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伸びるクリエイターは、「切り取り」と「加工」がうまい

こんにちは、くろめがです。
今日は「切り取り」と「加工」のお話をしようと思います。

切り取りと聞いて、みなさん何を思い浮かべますか?

写真を切り取ったり、取材のやりとりを切り取ったり、みなさんが記事の中で書くことと書かないことを選ぶのも切り取ることですね。

たとえば、悩ましいプロフィール。
子育て中の新米お母さんがいたとしましょう。

・0歳6ヶ月の子どもを育てる新米ママです!
・半年でおしめを2700枚取りかえた新米ママです!

どうでしょうか。
同じ方のプロフィールであっても、だいぶ受ける印象は変わるのではないでしょうか。

心理学の用語に「リフレーミング」や「シャルパンティエ効果」というものがありますが、そういうのに少し近いのかなと思います。

この後に、専門的な話はまったく出てませんが、いちおう補足をしておきます笑

★リフレーミング
→フレーム「枠組み」を新しくして、違った印象を持たせること。
(例)夫は怒りっぽい→夫は正義感が強く情熱的だ

★シャルパンティエ効果
→実質同じものでも、イメージによって受ける印象が変わってしまうこと。
(例)3kgの米と生まれたての赤ちゃん、重さは同じだけどイメージで米の方が重そうに感じてしまう

私は、この2つの効果をあわせて「切り取り」と「加工」と勝手に呼んでいます笑

で、ここからが本題なのですが、魅せ方がうまいクリエイターさんやWeb上で売れている人は、みなさん優れた「切り取り加工」能力を持っているなーと感じるのです。

嘘を言わずに盛る能力とでも言うんでしょうか…

この能力、みなさんにも関係ないものではなく、ちょっとでも知っておくと、noteやブログ運営にもおおいに役立ちます。

たとえばタイトル。
そしてプロフィール。
突きつめていくと、エッセイなんかもそうかもしれません。

タイトルを切り取り加工する

書籍もそうですが、記事を読んでもらうときに、最も大切と言ってもいいのがタイトルです。

こんな内容の記事があったとしましょう。

「OLとして働くシングル女性が日々のくり返しの中でなんとなく気がついた、心が穏やかにいられるコツ」

これをそのままタイトルにしたら、おそらくそんなに読まれないでしょう。

なぜか?自分が読者になったつもりで考えてみましょう。

・OLじゃない方、読みますか?
→OLじゃない人は反応しにくい

・ワーママさん、読みますか?
→シングルじゃない人は反応しにくい

・男性の方、読みますか?
→女性じゃない人は反応しにくい

・「日々のくり返し」「なんとなく」というタイトル、わざわざ読みますか?
→読んでも得られるものが少なそうに感じてしまう(実際はそうでないとしても)

ターゲットを絞り込こむことは大事、とよく言われますが、このタイトルは悪い意味でターゲットを狭めてしまっているのがわかると思います。

では、どうするか?

この場合は、この女性のことをもう少しほり下げる必要があります。

何事もそうですが、「切り取る」のも「加工する」のも、潤沢なベース(素材)があってこそですからね。

たとえばこのOLさん、こんな属性だったとしましょう。

・都内で働く派遣社員
・近郊都市に住んでいて長い時間をかけて通勤している
・就職氷河期にひっかかり、ツラい思いをした
・仕事には満足している
・休日にお寺をめぐり、瞑想(坐禅)体験をするのが趣味

こうなるとかなり面白い。
いろんな切り方が考えられます。

「満員電車に疲れちゃったので、毎週お寺で座禅組んでます」
「派遣女子、月曜日からまたがんばりたくて座禅にいく」
「乾いた東京に疲れた方におすすめしたい、座禅めぐりのススメ」

などなど…どうでしょう?
ちょっとキャッチーな感じになったのではないでしょうか?

みなさんも、切り取り加工の腕前を磨きたければ、できるだけ情報を集めてそこから読者に刺さりそうな言葉、フレーズ、キャッチコピーを引っ張ってみてください。

別に特別なことではなくて、すでにあること・すでに持っているものを丁寧に洗い出すことが大切です。

今回は、記事やプロフィールを上手に「盛る」ためのコツをお伝えしました。それでは、またお会いしましょう!

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くろめが
文字職の世界を渡り歩いて6年目。noteを愛するフリー編集者。悩めるクリエイターさんやライターさん向けに、noteがもっと楽しくなる情報を発信中。

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