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「女には女の武器がある」というお話し

かわいい娘が就職して4年になる。 目に入れても痛くない、いや、ゴメン。 目に入れるのはさすがに無理だけど、とにかくかわいがってきた一人娘。 我ながら、蝶よ花よと愛情を精一杯与えて育ててこれたと自負している。 自慢ではないが、いや、やっぱり自慢させてほしいのだが、おとなしく優しい娘で、就職するときも事務員くらいしかできないだろうな、と思っていたら事務として採用されたので内定の知らせを聞いた時は大きくうなずいたものだ。 そんな一人娘が就職のさい、一人暮らしをしたいといい

    • 【コラム】鉄血のオルフェンズを見たオッサンが涙した

      最近、アマプラをみてました。 アマプラで「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」というアニメを見ていました。 この作品が私の琴線に触れまくって、イングウェイ・マルムスティーンが弾いてるのかってくらい心の中で琴が鳴りまくってました。 あ、言い忘れましたが、このお話しには、鉄血のオルフェンズと、いくつかのアニメ作品についてネタバレがありますので、ご了承のほどを。 この鉄血のオルフェンズ、何がいいかって、ストーリーがいい。 ストーリーはガンダム史上、ナンバーワンかもしれない。

      • 【毎週ショートショートnote】忍者ラブレター

        「アルバイトをしたいなぁ」 緊急にお金が欲しいわけではない。 なんていうか、なんか役目がほしいのだ。 人に必要とされているとか、そんな感じを実感したいのだ。 高校生だから、やろうと思えばコンビニとかスーパーとかで働くこともできるだろう。 でも、そうじゃなくて、もう少し面白いことがしたいんだ。 だから考えた。 「ラブレターを届ける仕事」なんてどうだろう? このSNS時代に?と思うかもしれないが、そういう時代だからこそ、じゃないかと。 自分の思いを伝えるには普段と違う方法がい

        • 【コラム】ヒゲとボイン

          みなさん、働いていますか? みなさんはどうかわかりませんが、私は働いています。 もしかすると学生の読者の方もいるかもしれないし、無職のかたもいるかもしれない。 普通に働いていない人って少なくない気がします。 うらやましい。 そんな私もできれば働きたくないと思っていますが、お金が必要なので働いています。 いくら幸せはお金では買えないと綺麗事を口にしても、食べ物を口にしないと死んでしまいますから。 隣の席が痩せてるくせにボインだったら少しは働きたくなるかもしれませんが、隣の席は

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        「女には女の武器がある」というお話し

          【コラム】人生は死ぬことと見つけたり

          ふと思うと、最近、四コママンガみてないな、と。 昔はカリアゲくんとか、伝染るんですとか、OL進化論とか、よく読んでました。 かといって、四コマ漫画という文化がなくなったかというとそんなことはなく、今日もどこかでデビルマン、ではなく今日もどこかで四コマ漫画はつくられ、楽しまれているはず。 四コマ漫画といえば、起承転結です。 起承転結、北斗の拳の技の名前みたいですけど、ちがいますね。 物語を作る上でのストーリーの作り方のツボ、みたいなもの。 あ、秘孔もツボだし、起承転結はもう北

          【コラム】人生は死ぬことと見つけたり

          【コラム】ジョブチェンジは突然に

          みなさんは何男ですか? そんな聞き方をするとある方面からは「女を舐めるな」と言われそうですが、いや喜んで舐めますが?、って、そんなことはどうでもいいですね。 私が聞きたいのは晴れ男とか雨男とかそういうやつ。 晴れ女とか雨女とか言うんですか? なんか雨女って水木しげるの妖怪辞典に乗ってたような気がしますが、どうなんですかね? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E5%A5%B3 天気の話しをしてて 「よく考えたら、あなたと出かける

          【コラム】ジョブチェンジは突然に

          【コラム】つまりは単純にキミのこと好きなのさ

          いまだに「Z世代」が何なのかいまいちわかっていません。 ドラゴンボールで育った世代のことでしょうか? 団塊の世代、ベビーブーム世代、ゆとり世代と、どうもこの「◯◯世代」というのは批判めいた揶揄が含まれていて嫌いです。 「ボディコン世代」とか「ルーズソックス世代」とかこういうのだったらいいですね。 はやく「ノーブラ世代」あたりがくることを切望いたします。 あなたはどんな世代でしょうか? 確かに世代というのはあって、やはり生きてきた時代背景によって思考の方向性だとか、行動のく

          【コラム】つまりは単純にキミのこと好きなのさ

          【コラム】僕らはみんな生きている

          車を、運転していましてね。 そう、実は私、車の運転ができるんですよ。 すごいでしょ? 割とね、車の運転するのが好きなんですよ。 仲間を誘って、そう、秋の海岸へ行こうか、なんて言って。 夏の思い出を探しに行こうか、なんて言って。 えぇ、そんな仲間なんていないので、一人で運転していたわけなんですけど。 車のエアコンの温度って何度にしていますか? 真夏の暑い時ならガンガンに効かせたいので18度とかにしてるんですけど、もう夏も終わり秋に入ろうってくらいから25度くらいに設定します

          【コラム】僕らはみんな生きている

          【コラム】こぶたぬきつねこ

          しりとりって知ってます? いや、馬鹿にしているわけではないんですよ。 あ、100%そうではないとは言いきれないですけど。 そうそう、死んだ母親に100%と断言するな、と教えられたものですから。 母親?100%死んだわけではないですよ。 なんか、中学生の英語のいい勉強方法を調べてましたら「英語のクロスワードをやる」とか出てきて、『遊びながら学ぶのがいいですよ』、って言われた。 言いたいことはわかるんですが、遊びながら学ぶ方法で成功した例というのは見たことがないんですけど、これ

          【コラム】こぶたぬきつねこ

          【毎週ショートショートnote】もしもボックス

          漫画の世界に「もしもボックス」というアイテムがある。 公衆電話に向かって「もしも〇〇だったら」というと、世界がその通りになるのだ。 なんてご都合のよいアイテムだろうか? ということは置いておいて、これを使ってある実験をしてみよう。 「もしもダージリンという言葉の意味がわからなかったら」 「ねえ、ここに書いてある『ダージリン』ってなんだろう?」 「さぁ、わからないな。『ダージリンティーを飲み干した』って書いてあるくらいだからお茶の種類なんだろうな」 「そうか、お茶か。ティーっ

          【毎週ショートショートnote】もしもボックス

          月に代わって厚く御礼申し上げますわよ

          お久しぶりでございます。 色々ございまして、筆の進みが超遅くなりそのまま止まりそうになってしまったので、なんとかここで巻き返しをはかるべく、恥ずかしながら戻ってまいりました。 ショートショートはこれからぼちぼちとやってまいりますが、本日は少し四方山話にお付き合いをお願いしますってなもんで。 入れたら出す。 これが世の中の理(ことわり)であるような気がする。 いや、それはちょっと言い過ぎたかもしれない。 どっちかっていうと世の中の、というよりも人間が生活する上で大事なこと。

          月に代わって厚く御礼申し上げますわよ

          「小悪魔的な彼女」というお話し

          「ねぇ、何してるの?」 彼女が小悪魔的な笑顔を見せつけて話しかけてくる。 彼女にとって、オレなんかただのからかい相手にしかすぎないことを知っている。 だからオレは精一杯の抵抗で、彼女になんか興味がないそぶりでそっけなく答えて見せるのだ。 ただ、視線はチラチラと彼女の開いた胸元に行ってしまうのは仕方がない。 抗えない宇宙の真理というやつだ。 「あぁ、ちょっとラジオをね、直してる」 「へぇ〜器用にドライバー使うものね。ところでさ、手で回さなくても、電気とか使わなくても、回さない

          「小悪魔的な彼女」というお話し

          「男だったら何にかける?」というお話し

          男の名は神田。 探偵みたいなことをしながら暮らしている。 やつは、いつも必ず懐に小銭を入れているんだ。 そのせいで歩くとチャリンチャリンとなるため、猫のすずよろしく、近くにくるとすぐにわかる。 いつしか、周りの人々は彼のことをこう呼ぶようになったよね。 「チャリンチャリン太郎」 なんだかカッコ悪くて、ちょっと語呂が悪いのはご愛嬌。 こんな感じで市井の民たちには愛されている。 ちなみに、下の名前は太郎ではない。 なぜって?あだ名なんてそんなもんでしょう? 今日も道を歩いて

          「男だったら何にかける?」というお話し

          「英語にするとちょっとおしゃれ」というお話

          ここはとある都市の繁華街の片隅に。 二件の居酒屋が並んでおりました。 この二件はお互いをライバル視していましてね。 こちらが新しいねじまきウィンナーなんてもんを出すと、こちらはツイストソーセージなんてもんを出したりして。 ライバルなんていうのもおこがましい、なんとも奇妙な泥試合を展開しておりました。 しかしながら不思議なもので、こんな醜い争いが人の好奇の目を引き寄せて、なかなかの人の入りを誇っておりました。 あるとき、一方の店主がこう言いまして。 「夏と言ったら、ビール

          「英語にするとちょっとおしゃれ」というお話

          「A Day In The Life」というお話し

          原稿を受け取った編集が挨拶もそこそこに駆け出していく。物書きとしてやっていくときに、なるべく締切で迷惑をかけないよう気をつけてきたが、今月はギリギリになってしまった。 それはふと学生時代のノートを開いたことに端を発する。 ノートをめくるとハラリと紙片がこぼれ落ちた。 拾い上げるとそこには「ふりかえるとよみがえる」と書かれている。 私には文才溢れる友人がいて、よく言葉遊びをした。 一方がお題を出し、それを受けて文をつづる。 ポッと頭に浮かぶ文をその場で紡いで口にする、そん

          「A Day In The Life」というお話し

          「その名はパンドラ」というお話し

          私の職業はバスの運転手。 とはいっても、あなたが想像したような、路線バスや観光バス、長距離バスの運転手ではない。 私がのせるのは小さい子供のみ。 いや、そういう危ない趣味をもってるわけじゃなく、幼稚園の送迎バスの運転手だ。 うちの幼稚園は3台のバスがあり、それぞれに絵がかかれていて愛称となっている。 絵は1年ごとに変わるのだが、今回はテーマが食べ物で、それぞれ「ステーキ」「ケーキ」「サラダ」が描かれていて、その絵が愛称として使われている。 私の担当は、そう「サラダバス」だ

          「その名はパンドラ」というお話し