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【推しの子】パクりのなにが悪い?
最近『推しの子』の二次創作をよく見るんだけど、「あれ?原作ってどんな感じだったっけ?」と二次が一次になりかけていたのでアニメを見返した。
マンガの方は更新日に追ってるけど、アニメは第1話の長さと話の重さから敬遠しがち。
ってことなんで第2話からまた見返す。
世の中ってやっぱりなんか歪よね。
所詮ネットってインパクト勝負というか、テレビの企画を流用したキャラビジネスっていうか。
上のセリフは第5話で有馬かながぴえヨンと初対面するシーン、「変質者だー!!」のところね。
そんでYouTubeでぴえヨンが小中学生に人気と聞いて上のセリフが飛び出していた。
原作ではぴえヨンの「ボク年収1億だヨ」で「なめた口きいてすんませんでした」となっていた有馬かな。
しかしこれはぴえヨンだから言えること。
僕に「年収1億」って手札はないので、他のことで有馬かなを屈服させ「重曹ちゃん」と呼びたいと思う。
とはいえそもそも「流用のなにが悪い?」ってのが僕の結論である。
テレビでやっていたことをネットでやること。
それを「パクりだ」と言って貶そうとも、それの何が悪いのかがわからない。
やってることが同じでも「テレビを見る層」と「ネットを見る層」ってのは世代が違う。
僕が子どもだった頃はテレビが主流だった。
だけど今の子達はネットを使う。
なら、かつてテレビでやっていた企画をネットに流用してやった方が「子ども」というターゲットに届けることができる。
上の言葉、どこかで聞いたことがある。
「ターゲットにリーチする」ってやつだろうか。
ただ、これをそのままパクるとコテコテのビジネス発信になっておもしろくない。
というか、僕の表現に合わないのだ。
もちろん「noteのビューを伸ばすには」と題してnoteを書いたこともあるが、これは”情報”というより”僕の視点”を楽しんでもらうものである。
僕の視点を楽しむためには「リーチ」というビジネス用語は邪魔である。
要は「届ける」とか「達する」ってことが言いたいのだから日本語でおけ。
言葉の意味で読みが止まることほど無駄なことはない。
という感じで、作り手は読み手のことを考えている。
だから「テレビの企画はそのままネットでやってもウケる」わけじゃない。
ネットにはネットの、現代っ子には現代の「ウケる」がある。
それを察知しパクって改良して表現する。
こういう努力があるからぴえヨンは年収1億を稼いだんだろうね。
「うるさい。気安く話しかけないで」
重曹ちゃんならそう序盤の方でキレて、どこかへ去って行くだろう。
もしくは猫かぶって早々に話を切られるか。
どちらにしろ相手にされない気がする。
何せ「天才子役」様だから。
元だけど。
こんな感じで作品からテーマをパクってきて、つらつら語るってのを過去にもやっており、それをまとめたマガジンもある。
このnoteがおもしろかったならこれらも楽しんでもらえると思うので見てってほしい。
『推しの子』関連のnoteもあるのでこっちもよろしく。
ということで表現とは、パクって改良して届けることだから「流用のなにが悪い?」という話でした。
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