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アンサンブルズ東京(ワークショップ)を見て

今日はある動画を見て、音楽の楽しみ方について考えました。

それは音楽家の大友良英さんのワークショップの動画です。
このワークショップを見て音楽の楽しみ方には大きく分けて下のように3つあると思いました。

1 聴く楽しみ
2 演奏する楽しみ
3 参加する楽しみ

今日は特に3の 参加する楽しみについて少しだけ考えたことです。
普通オーケストラといえばあらかじめ決められた曲を楽器が演奏できる技術を持った人が合わせて演奏します。
一方このワークショップでは大友さんが指揮者のような立場でまわりにギター、木琴、キーボード、等様々な楽器をもった団員(楽器が弾ける人も弾けない人、少しは音をだせる程度の人、子供も大人も様々な立場の人が参加して)あらかじめ決めた、いくつかのサインによって参加者みんなでその場の即興で音をだしていくというワークショップです。

例えば大友団長がサックスの人に指をむけたらサックスの人は「プーー」とならす。そして次のギターの人に指を向けたらギターの人は「ジャーン」と音を鳴らす。またその音を伸ばし続けてねというサインもきめて、そのサインがでたらサインを受けとった人は音を伸ばし続けます。また真似をしてくださいというサインなどもあります。もちろん楽器経験者もいるので最初は全体がカオス状態になるかなと思って聴いていたらそこはそれなりに音楽的に楽器が響いているのです。そしてなによりまた参加しているみんなが楽しそうです。

わたしは常日頃、音楽はもちろん表現はもう少しだけジャンルを超えてクロスオーバーであったらなとおもっていますがこのビデオをみて次のように空想しました。

今回のビデオでの参加者は楽器だけでしたが、例えば楽器だけでなく詩の朗読をする人も参加する。指をさされればもちろん自作の詩でも例えば宮沢賢治の雨にも負けずなどを朗読する。当然楽器参加者は演奏をやめる。詩の朗読が終わればまた指を差されたサックスが鳴り出す。
という形での表現もおもしろいなとなんとなく思いました。

音楽は音を楽しむと書きますが、このワークショップをみて楽器をはじめてさわって音が出て楽しかったときやバンドではじめて音を合わせたときの気持ちを思い出しました。
もしお時間あれば少し長めの動画ですがさわりだけでも見てみるとおもしろいかもしれません。
本日も読んでいただきありがとうございました。

photo by boston-public-library








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