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スキがなかなか増えないときは「文章術」の本を読むより「分身の術」を覚えよう

もっとnoteにスキがついてほしいな〜
Kindleたくさん読まれてほしいな〜

きっとわたしの文章が下手くそだからなんだろうな…
よしっ!もっと文章術の本を読んで勉強しよう!

ええ〜いお待ちっ!(byくろめが)

そのがんばり、もしかするとかえって遠回りかもしれません!

読まれるか・読まれないか、に「文章の良し悪し」は、実はそれほど関係ありません!

今回は、読まれる文章にするために気をつけるべきはなにか?を考えます!

文章術の本、本当に必要…?

ひとつ断っておくと、いくら文章の良し悪しと読まれる・読まれないが直結しないからといって、読みにくい文章はいけません。

文章の「質」を担保するために、最低限のルールを守ることは必要です。

とくに、

・一文が長すぎる文
・主語と述語がきちんと対応していない文
・漢字が多すぎる文
・何を言いたいのか読者に伝わらないほどあいまいな文

などは基本的にご法度(はっと)です。

【例】
初詣に行ったら凄い人で、雨が散らついて居たので私も夫も息子も靴が泥だらけに成ったのですが、温かい甘酒を振る舞っていて有難くて、お詣り出来て嬉しかったです。←?????

ひとまず、これは今回のテーマではないのでさらっと説明しておくことにします。

で、最低限これらをきちんと守った文は、気をつけて練習すれば初心者でもわりとすぐに書けるようになります。

文章術の本を買って読んだとしても、せいぜい2〜3冊で十分。

あとは実際に書いて練習すればOKで、このくらいのレベルなら2〜3か月もあれば到達することが可能です。

でも「問題のない文章を書ける」は「読まれる文章」ではありません。

文字書きの間では伝説的な一冊、メンタリストDaigoさんのこちらの書籍では、文章の書き方ではなく「心理術」をどう文章に応用・転用していくか?というところを書いています。

つまり、読まれる文章を書くためには、文そのものが整っているかどうか?より、読む人の「気持ち」や「受ける印象」の方を意識する必要があるということなんですね…

スキが伸び悩んでいる人が「文章の書き方」の本を読み漁っても、実はあまり効果的ではない、ということがわかっていただけるのではないでしょうか。

ばんばんヒットを飛ばす、癖ツヨすぎる著者たち

ここで、ちょっとわたしが編集者@出版社だったころのお話をしましょう。

わたしが担当していたジャンルの本は、いわゆるヒットメーカーの「名物著者」の先生たちがけっこう多かったのですが、どの先生もはっきり言って癖が強ぉい!!

ヒット本界隈は、クセツヨの猛者だらけなのです…

あんまり具体的には書けませんが、ちょっとだけご紹介すると

・こだわりがめっちゃ強い(ミリ単位で何回直すの…震)
・制作期間中は毎日長電話がかかってくる(今日も来た…!)
・キャラがものすごい強い(遠くからでもひと目でわかる!)
・バイタリティが超人(音声収録○十時間!白目!)
・毎回戻ってくる原稿が真っ赤(ち、血の海…?怯)
・シンプルに字が読めない笑

色々書きましたが、いい意味でちょっと「ぶっ飛んでる」くらいの方のほうが、ヒット本を出せたりするものなんだな〜と当時は思っていました。

発行部数が数万部、数十万部、トータルで数百万部なんて先生もいましたが、彼らの書く文章は、必ずしも洗礼されたものではありません。

むしろ、誤字脱字?気にしません!見た目?知らんがな。文脈?そっちでなんとかして!くらいのノリでガリゴリと書いてくることも…

でも、たとえ荒削りだったとしても、著者のキャラクターや熱!がしっかり伝わってくる方が「売れる=読まれる」のです。

もちろん、商業出版の場合は、編集者が原稿を読者さんが読みやすくするためにある程度きれいにしている(誤字脱字をなくしたり、文脈やレイアウトを整えたりね…)ので、

個人で記事を書く場合は、ただパッションのままに描き散らせばいいわけではありません。

ただ、文章がうまくきれいに書けるようになったからと言って、そのまま記事のPV数に直結するわけでもないのは、おわかりいただけたのではないでしょうか。

地肌がきれいになったからと言って、すなわち合コンでモテるようになるわけではないのと一緒です笑

スキを増やすには、自分を分割してみよう!

では、スキがつく文章を書くためにはどうしたらいいのか?

はじめの一歩として、まずは影分身の術を覚えましょう。
初心者さんは2体でいいです笑

これは中級者、3体笑

つまり、「書く担当の自分」と「読む担当の自分」にわかれて、書くときはパッションを持って書きたいことを書くヒットメーカー、読むときは冷徹な眼差しを持った読者となればいいわけです。

まずは熱意をもって熱い文を書いて、それを冷めた読者の目でチェックする、といった具合です。Hot & Cool !!

ちなみに、もう少しステップアップしたら「著者」「読者」「編集者」にパワーアップしてください。

読者の目で「イマイチだなー」と思ったところを、今度は編集者の目で「じゃあこうするか」と直します。

もちろん、これは一朝一夕でできることではありませんので、たくさん書いて覚えていかなくてはいけません。

ただ、スキの手応えを感じられないのであれば、文章術の本を読むより分身の術を練習したほうが、早く効果を実感できるとわたしは思います。

読まれる文章に必要なのは「文章術」より「分身術」。

力不足を痛感したら、文章術の本を探すより、客観的にみて面白いかどうか?興味をそそられるか?をチェックする技を鍛えたほうが近道かもしれません!

それではまた来週〜ノ👓

▼このnoteを書いた人▼

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くろめが
noteを愛するフリー編集者。「スキを増やしてnoteを楽しく続けるコツや、記事の書き方」を発信中!秋田在住、4歳ボーイの母。マンガを読むこと、書店に行くこと、オットと息子を吸うことが趣味←

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