がかかってきたわけです。

ちなみにケンカって言っても掴み合いだとか殴り合いだとかってな感じじゃなく口喧嘩にも満たないような……

原因はホント取るに足らないような些細なことだったんですがね。

どういった理由でそういった状況になったかって言うと、生命保険の勧誘です。

もっとも、友人は公務員なんで自身が保険商品の販売をしているってワケじゃなかったんですけどね。

よく、職場なんかに出入りする生命保険会社のお姉さん、いわゆる生保レディなんて呼ばれる女性が居るじゃないですか?

ああいった生保レディに知人の紹介を頼まれた友人がちょっと張り切り過ぎちゃったわけです。

10年ほど前の、とある日、友人が私の家に来て「職場に出入りしている生命保険の人に頼まれたんやけど、生命保険に入らない?とりあえず、一度会って話を聞いてやって」ってな風に言って来たわけです。

生命保険って普通に生活しているだけでも友人・知人・家族、あるいはその友達・知人といったあらゆるルートから些細な伝手をたどって勧誘されるってこともあり、大抵の場合は勧誘された所で既にお腹いっぱいってこともあり、新たな生命保険に入るなんてことは到底無理なんで『話を聞くだけでも……』ってことで実際に会ったとしても、時間の無駄でしかないワケです。

っことで「生命保険って入ってるんで、これ以上は無理」ってな風に当然ながら断ったワケです。

にもかかわらず、更に勧誘して来たワケなんですよね。

もちろんそれも断ったワケなんですがね。

すると更に押して来たワケなんですよ。

しかもその態度から察するに「絶対に引かんぞ!!」ってな不退転の決意すら垣間見えたワケです。

『仏の顔も三度撫でれば腹立てる』略して『仏の顔も三度』ってことわざがあります。

『普段は滅多に腹なんか立てないような穏やかで優しい人であったとしても、道理に合わない行為を三回にも渡って重ねられれば終いにゃ怒り出す』ってな感じの意味です。

2回キッパリと断ったにもかかわらず更にゴリ押し して来た時点で、私としては友人のあまりの空気の読めなさに、イラっとすると同時に怒り心頭に発したこともあり「要らないって言ってるだろ!!帰れ!!」ってな風にブチ切れて追い返してしまったわけです。

私って普段は怒ることってまずないんで、友人も驚いたんじゃないかな?ってな風には思いますけどね。

しかし、いくら友人であっても、というか友人だからこそ、良好な交友関係を壊したくなければ、しつこ過ぎる勧誘ってのは御法度だと言う事だけは、
肝に銘じておいて欲しいって思いますね。

まぁ『生命保険』『宗教』『マルチまがい商法』、そういったことへの勧誘によって交友関係が壊れたってな話は、そこいらにいくらでも転がってるんで珍しくもなんともありませんが……。

というか、あなたも実際に一度くらいは経験したことがあるかもしれませんね。

ところで……

私なんかの場合、長年に渡って営業の仕事をしてきたってこともあり「これ以上押すとヤバいな」ってな風に引き際ってモンが、直感的あるいは経験則的に分かるんですが、友人はそういった引き際が分からなかったってことです。

まぁ公務員をずっとやっている友人には、そうした機微が分からないってのも当たり前っちゃ当たり前の話なんかもしれんですが……。

たとえ良かれと思って何かを勧める場合においても「これ以上は踏み越えちゃイカンな……」って常識的なラインがあるってことなんですよね。

つまり!!

先人の知恵っていいますか……、殆どの場合においては大昔から『仏の顔も三度』ってな風に戒められているように、二度目に断られた時点が常識的な引き際ラインの目安ってことが言えるんじゃないでしょうかね。

まぁ世の中には、引き際を見誤って後悔している人、無理な勧誘を受けてブチ切れた人、いずれも大勢いるんは間違いありません。

ところで……

実を言うと友人が勧誘してきた生命保険の場合、私が友人にブチ切れた理由は『しつこかった』ってことだけが理由じゃなかったんですけどね……。

生命保険会社のお姉さんに無償で協力して、非常にしつこい態度で保険商品を勧めてくる男の心境ってのは、どのようなものなのでしょうか?

そもそも無償協力っていいますが、しつこい勧誘が成功することによって
自身にとって何らかの得になること、あるいは欲望を満たすことってのは、何も無かったのでしょうか?

相手を怒らすほどに強引な勧誘をしたいと思う、その根源となる理由とはいったい何なのか?

そもそもこの友人が、長年営業をやっている私に対して、取扱い商品の販売促進の協力をしてくれたってなことは、今まで一度たりともないわけです。

つまり!!

この友人ってのは男友達の仕事に対しては全くの無関心であり、小指一本動かす程度の協力もしたことがないってことです。

翻って!!

表向きは単に職場に出入りしているだけって立場にある女性の仕事に対しては非常に協力的な態度なわけです。

ってな風に考えた時、友人が「生命保険のお姉さんに無欲、あるいは単なる親切心で協力してあげたい」なんて風に思いながら、保険商品の紹介行為に及んだなんてことは無いと断言できるワケなんですよね。

となると友人はどういった心境で保険商品勧誘に協力しているのか?

って言えば……

「紹介して保険勧誘に成功すれば、感謝の気持ちで1回くらいヤラセてくれるんじゃないか?」ってことなんですよね。

絶対にそうだと断言できます。

あなたも「そーだ、そーだ、そのとおり!!」ってな風に感じるでしょう?

とにかく!!

あまりにも必死な態度に、下心が透けて見えたってことなんですよ。

つまり!!

『生保レディとのムフフな関係…///』

それと引き換えに、こっちゃ生贄に差し出されているようなモンじゃないですか!?

即ち!!

下心見え見えなムーブが、私をブチ切れさせた一番の理由ってことです。

男って『やりたい!!』って思いが強いんで、そうした行動に出るんも理解はできます。

でもね……

自分は何の得にもならない体(てい)を装いつつも、友人・知人に対して強行な態度で勧誘行為に及ぶその姿勢ってのは、内心はどうであれ周囲からは、「エッチしたいだけやろ!!」ってな風にしか見られない可能性が高いってことだけは覚えておいて欲しいって思いますね。

おわり

ってな感じで、すっかり忘れきっていたタイトルにもある電話の件ですが……、、、

私のモットーって『嫉妬しない』なんですよね。

物事に対して執着しない性格っていいますか、根に持ったりすることもないんで、実際のところ無理な勧誘の翌日には、友人への怒りなんてモンは
キレイさっぱり消えていたわけです。

しかしながら、、、

友人は連絡しづらかったみたいで、かれこれ10年ぶりくらいに電話がかかって来たってことなんですよね。

ちなみに友人の一言目は「どうも久しぶり元気?」ってな当たり障りのないモノでした。

私は「やぁ久しぶり!俺は元気よ。しばらく連絡無かったけど元気してたの?」ってなテンプレみたいな流れから入って、その後は10年前にケンカ別れみたいになる前と同様に普通にバカっ話をしあって、最後に「近いうちに飲みに行こう!!」ってな感じで話を切り上げ電話を切ったワケです。

ちなみにケンカ別れみたいになった『あの日の出来事』に関しては、お互いに一切言及することは無かったですね。


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