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就活やキャリアで役立つ経営学的思考法

今回は学生時代に学んだ経営学についてnoteを執筆していきます!
(学問系は需要あるかわかりませんが!)

私は学生時代、経営学部に所属し主に組織論について学んできました。
大学に進学するにあたり感覚的選んだ学部ではありましたが、ゼミに所属し様々な理論を学び、議論していく中で人生で初めて勉強が楽しいと感じることができました。

また、ビジネスだけでなく就職活動や恋愛など人生の様々な場面に広く応用が効く考え方が身につくと感じたので、ぜひ多くの人に学んでほしいと思っています。

本noteの想定読者
・就職やキャリアについて学問的視点から理解したい人
・経営学がな何に役立つかわからない人

目次は下記の通りとなっております!

経営学とはどういった学問なのか?

主に企業の経営管理について研究する学問です。
また、大きく分けて戦略論組織論の2つの理論に分類できます。
みなさんもご存知のとおり企業は従業員や工場、資金というリソース(ヒト・モノ・カネ・情報)を使い良い製品・サービスを作りお客様に提供します。そしてお客様はその対価として企業にお金を払います。

なぜ、企業がそれをやるのかというと、企業にはビジョンがあり、そのビジョンから逆算して実現するための商品・サービスを作り、競合企業がいる中で競争に勝ち抜くための戦略とそれを実行するための組織の強化を行っていきます。

下の図のAs-is-ToBeがわかりやすいので記載します
①ToBe(理想の姿≒ビジョン)を描く
②現状とのギャップ(問題)を明らかにする
③現状とのギャップ(問題)を解決し理想に近づくために活動する

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《戦略論》
戦略論は簡単に説明すると、他の企業の製品・サービスより差別化したり価格を安くしたりして競争に勝つための理論です!
具体的に経営戦略にはポジショニング・ビューとリソース・ベースト・ビューという2つの考え方があります。(詳しくは「SWOT分析」も調べてみてください)

ポジショニング・ビュー…市場を中心とした戦略
リソースベースト・ビュー…自社資源を中心とした戦略

要は戦略とは自分の持っているもの資源と外にある環境の2つの視点から成り立っているものだということです。

《組織論》
もう一方の組織論ですが、こちらは企業組織の個人,集団の行動もしくは組織体全体の行動を心理学や経済学等の基礎学問を利用し分析する学問です。
マネジメントや組織の仕組みづくり、仕事へのモチベーション等がこの理論に当てはまります。有名な理論としてハーズバーグの動機づけ理論があります!

動機づけ理論
…モチベーションは衛生要因動機づけ要因から成り立つという理論。

ここで衛生要因には例えば職の安定や報酬、作業条件、上司の管理方法が当てはまり、少しでも不足すると不満足を感じるという特徴があります。
一方で動機づけ要因にはやりがいのある仕事、他者からの評価、自己成長が当てはまり、動機づけ要因が大きいと仕事に対して深く満足し毎朝が待ち遠しくなります。

非常にざっくりですが、以上が経営学の概要と超基本の理論です!
以降はこれまで挙げた理論を元に、恋愛やキャリアなどより身近なテーマについて書いていきます。

就職活動で活かせる経営学

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本題ですが、就職活動は経営学でいうところの競争戦略です!
就職活動とは企業が内定を出す限られた枠を大勢の学生が奪い合うゼロサム・ゲームです。そのため競争で勝ち残っていくためには純粋に力技での勝負だけでなく、他の学生との違いを効果的にアピールする必要があります。

ここからまず就活の全体像について少し整理すると、就職活動のゴールを内定獲得とした場合に、基本的に内定獲得数は下記の式で表すことができます。(OB訪問やリクルーター面談など特別なルートもありますが)
そのため就活生はそれぞれの変数の確率を高める方法について考えていく必要があります。

ES提出数×ES突破率×WEBテスト突破率×面接突破率 = 内定獲得数
※ESはエントリーシートの略

まず数式を見てわかる通り、ES提出数が全体の母数となります。
つまりこれが持ち弾となります。選考の各フェーズでの突破率をいかに上げ、より多くの持ち弾を内定まで持っていくかを考えることが就活の基本的な考え方となります。

基本的に選考突破率が100%であれば受験した企業数にすべて内定できるはずですが、よほど優秀な学生出ない限り可能性は低いので最初の段階でES提出数を増やしておくことが大切です。

また、心構えとして「自分という商品」を相手目線を持ち、売り込んでいくという姿勢が大切です。なぜ他の学生よりも自分を採用すべきなのかを考える必要があります。実際に各選考ごとの突破率について分解すると下記の2つに分ける事ができます。

①各選考で求められている基準を満たしているか(一定の基準)
②他の学生と比べてどうか(ライバルとの比較)

①各選考で求められている基準を満たしているか(一定の基準)は、例えば基本的には見た目や声量、スペックなどに加えて選考のフェーズによっても異なります。簡単に分けると以下の通りです。これらの項目に対して論理的な言動ができていることが大切です。

筆記試験:足切り得点率、パーソナリティマッチ率
グループディスカッション:協働できているか、役割を果たしているか
一次面接:企業選びの軸、簡単な自己PR
二次面接:自己PRの深堀り、自社の理解度
最終面接:入社後にやりたいこと、競合他社でなくなぜ自社なのか

また、就活を進めていくなかで心境の変化などがあればしっかり伝える必要があります。基本的にエントリーシートに記載されている内容と矛盾が生じると不信感の種となるため注意が必要です。基本的に面接官が変わっても学生の情報は共有されているはずです。

また、特に矛盾点がない場合には単純に基準が満たせていないということになります。就職活動をしているとES落ちが続く時期、1次面接落ちが続く時期などなかなか壁突破できないときがあります。
このような場合には基本的に上記で挙げた各選考ごとの基準が満たせていない場合が多いです。例えば二次面接落ちが続いている場合、自己PRの内容からしっかりと魅力をアピールできていない可能性が高いです。

基本的に逆質問などで面接官に面接のフィードバックをお願いすると「練習台、もしくは志望度が低いのでは…?」と面接官に不安を与えるため、おすすめしません。なので面接練習イベントやOB訪問などの機会に上記の点をチェックしてもらいフィードバックをもらいましょう。

次に②他の学生と比べてどうか(ライバルとの比較)については、純粋に他の学生と差別化されたアピールができているかどうかが勝負を分けます。
差別化によって純粋に面接官の印象に強く残るからです。

例えば、学生時代に頑張ったことを質問すると大体の学生がサークルかアルバイトの話をします。(最近だと長期インターンも)加えて面接官は就活期間中に何十人、何百人と面接をするので、数人であればまだしも聞き飽きているはずです。なので小さくとも自分のビジネスで稼いだ経験や、企業と共同で商品開発を行った経験等があれば強く印象に残ることでしょう。ポイントは学生離れした実績です。

実際に3年生になり、就活が目の前に迫っているパターンでは印象には残りづらいですが、実績ではなく人間性をアピールする方法もあります。
この方法は面接官に活躍している姿を想像させることができます。
簿記1級やサークルでの代表経験など学生レベルでの成果をアピールするのではなく、例えば「信頼に応えることを大切にして行動する」など物事に対してどのような姿勢で取り組むかをアピールする方法です。

営業職であればルート営業として既存の大口顧客と良好な関係を保ち、追加の案件を受注してくれるかもしれませんし、新規営業としてもお客さんの細かな要望を丁寧に拾い案件化に繋げてくれる姿が想像できます。単にサークルでの代表経験など学生レベルの実績をアピールするよりもわかりやすいのです。
具体的な人間性をアピールする方法は下記の本を読んでみてください。

以上のことから、まとめとして②他の学生と比べてどうか(ライバルとの比較)については差別化されたアピールをしましょう。具体的には以下2ついずれかの方法を使うのがおすすめです。

・学生離れした実績(学生レベルの実績より優秀さが伝わる)
・人間性のアピール(学生レベルの実績より活躍が想像できる)

1つめが優秀さの程度で差別化する方法で、2つめは全く別のモノサシで勝負することで差別化する方法です。

あと、入れるかどうか迷ったのですが、オリジナリティのある研究なども狙い目かと思います。特に文系の学生であれば研究実績をアピールする人は少ないので自分が究めたいテーマを見つけ、研究に取り組んでみてください!
その際には留学やインターンシップなど実務に結びつけるとベターです。
就活で生かせる経営学は以上です。

キャリアで活かせる経営学

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続いてキャリアについてです。このパートでは経営学の理論を元にした職業選択について執筆していきます!
冒頭で紹介したハーズバーグの動機づけ理論について、下記にもう一度記載致します。

動機づけ理論
…モチベーションは衛生要因動機づけ要因から成り立つという理論。

衛生要因は職の安定や報酬、作業条件、上司の管理方法がこれに当てはまり、少しでも不足すると不満足を感じます。
一方で動機づけ要因は仕事のやりがい、他者からの評価、自己成長が当てはまり、これが大きいと仕事に対して満足感を得ることができます。

ただ実際には多くのビジネスパーソンがやりがいや自己成長などの動機づけ要因ではなく、報酬や、企業のネームバリューなどの社会的ステータスを求めるあまり、衛生要因を重視した職業に就いてしまいます。

これについては元ハーバード大学教授のクレイトン・クリステンセン教授が著書「イノベーション・オブ・ライフ」の中でも記載しており、衛生要因にとらわれた職業選択をした卒業生は総じて高い収入に応じたライフスタイルから身動きが取れなくなり、真にやりがいを感じることのできる仕事に移ろうとしても移れなくなってしまったそうです。

つまり、衛生要因が満ち足りている中でさらに報酬を求めることは満足いくキャリアには繋がらず、動機づけ要因に基づいた職業選択を行うことが大切です。実際にどのような選び方をすればいいかというと、自分の強みを活かすことができるかどうかで選ぶべきだと考えています。

私自身はエンジニアとして働いていますが、同期を見ていてもプログラミングなど好きだったり、比較的すぐにマスターした人は自主的に徹夜をしたり土日も学ぶほどプログラミングが好きになり、実際に成果も出しています。
なので自分が他の人よりできること(= 強み)を活かすことで将来的にでも動機づけ要因であるやりがいや職業的成長を満たすことが高いと考えています。

実際に強みを見つけるためのツールとしてはストレングスファインダー®をおすすめします。ストレングスファインダー®はアメリカのギャラップ社が開発した、人の「強みの元=才能」を見つけ出すツールであり、質問に答えることで34の強みの分類のうち、上位5つの強みが分かります。

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実際にストレングスファインダーの診断を受講する際には巻末のアクセスコード(1回のみ使用可)が必要なので、ご注意ください。

就活生であれば他にも自己分析の本を参考にしたり、友人と他己分析を行うことでより詳細に強みを把握することができると思うので、納得がいくまでやってみて欲しいです。

最近は副業としてベンチャー企業で働いたり、個人事業を始めるなど色々な仕事に触れるやすいので、幸せな職業人生を送るために様々な選択肢を検討してみましょう!

本noteのまとめ

・就職活動は他学生との差別化を意識する
・動機づけ要因が大きい仕事に携わることが大切

本noteでは経営学の理論をフレームワークとして使用し、まとめてみました。学部卒が言うのも正直おこがましいのですが、経営学のおもしろさが少しでも伝わっていたら嬉しいです!

もし興味がある方は下記の10時間で学べるシリーズがおすすめなので手にとって見てください!(図解版でないものもあります)

最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
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