【コラム】ヒゲとボイン

みなさん、働いていますか?
みなさんはどうかわかりませんが、私は働いています。
もしかすると学生の読者の方もいるかもしれないし、無職のかたもいるかもしれない。
普通に働いていない人って少なくない気がします。
うらやましい。

そんな私もできれば働きたくないと思っていますが、お金が必要なので働いています。
いくら幸せはお金では買えないと綺麗事を口にしても、食べ物を口にしないと死んでしまいますから。
隣の席が痩せてるくせにボインだったら少しは働きたくなるかもしれませんが、隣の席は私以上に髪の毛の薄いオッサンです。
悲しい。

そんな私の一日は
「働きたくないなぁ」と思いつつ、起床して
「働きたくないなぁ」と思いつつ、朝食を食べ
「働きたくないなぁ」と思いつつ、着替え
「働きたくないなぁ」と思いつつ、家を出ます

それを何十年も繰り返しているんですよ。
よく「願えば叶う」とかいうけど、大嘘ですよね。
これだけ願っても働かなければいけない状況は変わらないんですから。

そんな私は「働きたくないなぁ」と思いつつ、通勤電車に乗っています。

通勤電車には「女性専用車両」というものが存在しています。
女性専用車両は女性しか乗ることができない。
法で裁かれる訳では無いのに男からしてみると絶対乗ってはいけないと思わせるので「女性専用」という言葉の重みってすごいですよね。

そんな女性専用車両は両隣の車両に比べて空いています。
女性の乗車人数がそれだけ少ないということなんでしょう。
隣の車両はかなり混んでいるけど、女性専用車両は立っている人もまばら、そんな感じです。

そんな女性専用車両のすぐ脇の車両に乗っている女性がいる。
私から見ると、あれってすごい不思議なんですよ。
ドア一つ向こう側にいけばすっごい空いているんですよ。
こっちはぎゅうぎゅう詰めで、スマホもまともに見れない状態で、一方女性専用車両は新聞を広げて読んでも文句言われないくらい空いている。

離れた車両なら「おりるところの階段が近いとかかな?」って思えるけど、ほんの数メートルの差。
なんだったら、ホームの階段から女性専用車両を通り過ぎて乗っている。

これを見ると「痴漢されたいのでは?」っていうアホがいるけど、そんなアホに私はなりたくない。

だから考えてみた。
考えた結果、ある一つの結論に達しました。

それは、「実は女装した男性なんだろう説」です。

それならば仕方がない。
いくら外見が女でも、男である以上は女性専用車両に乗るわけにはいかない。
なるほど、すべて合点がいきました。

ということで、女性専用車両のすぐ脇の一般車両に乗ると「女装した男性」という目でみられてしまうので、女性はお気をつけください。


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