「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」を読んで、個人的に思ったこと……❣❣❣
本屋さんで「千葉県課題図書」と書かれたこの本を見つけたときに、おじいさんがスケートボードを持っている表紙を見て思わず手にして、レジに向かいました。
作者の名まえを見たわけではありません。ただただおじいさんがどのように出てくるのかが知りたくて購入しました。
なぜなら、私は高齢者になってから児童文学を書こうと思い立ったから、高齢者が出てくる作品はとても気になります。
帰ってきて、作者の方と画家の方の名まえをはじめて見ました。
椰月美智子作、早川世詩男絵と記載されていました。楽しく興味深く思わず泣いてしまいました。
戦争体験のあるお年寄りは年々少なくなっていて、直接体験を聞くことは難しくなってきていますから、どう知り合って、どう親しくなるのかとても楽しく、戦前から、戦後天涯孤独でも人に感謝することを忘れずに生きてきた田中さんの人生が優しくて切なくて泣きました。
ただ、読み終わって、なんとなく腑に落ちない点がいくつかありました。
いまは、小学校も児童ではなくて生徒呼ぶんですか、知りたいです。
一番気になったのは、手首を骨折した田中さんに、整形外科の医師は介護保険の申請を勧めなかったのでしょうか?
介護保険は65歳以上の高齢者が生活に困ったときに、1ヶ月でも2ヶ月でも申請した日から利用できます。
毎日小学生新聞に連載された作品に、介護保険のかの字も出て来なくて、民生委員も出てこないのが、ちょっと不思議でした。
もう少し、行政サービスについての説明や周囲の大人の協力が描かれていたら介護の仕事をしていたものとしては嬉しかったと思いました。
生意気なことを言ってすみません。
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