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恵みにありがとう

こんにちは

自社製品を発表する場、kuramocoという場所を作ってから自然に目を向けることが多くなりました。

自分たちでアイデアを練って作り、皆さんに向けて出来た作品を発信していく。
そうなってくると、なぜそれを作ったの?ということを自らが伝えていくことが必要になっていきます。

木と和紙の椅子「紙木折々-しきおりおり-」

「紙木折々-しきおりおり-」という作品もそうなんですが、木材や和紙といった自然素材を活用しています。
素材から得られるメリットは何か、という事も考えますが、もう少し手前にある自然がもたらしてくれることは何か、を知っていくことで作品に深みが加わって皆さんに向けてお伝え出来るのかなぁと思っています。

ここで木と和紙の椅子「紙木折々-しきおりおり-」のコンセプト動画を作成しました。
動画を先に載せますので、まずは一度ご覧いただけたらと思います。

その後、コンセプト動画の意図についてお話に入ってまいります。

それではどうぞ

▼【紙木折々-しきおりおり-】コンセプトムービー


■恵みにありがとう、の意味

森、水、太陽、土、自然と人の関わりをみていくと、

天然資源を人の暮らしに取り入れきた歴史が示しているように、木材に限らず樹皮や落葉を原料にしたり木の実や山菜など食料だったり、森から得られる天然資源はずっと昔からボクたちの暮らしに欠かせないものです。

資源としてだけでなく、森の中に身を置いてみると風で葉と葉が擦れる音、山から流れる瑞々しい川の水、木々の隙間から差し込む日の光、一つ一つの情景に心の落ち着きや温か味を感じ、心身に良い効果をもたらしてくれます。
山の上からはふもとに広がる人の営みが見える風景に、やっぱり自然の中に生きているんだなぁと改めて気づきます。

またもう一つ、製品作りに欠かせないのが培われてきた職人さんの技術です。木や和紙のような自然由来の素材でモノを作ってきた職人さん、代々受け継がれてきた技術を磨き、素材に多く触れてきました。
その何十年という時間が素材の個性を活かしたモノにしてくれます。

背景やコンセプトは何か、を考えたとき思うのは、豊かな自然がなかったら出来なかっただろうし、素材を扱える技術を持った職人さんもいなかったら出来なかった、どちらもあって成り立っている、と思うんです。

「育まれた自然」「培われてきた技術」

それら含めて、恵み、だと思いますし、
込み上げてくる感情は、感謝、です。

「恵みにありがとう」の意味はそうした自然や人(職人さん)が積み重ねてきた「時間(トキ)」に敬意を表する、ということ。
そして木と和紙の椅子が誕生した、背景のお話、になってます。
それをお伝えし、体験する場が「紙木の庭」という展示空間でありました。

▼【紙木の庭】こちらもよろしければご覧ください

ここまでご覧いただいたところで、再度コンセプト動画を見た時に初見より伝わったよ、ってなったら嬉しいです。

ということで、今回はこの辺りで失礼します。
お付き合いくださりありがとうございます。

ではまた。





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