記事一覧
【毎週ショートショートnote】忍者ラブレター
「アルバイトをしたいなぁ」
緊急にお金が欲しいわけではない。
なんていうか、なんか役目がほしいのだ。
人に必要とされているとか、そんな感じを実感したいのだ。
高校生だから、やろうと思えばコンビニとかスーパーとかで働くこともできるだろう。
でも、そうじゃなくて、もう少し面白いことがしたいんだ。
だから考えた。
「ラブレターを届ける仕事」なんてどうだろう?
このSNS時代に?と思うかもしれないが、
【コラム】ヒゲとボイン
みなさん、働いていますか?
みなさんはどうかわかりませんが、私は働いています。
もしかすると学生の読者の方もいるかもしれないし、無職のかたもいるかもしれない。
普通に働いていない人って少なくない気がします。
うらやましい。
そんな私もできれば働きたくないと思っていますが、お金が必要なので働いています。
いくら幸せはお金では買えないと綺麗事を口にしても、食べ物を口にしないと死んでしまいますから。
【コラム】人生は死ぬことと見つけたり
ふと思うと、最近、四コママンガみてないな、と。
昔はカリアゲくんとか、伝染るんですとか、OL進化論とか、よく読んでました。
かといって、四コマ漫画という文化がなくなったかというとそんなことはなく、今日もどこかでデビルマン、ではなく今日もどこかで四コマ漫画はつくられ、楽しまれているはず。
四コマ漫画といえば、起承転結です。
起承転結、北斗の拳の技の名前みたいですけど、ちがいますね。
物語を作る上で
【コラム】ジョブチェンジは突然に
みなさんは何男ですか?
そんな聞き方をするとある方面からは「女を舐めるな」と言われそうですが、いや喜んで舐めますが?、って、そんなことはどうでもいいですね。
私が聞きたいのは晴れ男とか雨男とかそういうやつ。
晴れ女とか雨女とか言うんですか?
なんか雨女って水木しげるの妖怪辞典に乗ってたような気がしますが、どうなんですかね?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B
【コラム】つまりは単純にキミのこと好きなのさ
いまだに「Z世代」が何なのかいまいちわかっていません。
ドラゴンボールで育った世代のことでしょうか?
団塊の世代、ベビーブーム世代、ゆとり世代と、どうもこの「◯◯世代」というのは批判めいた揶揄が含まれていて嫌いです。
「ボディコン世代」とか「ルーズソックス世代」とかこういうのだったらいいですね。
はやく「ノーブラ世代」あたりがくることを切望いたします。
あなたはどんな世代でしょうか?
確かに世
【コラム】僕らはみんな生きている
車を、運転していましてね。
そう、実は私、車の運転ができるんですよ。
すごいでしょ?
割とね、車の運転するのが好きなんですよ。
仲間を誘って、そう、秋の海岸へ行こうか、なんて言って。
夏の思い出を探しに行こうか、なんて言って。
えぇ、そんな仲間なんていないので、一人で運転していたわけなんですけど。
車のエアコンの温度って何度にしていますか?
真夏の暑い時ならガンガンに効かせたいので18度とかに
【コラム】こぶたぬきつねこ
しりとりって知ってます?
いや、馬鹿にしているわけではないんですよ。
あ、100%そうではないとは言いきれないですけど。
そうそう、死んだ母親に100%と断言するな、と教えられたものですから。
母親?100%死んだわけではないですよ。
なんか、中学生の英語のいい勉強方法を調べてましたら「英語のクロスワードをやる」とか出てきて、『遊びながら学ぶのがいいですよ』、って言われた。
言いたいことはわかる
【毎週ショートショートnote】もしもボックス
漫画の世界に「もしもボックス」というアイテムがある。
公衆電話に向かって「もしも〇〇だったら」というと、世界がその通りになるのだ。
なんてご都合のよいアイテムだろうか?
ということは置いておいて、これを使ってある実験をしてみよう。
「もしもダージリンという言葉の意味がわからなかったら」
「ねえ、ここに書いてある『ダージリン』ってなんだろう?」
「さぁ、わからないな。『ダージリンティーを飲み干した
「小悪魔的な彼女」というお話し
「ねぇ、何してるの?」
彼女が小悪魔的な笑顔を見せつけて話しかけてくる。
彼女にとって、オレなんかただのからかい相手にしかすぎないことを知っている。
だからオレは精一杯の抵抗で、彼女になんか興味がないそぶりでそっけなく答えて見せるのだ。
ただ、視線はチラチラと彼女の開いた胸元に行ってしまうのは仕方がない。
抗えない宇宙の真理というやつだ。
「あぁ、ちょっとラジオをね、直してる」
「へぇ〜器用にド
「男だったら何にかける?」というお話し
男の名は神田。
探偵みたいなことをしながら暮らしている。
やつは、いつも必ず懐に小銭を入れているんだ。
そのせいで歩くとチャリンチャリンとなるため、猫のすずよろしく、近くにくるとすぐにわかる。
いつしか、周りの人々は彼のことをこう呼ぶようになったよね。
「チャリンチャリン太郎」
なんだかカッコ悪くて、ちょっと語呂が悪いのはご愛嬌。
こんな感じで市井の民たちには愛されている。
ちなみに、下の名前
「英語にするとちょっとおしゃれ」というお話
ここはとある都市の繁華街の片隅に。
二件の居酒屋が並んでおりました。
この二件はお互いをライバル視していましてね。
こちらが新しいねじまきウィンナーなんてもんを出すと、こちらはツイストソーセージなんてもんを出したりして。
ライバルなんていうのもおこがましい、なんとも奇妙な泥試合を展開しておりました。
しかしながら不思議なもので、こんな醜い争いが人の好奇の目を引き寄せて、なかなかの人の入りを誇っ
「A Day In The Life」というお話し
原稿を受け取った編集が挨拶もそこそこに駆け出していく。物書きとしてやっていくときに、なるべく締切で迷惑をかけないよう気をつけてきたが、今月はギリギリになってしまった。
それはふと学生時代のノートを開いたことに端を発する。
ノートをめくるとハラリと紙片がこぼれ落ちた。
拾い上げるとそこには「ふりかえるとよみがえる」と書かれている。
私には文才溢れる友人がいて、よく言葉遊びをした。
一方がお題を
「その名はパンドラ」というお話し
私の職業はバスの運転手。
とはいっても、あなたが想像したような、路線バスや観光バス、長距離バスの運転手ではない。
私がのせるのは小さい子供のみ。
いや、そういう危ない趣味をもってるわけじゃなく、幼稚園の送迎バスの運転手だ。
うちの幼稚園は3台のバスがあり、それぞれに絵がかかれていて愛称となっている。
絵は1年ごとに変わるのだが、今回はテーマが食べ物で、それぞれ「ステーキ」「ケーキ」「サラダ」が