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【読まれるプチnote戦略】noteとは、書店と同じと見つけたり!

noteで読まれる記事ってどんな記事?と考えていくと、不思議とリアルの書店が頭に浮かんできます。

もしかするとnoteという界隈は、大きな大きな書店みたいなものなのかもしれません。

書店で売れる本の3大要素

急にそんなこと言われてもぴんとこないと思いますので、ちょっと説明させてくださいね。

いったんnoteのことはワキに寄せておいてもらって、書店で売っている本のことを考えてみます。

売れる本の要素は、大きく分けて3つあります。
(出版業界でも、一般的にそう言われることが多いです)

  1. 売り場

  2. 装丁/タイトル

  3. 内容

ひとつずつ見ていきますね。

まずは売り場。

本屋さんによって力を入れているジャンルや、得意なジャンルの棚は違いますよね。

駅の中なら時間つぶしの小説や、駅周辺の地図(観光系)やビジネスパーソン向けの自己啓発本。

スーパーの中なら親子づれ向けに絵本やマンガ、お年寄り向けの健康本。

学校や大学の近くなら、学習に役立つ学参。

店長による独断と偏見。

…などなど、お店や場所によって力を入れる棚は違いますし、売れる棚も違います。

目立つ場所に置いてもらえた本や、そのお店のコンセプト・得意ジャンル(つまりその店においてニーズのある)にあった本、面陳(表紙を見せた陳列)でプッシュされた本、など

本の売り上げが置かれた棚や場所によって大きく左右されることは、書店員さんや出版社の営業であれば誰でも知っています。

次に装丁とタイトルです。

ジャケ買い(装丁買い)という言葉もあるくらいなので、表紙のビジュアルはそうとう大事です。

また、同じくらいタイトルも大事です。

書店をふらっと訪れた人に、まずは表紙とタイトルで訴求して、手に取ってもらえなければいけませんよね。

買うか買わないかの話はそれからです。

存在を知ってもらうための重要なポイントと言えますし、売れる本はどちらもしっかり工夫されています。

最後の内容は、言わずもがなでしょう。

せっかく手にとってもらえてたとしても、開いてみておもしろくなければ棚に戻されて終わりですもんね。

このように、書店の本はこの3つの要素が売り上げに大きく関係することがおわかりいただけたでしょうか。

さて、話をnoteに戻しましょう。

売り場というのは、noteでは「テーマ」にあたります。

記事のテーマがニッチすぎて探してもらえない/興味を持ってもらえなかったり、逆に、競争が激しすぎて埋もれてしまうようではスキの伸びは期待できません。

note記事は、自分の得意ジャンルと読者のニーズが重なるところにうまくハマったとき、スキが伸びて読まれるnoteに変身するのです。(本屋さんと一緒!)

装丁とタイトルは、noteでは記事の「サムネイルとタイトル」です。

読者さんのタイムラインに運よく表示されても、サムネイルやタイトルで視覚的に訴求できなければ、クリックしてもらえません。

読まれるnoteはサムネイルとタイトルにはほぼ絶対気を使っています。

内容は、こちらも言わずもがなですね笑

記事がおもしろいのは読まれるための最低条件です。(内容がいいから必ず読まれるわけではありません!「最低」条件なので。)

さてさて、これで「書店で売れる本」と「読まれるnote」には色々と共通点がありそうだなーということがおわかりいただけたでしょうか。

これまで、サムネイルやタイトルについてはちょこちょこ書いてきたつもりなので、今回は売り場(テーマ)について、もう少し掘りさげてみようかなと思います。

note書店(空想)にはどんな売れ筋の売り場がある?

さっそく考えてみるとしましょう。

今回、わたしが思いついたのは大きくわけて3つ。(3使いすぎだろひと昔前の下手プレゼンかよ!となった方ごめんなさい笑)

その1 一般的に売れやすい(読まれやすい)テーマ

書店や出版業界には「売れるテーマ」「売れやすいテーマ」というものが、実はあるんです。

一般的には、これらがそれにあたります。
・健康
・恋愛
・お金(ひいては仕事)
・お悩み解決系

なので、大きな意味でこのあたりのジャンルに乗っかっていれば、それなりに注目されることが可能です。

・健康→健康でいたい、健康への不安を減らしたい
・恋愛→言わずもがな、広い意味でコミュニケーション系も含まれる
・お金→お金がほしい、将来の不安をなくしたい
・お悩み解決系→悩みを解消したい、軽くしたい

書店に行くことがあったら、ハウツー系の棚に行ってみてください。
おそらく多くのヒット本がこのどれかに該当すると思います。

たとえば、くろめががよく行く書店では最近「話し方系」「好かれる人系」の本が多いなーと感じているのですが、話し方や立ち居ふるまいなどは、仕事(ひいてはお金)の悩みや人づきあい(恋愛や仕事)にも通じてくるところがありますよね。

なので、極端な話、これらの悩みや不安を解決するような記事や、自分なりにうまくいったエピソードを書いたエッセイなどが書けると、高確率で読まれやすくなります。

で、noteで人気があるジャンルが、これに加えてもういくつかあって、
・食べ物
・仕事(とくにフリーランス系)
・旅
・分析系

こんな感じです。
(個人の見解ですが笑)

ただ、ブログや本と違って、noteはストーリー(書き手らしさ)をお目当てにしている人が多い印象です。

たとえば、お悩み解決系であっても、いかにもハウツーブログな感じの記事は好まれません。

〇〇で困ったことはありませんか?今回はそんな〇〇を選ぶときに後悔しないポイントと注意点をご紹介します!みたいなやつです。

エッセイっぽいざっくばらん感や書き手の主観、意見が入っている方が好まれますし、その人なりの物語(ストーリー)や、読みごたえもある程度必要です。

さっきの例なら、こうです。

この前買い物にいったら両手がふさがっているのに子どもが抱っこしてってせがんできたんですよ。いい母ならここでニコニコしながら「いいよ♡」って言うんでしょうけど、わたしはお世辞にも模範的な母とは言えない自堕落系ズボラ母(しかも超非力)なので、ほとほと困りまして…帰って速攻で16キロの子どもを輸送する方法を調べてみました。

また、noteではエッセイも人気のジャンルではありますが、かなり飽和していて特色やウリ、差別化できるところがないと頭ひとつ抜けるには厳しい印象です。

今度違う記事で書きますが、特色や差別化って別にとんでもない斬新で新しいものである必要はまったくありません。

意識すべきは、その記事で読者がなにかしら読んで得られるものがあるかどうか?です。

極論を言えば、自分が考えたこと、理解したこと、を熱く語るだけでも十分ですし、あるいは読みものとして特化して、読者に「あ〜面白かった!」と思ってもらうのでもOKです。

その2 noteならでは!書き手独自のストーリー

これはさっき紹介したエッセイにも通じてくるところがありますが、note界隈は、とにかくその人なりのストーリーが大事になってきます。

わたしのnoteのお師匠に、アサヒさんという方がいらっしゃいます。

企業のnote案件を請けている正真正銘noteのプロなんですが、アサヒさんが最新投稿でこんなことを言っているんですね。

あなたがこれまで経験してきたことや感じてきたことをノウハウとして語るよりも、ノウハウができあがったストーリーがあると、抜群に読者さんへ届きます。

下記の記事より引用

これを読んだとき、実はわたしも、過去に同じようなことを書いていて震えました。(喜びで!)

ノウハウを紹介するために記事を書くのではなくて、みなさんが経験したこと・体験したことから、ひろく一般向けに引っぱり出せるノウハウや気づきを書けることの方が大事なんです。

その3 季節/時事ネタ

書店でも季節やイベントごと、話題のニュースに合わせて商品が入れかわるように、noteでは季節や時事ネタに合わせて#お題や企画が行われますね。

そして、そういった商品は、だいたい書店では店頭の1番目立つところに棚が設置されることがほとんどです。(今の時期ならみんな大好き「手帳」ですね!)

同じように、noteでもやはり季節もの・時事ものは注目度が高いのです。

体感ではありますが、最近は「見てみた」「やってみた」「行ってみた」など、体験を自分の感想とあわせてシェアするような投稿がよくピックアップされているような気がします。

というか、その「〜みた系」に自分の意見を乗せてうまく書ければ、さっきお話しした「その人なりのストーリーから、なにかしらの学びのある記事」が自然とできあがるのではないかな、とも思いました。

初心者でも、noteでウケやすい記事が知らないうちに書けちゃう、みたいな?

noteは創作のしやすさにかなり重点をおいてくれていて、月ごとのイベントカレンダーや#お題など、ネタがなくても書きやすいアイデアが多く用意されています。

なので、「売り場えらび」が難しければ、無心でnoteさんの動線に乗っかるのも大いに「あり」です。

さらに、これも所感ですが、オタク的でディープな視点で書かれた「〜みた」が歓迎される雰囲気にある気がします。

これは、自分の好きなものを突き詰めて発信して欲しいというnoteサイドの気持ちもありそう。

人より好きなもの、得意なこと、興味のあることを、ディープに整理したりディープに紹介したり、ディープにやってみたり…そういういわゆる「オタク」的なノリで書いてみるといいかもしれません。

さて、これで今回はおしまいですが、どうでしょう?
みなさんの頭にも、noteという大きな書店が浮かんできたでしょうか?

本屋さんによって、広く取られている棚(店側が力を入れている棚)は違います。売れ筋の棚も違います。

noteでも同じように、どんな棚が人気があるのか、そこに自分の書きたいものが入る余地はあるのか?という視点は、スキを増やすうえで持っておいたほうがいい視点なのです。

今回の記事、いかがでした?

実は、先日やらせていただいたフォロワーさん感謝企画の単独スペースを、わかりやすくまとめたものなんです笑

これな。

声で聞くのは文字で読むのとはまた味わいがあると思うので、お耳の空いている方は、よかったらスペースでも聞いてみてください^^

では、また来週〜ノ☆

そうそう、来年のはじめにみんなでnoteを書いちゃおう!というお祭り企画を予定しています。

本日21時から、桐野ひさやさんとふたりで詳しい告知スペースをやりますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね!年のはじめはみんなで一緒にnote書きましょー!


▼このnoteを書いた人▼

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文字の世界を渡り歩いて6年目。noteを愛するフリー編集者。悩めるクリエイターさんやライターさん向けに、noteがもっと楽しくなる情報を発信中。X(Twitter)ではラフな雰囲気で、交流メインに活動中。企画やスペースなどもやっています。

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