見出し画像

迫りくる種子争奪戦、食糧と種子を奪われた日本人を待つ残酷な未来

あなたは金儲け主義の政府や大企業を信用できますか?
コロナのワクチン騒動を見れば明らかなように、今頼れるものは信頼できる仲間だけ。

つい先日、『1970年代から続く少子化、去年は81万1604人、今年は80万人を下回る見通し』という報道が出たが、この急激に進む異常な少子化の原因は枠チンではない

さらにコロナ騒動、ロシア・ウクライナ戦争で経済は混乱。輸入食品・化学肥料・ガソリン、あらゆるものが高騰している。一連の騒動の陰に隠れて日本のマスコミではあまり報道されないが、インドが小麦の輸出を禁止するなど食糧争奪戦のゴングはすでに鳴り響いている。

石油資源が高騰する状況では化学肥料と農薬に頼った食料生産のコストの増加は必至であり、自民党が推し進める利益優先の大規模農業では、迫りくる食糧危機を乗り越えることは不可能ではないのか⁉ これら衰退を続ける惨状に一刻も早く手を打つ必要がある。

これらの危機は全て庶民の生活を顧みない「金儲け主義」に歪んだ政治システムのせいであり、政治家は農家の高齢化や食糧自給率の低下を長年に亘って放置してきた一方で、工業や商業と同じように農業技術の近代化・大規模化・効率化を強引に進めてきた。

そのような日本の農業が崩壊の危機に瀕している中で行われたのが、トドメの一撃となる悪魔の種苗法の改正(自家採種の禁止)である。種苗法の改正とは一言で言えば、これまで長年に亘って文化として行われてきた農家の手による自家採種を禁止するというもの。

「自家採種できなくとも、その代わりに購入すればいいじゃないか」と考える方も多いだろうがそうはいかない。なぜなら日本で栽培される野菜のうち、実に90%が海外から輸入された種子だと言われているからだ。つまり万が一にもインドの小麦輸出の禁止と同じように、日本向けの種子の輸出が止められたら数千万人もの日本人が食糧難に陥るのは必至だ。

迫る種子消滅の危機、野菜が消える日

種子の輸出に関連して特に問題なのが【種子の寿命】である。種子は生き物であり常温では、わずか数年で発芽力を失う。つまり農家たちが自家採種で命のバトンを繋がない限り、貴重な種子は数年で消えてしまうのだ。

悪魔の種苗法改正により農家による自家採種が禁止されたことで、命を繋げなくなった種子は残り3年ほどで発芽力を失い、消滅する運命にあるのだ。当然ながら種子がなければ栽培はできない。スーパーから在来野菜が消える日、農家の手から種子が奪われたその日、種子の値段が10倍になる未来がやってくるかもしれない。

迫りくる種子争奪戦、食糧(種子)を奪われた民族を待つ残酷な未来

インドの農家が大手バイテク企業の開発した種子を栽培する中で、その地域で以前から栽培されていた作物の種子を手放してしまった話をご存じだろうか。その農家たちが以前に栽培していた種類に戻そうと考えた時、すでにその在来種子が残っておらず昔の品種を栽培できなくなってしまったというのだ。種苗法改正後の日本でも在来種の種子が失われれば、インドと同じことが起こるのではないかと心配するのは当然のこと。

作物の花粉が消滅した子孫を作れない異常な種子!?

ここでいう「子孫を作れない異常な種子」とは大手バイテク企業らの開発した遺伝子組み換え作物や、F1種(人工的に交配された種子)のことだ。遺伝子組み換えされた作物は周囲の野生植物などとの交雑を回避する為に花粉や種子を作らないように改変されている。

またF1種についてもメンデルの遺伝の法則に従って作物の性質が分離するため、F1種から収穫した種子はF1種と同じ姿には育たない。つまり一回限りの"使い捨ての種子"である。

密かに進む品種改良で自家採種ができなくなる⁉

種苗法改正の賛成派は
「日本では遺伝子組み換え野菜の栽培は認められていないので流通しない、自家採種に向かないF1品種と種苗法には直接の関係は無い、種苗法が改正されても日本に古くから伝わる野菜(いわゆる在来種)の自家採種は規制されない」などと主張する。
これらはどれも正しい。

しかし、種苗法が騒がれたホントの理由は
①種苗法で自家採種する権利が奪われる
②自家採種に適さないF1種を売りつけられる
③子供たちがF1種の野菜を食べさせられる

これらのウワサから国民の目をそらすためではないだろうか。

その証拠に2020年に種苗法に関連するツイートをしたことで有名な女優が炎上したが、彼女の炎上で世間が騒いでいる陰でスーパーに並ぶ野菜の種子は自家採種に適さないF1種に、すでにすり替えられていたのである。

健全な種子を奪われた先にあるのホントの恐怖

F1種の流通に関して、ひとつ重要な事実に触れておく必要がある。ホームセンターに並ぶ野菜の種子を実際に観察するとナス・カボチャ・大根・玉葱など、数多くの固定種の種子(F1種ではないタネ)が今でも流通していることが確認できる。

「自家採種を行う = 同じ品種の種子を何度も購入する必要が無い」ということであるから、自家採種が広く行われているのでれば固定品種の販売はもっとマイナーなものになるはずである。ところが実際には多くの固定品種の種子が販売されている。これは多くの農家が種苗法改正の前から自家採種を行っていないなかったという証拠である。

つまり「F1品種の普及や種苗法の改正で農家が自家採種できなくなる」というのは間違った見方であり、正しくは「多くの農家は種苗法改正の前から自家採種を行っていなかったし、自ら望んでF1種を購入していた」とするべきである。

次にその種子の生産地にも注目して欲しい。
多くの場合、アメリカ・中国・イタリア・南アフリカなどの海外産である。つまり日本の農家は肥料やトラクターを動かす燃料だけでなく、種子までも輸入に依存しているのだ。当たり前だが海上封鎖や輸出相手国が種子の輸出を禁止したら日本に種子は入ってこないし、種子がなければ農産物の生産はできない。

日本政府が恐怖する、国産の種子が少ないワケと店頭から国産の種子が消されたエグイ裏事情

なぜ、日本の農家は種子すら輸入に依存するようになったのか?その答えも金儲け主義の政治にある。

高品質で価格の安い種子を効率よく種子を生産するには
①種子が稔る時期に雨が少なく空気が乾燥している
②遺伝的な汚染を回避するために交雑する可能性のある作物から十分な距離を確保できる
などの条件をクリアする必要がある。

日本国内でこの条件をそろえるのは困難であり、ちょっとした雨でも種子の品質は大きく低下してしまう。かといってビニールハウスなどで栽培するのではコストがかかり過ぎて”金儲け”ができなくなる。

種子の大部分が輸入品である現状が放置されている事から分かるように、日本政府は『国産の種子』が増えることを脅威に感じているとみて間違いないであろう。これらの問題は日本人の滅亡に繋がりかねない疑惑であり、日本人の種子が奪われ続ける惨状に一刻も早く手を打つ必要がある!

家庭菜園は個人でできる対策の1つ

自分の手で作物を育てることで「農家がなぜ輸入種子・F1種・科学肥料や農薬などを使うのか?」といった疑問に納得のいく答えが出せるはずだ。

また、種苗法における自家採種の禁止とは、端的に言うと「新品種のコピーを作る行為」に限定されている。なので自分で独自に交配した種子やF1種からの自家採種は自由に行える。この法律の隙をつけば日本人の手に種子を取り戻すことも可能なのだ。

具体的には
・農家の減少
・自給率の低下
・人口爆発
・異常気象や温暖化
などの気になる話題。

・化学農薬や化学肥料を使用する農家
・F1種や遺伝子組み換え作物
・食料輸出大国の思惑
・戦争に伴う飢餓
・食料の奪い合い
・在来種の衰退
・種子の独占
などの農業界が抱える『闇』の真相。

これらの問題に対する解決策として自然農、自給農、備蓄を通して自由を取り戻すことができれば、大規模化・効率化を追及する農業界のシステムからの脱却も夢ではないはずだ。

#食料自給率 #食糧危機 #遺伝子組み換え #F1種 #固定種 #自家採種 #種苗法 #novel #農薬 #食料 #大国 #戦争 #競争 #奪い合い

ここから先は

0字

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?