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遠い街のあの子

遠い街のあの子が手を振っている


「調子はどうだい?」


あの子が僕に話かける


「赤と黄色、それから青、
白が混ざり合ったような、そんな気分だよ」


僕がそう答えると、あの子は言った


「僕が暮らすこの街にも、赤と黄色、
それから青、白が混ざり合ったような、
そんな空があるよ」


そういってあの子は笑う


僕の中にある遠い記憶の街で


あの子は今でも僕に
手を振っている


遠い街のあの子



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