見出し画像

【中学生の塾】塾の歴史と未来から考える今オススメの学習スタイルはコレ!

こんにちは!
習慣の達人くるーめです。

私のnote記事の中でも、特に「塾モノ」はよく読んでいただいています。

塾をどうしようか、悩まれている方が多いということですね。

なお、私は塾関係者ではなく、普通のJTC会社員のアラフォーオサーンです。

私の仕事は塾とまったく関係ありませんが、高校時代にリアルビリギャル(男)として、現役で慶應法学部に合格しています。

なので、子供の塾や受験関係には、それなりに体験を語ることができるのです。

今回は、塾の発展経緯を振り返りつつ、今後の塾の形と、おすすめの学習スタイルをご紹介します。

塾の歴史

日本に特有の塾文化。どのように発展してきたのでしょうか。簡単に振り返ってみましょう。

第一次塾ブーム

1960年(昭和35年)代、第一次ベビーブームの世代が中学受験・高校受験を迎えます。

受験競争が激化、学習塾が一気に増えます。この頃は、学校成績を上げるための補習スタイルだったようです。

高度経済成長も塾ブームの要因です。生活に困らなくなった親世代が、教育に投資し始めます。

「サラリーマン」が増え、就職先や給料にも学歴が影響すると痛感する人が増えます。当然、我が子に学歴を付けさせようと塾を頼ることになります。

第二次塾ブーム

1970年(昭和45年)代、高校・大学への進学率が上昇し、成績の高低差が顕著になります。

授業についていけない「落ちこぼれ」が社会問題に。補習スタイルの塾が増加します。

一方、受験対策に特化する「進学塾」も生まれました。

塾生が200名を超える企業型や、フランチャイズ運営による塾が登場します。塾に通いたい子供の数より、塾数が増えた時代です。

第三・四次塾ブーム

1980年、90年代には、公立中学での校内暴力、いじめが社会問題に。都市部で私立校の人気が高まります。

これにより塾はますます増加し、第三、第四の塾ブームの到来です。

高偏差値ブランド学校への高い合格実績を誇る進学塾が人気となります。塾生3,000名以上を擁する大規模塾へと成長を遂げます。

現在の塾

2000年~2010年初期は、「ゆとり教育」時代です。

子どもの学力低下を心配する保護者が増え、進学塾の人気がさらに高まります。

日本が少子社会に突入し、塾が塾生の確保を巡って争うようになります。

中小規模の塾の倒産が増え、大手の進学塾のシェアが拡大しました。

塾の背景にサラリーマン

塾の歴史を見てきましたが、背景にあるのは日本経済の発展プロセスですね。

まず、製造業が中心の資本集約型産業が、サラリーマンを大量発生させます。

当時の工場は、まだまだ労働集約的です。工場は自動化されておらず、多くの工場労働者を必要とします。(給料低い)

それらの労働者の管理には、知識労働者も必要となります。(高級)

当然、知識労働者のポジションは、高学歴がないと就くことができません。

こぞって、大学進学を目指して塾・予備校に頼り始めます。

これが塾が発展したベースとなる社会的背景ですね。

高度経済成長
  ↓
「サラリーマン」増える
  ↓
経済的な余裕ができる
高卒と大卒の違いを実感
  ↓
子供を大学に入れたい
  ↓
塾に頼る、塾が増える

塾の未来

それでは、これからの塾はどうなっていくのでしょうか。

ハッキリ言って、今の形の「塾・予備校」はなくなっていくと思いますよ。

学歴競争の流れ(塾が優位な市場環境)と思いっきり逆行する、劇的な変化があるからです。

高速ネット環境と、高性能でリーズナブルなスマホの登場です。

今や誰もがオンライン環境にあり、5Gで動画視聴もサクサク、スマホできるようになりました。

昔ながらの集団主導型の塾や予備校は正直オワコンですね。

ZOOM等を活用した個別指導塾や、スタサプのようなオンライン学習サービスが主流になっていきますよ。

それぞれの生活環境に合わせられる学習の形の方が、合理的ですね。

ネット上には、無料の学習コンテンツもたくさん転がっています。

私のnote記事もその一つですが、特定の大学の受験テクニックや、合格体験記などのノウハウにも、いくらでもアクセスできます。

塾や予備校が、受験ノウハウを集積して優位に立つ。

塾と一般家庭における情報の非対称性から、塾が学生(その家庭)を食い物にする時代は終わりました。

おすすめ学習スタイル

塾の歴史と趨勢を見てきましたが、私がおすすめする今の学習スタイルは、スタサプを中心に組み立てる自学自習スタイルです。

いつでも、どこでも、自分に合ったペースで学習できますからね。

しかも圧倒的に安いですよ。月1,980円で学習し放題。これなら、どんな家庭でも利用できますね。

一方、子供にとって、塾の数少ないメリットは、「周りも勉強しているから刺激になる」と言うもの。

確かに、勉強熱心な塾生の中に身を置くと、周りに引っ張られて、頑張らなきゃという気持ちにもなります。

でも、気をつけてください。外発的要因でモチベートされている間は、本当に勉強しているとは限りません。

「塾に通って頑張ってる私」が好き。子供が、自己満足に陥っていないか常に注意を向けましょう。

塾で頑張っている子供は、家でも勝手に自習していますか?

本当に勉強したいと思っているなら、塾という場所に囚われず、いつでも何処でも勉強しますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これからは、Z世代も大人になり、ChatGPTなどの生成AIの時代に移ります。

知識量が多いだけの人、偏差値が高いだけの人(暗記ゲームの受験戦争で勝っただけの人)は、優位性を失うでしょう。

それよりも、感性や「リアルであること」こそ、世の中に価値を生み出す時代になりそうです。

そんな時代に向けて、子供を暗記ゲームに勝つためだけに、塾で「勉強」させるのは卒業しましょう。

勉強は、スタサプなどで自学自主。「今」しか磨けない子供ならではの感性に磨きをかける事こそ、イマドキの勉強スタイルだと思いますよ。

*「塾」についてアレコレしています。
  こちらもチェック頂けると幸いです!

↓中学生の塾をオススメしない理由

↓塾に行ってもビリギャルにはなれない理由

↓塾通いなら英語だけすべき理由

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?