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My Favorite Movie

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My Favorite Movie「BLACK HAWK DOWN(ブラックホークダウン」

「あんた戻るつもりか?」
「まだ仲間が残ってるからな。」
「なんて飯だ!」
「故郷に戻ると・・・」
「皆が俺に尋ねる。」
『おい、フート。お前、何で戦うんだ?』、『なぜだ?お前、いわゆる戦争中毒ってやつか?』
「俺は一言も答えてやらない。」
「なぜかって?」
「奴らには理解できないからさ。」
「奴らにはなぜ俺達が戦うのか理解できないからさ。」
「奴らには仲間のために戦うってことが理解できないからさ
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My Favorite Movie 「極悪宇宙人はフェラーリとヘビメタが大好き ?! " The Hidden (ヒデゥン)” 」

宇宙人はフェラーリとヘビメタが好き??

1987年公開の映画「ヒデゥン(原題:The Hidden)のお話である。

宇宙からやって来た極悪宇宙人に寄生されると、その段階で宿主である人間は死んでしまうが、その身体的機能は寄生した極悪宇宙人に使役されてしまう。

そのため、ついさっきまで善良な市民だった男がいきなりフェラーリ308GTBを盗み、ショットガンで銀行強盗をし、そのまま無関係な人間達をな
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My Favorite Movie 「Command Performance 」

"人間核弾頭"の異名をとるドルフ・ラングレンが監督・脚本・主演の3役を努めたドルフによるドルフのためのドルフの映画、それが2009年に製作された"Command Performance "である。ドルフにはドラムが良く似合う。

「ROAD」

挑戦、それはくだらない人生を意味あるものにする唯一の方法。

by KUNIHIKO NARUMI

My Favorite Movie 「処刑人 "The Boondock saints" 」

When I raise my flashing sword
and my hand takes hold in judgement.
I will take vengeance upon mine enemies.
And I will repay those who haze me.
O Lord, raise me to Thy right hand and count me among T
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My Favorite Movie「"Tonight Is What It Means To Be Young" form "Streets of Fire" directed by Walter Hill」

" Streets of Fire(ストリート・オブ・ファイアー) " は、数あるウォルター・ヒル監督作品の中でも最高傑作と言っても決して過言ではなかろう。

かつての日活アクション映画を彷彿とさせる、流れ者の男が昔の恋人の危機を救うという単純明快且つ普遍的なストーリーは、ともすれば陳腐化しやすいものだが、ウォルター・ヒルはテンポの良いカット割りと、出演者の演技をギリギリまで抑制させる演出により、
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My Favorite Movie 「F16 Fighting Falconの魅力が炸裂 "Iron Eagle(アイアン・イーグル)"」

My Favorite Movie 「F16 Fighting Falconの魅力が炸裂 "Iron Eagle(アイアン・イーグル)"」

 1986年に公開された ” Iron Eagle(アイアン・イーグル)"は、偵察飛行任務中に撃墜され中東の独裁国の捕虜になったパイロットの息子が、政治的見せしめのため死刑宣告を受けた父親を救い出そうと、仲間達と退役したエースパイロットの協力を得て、アメリカ空軍F16戦闘機を無断借用して奪還作戦に挑むという青春スカイアクションムービーである。

 主人公をジェットファイターとして鍛えあげる元エース

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My Favorite Movie 「 Machete(邦題:マチューテ)」

 2010年に製作されたダニー・トレホ主演の「Machete(マチェーテ)」は、クエンティン・タランティーノの「Grindhouse(グラインドハウス)」の劇中で流れる架空の映画の予告編が本編として製作された贅沢なB級映画である。

 驚くべきはそのキャスティング。ロバート・デ・ニーロ、スティーブン・セガール、リンジー・ローハン、ジェシカ・アルバといった超豪華なスターがダニー・トレホの脇を固めてい
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My Favorite Movie 「I, the Jury(邦題:探偵マイク・ハマー/俺が掟だ)」

 1982年公開の映画 " 探偵マイク・ハマー/俺が掟だ "は、ミッキー・スピレーンの原作を80年代向けにリメイクし、時代に合わせたハマー像を構築したハードボイルドアクション映画の傑作である。

 主演のアーマンド・アサンテとバーバラ・カレラのネチっこいベッドシーンが未だ鮮烈に脳裏に焼き付いている。

 「ロッキー」でおなじみのビル・コンティの音楽も最高。ピアノを上手く使ったスピード感溢れるアレン
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My Favorite Movie 「暴走パニック 大激突」

 爆発的ヒットなり驚異的な観客動員数を叩き出した初代「バニシング in 60(1973年製作オリジナル版)」にインスパイアされた巨匠 深作欣二監督が、東映のお家芸とも言える超暴力的アナーキズムで焼き直したカルト的傑作。

 ともかくハチャメチャ、ともかくアナーキー、ともかくメチャクチャ。この頃の渡瀬恒彦はやばいくらいギラギラしている。

My Favorite Movie 「Le Mans(邦題:栄光のルマン)」

 1971年、小学校6年生の時に京橋の 'テアトル東京 ' に観に行った。

 70mmスクリーンで観賞したスティーブ・マックイーン主演の「栄光のルマン」は、後の自分の人生を決定づける重要な作品となった。

 800万ドルという当時としては途方もない費用を投入して製作されたこの作品は、ルマン24時間という世界最高峰の耐久レースと、それに参戦するレーシングドライバー、レーシングカーをリアルに描いたレ
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My Favorite Movie「 " Dirty Mary Crazy Larry "(ダーティーメリー・クレージーラリー)」

 ダッジ・チャージャーは様々な映画に登場しているが、その中でも特に印象深い作品が1973年に製作されたピーター・フォンダ主演の「Dirty Mary Crazy Larry(ダーティーメリー クレージーラリー)」である。

 この作品は1970年代の無軌道な若者を描いた活劇であるが、クリームイエローのダッジ・チャージャーとパトカー軍団との凄まじいカーチェイスは現在でも語り草になっている。

 因み
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My Favorite Movie「ア・ホーマンス」

1986年公開の「ア・ホーマンス」は松田優作初の監督作品である。

また、本作で銀幕デビューしたARB(アレクサンダー・ラグタイムバンド)の石橋凌が役者として開眼した記念すべき作品でもある。

さらに、忘れてはならないのが、卑劣な奸計を巡らせ、大島組の乗っ取りを目論む藤井を演じたポール牧の怪演。

「道夫、勝手に弾けんじゃね~ぞ」、「今日から俺のシマだ。道夫をバラせ」

その静謐な中に狂気を秘めた
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