上川陽子外相の「うまずして~」発言について整理~本当におかしいのは誰なのか~
上川陽子外務大臣の、以下の発言が賛否を呼んでいる。
ウォッチャー各位の情報によれば、共同通信はこの記事を当初から書きかえているそうである。
「指摘が出る可能性がある」として「ここに叩けるネタありますよー!」と野党に呼びかけ、野党が呼応すれば「野党からは~」「立憲民主党の~」と書き換えるこの姿勢、メディアがどれほど強い力を持っているか表している。
本件はまさに『見出し詐欺』と呼ぶべき事案であって、上川氏が「大村氏を知事として誕生させようじゃありませんか!」といったニュアンスで発した言葉を「うまずして何が女性か」と前後を切り取り、あたかも上川氏が「子どもを産まずして何が女性か」としたかのようなタイトルで報じた。
※実際の発言はこちら
まさに「キリトリ報道」による「言葉狩り」だ。
この報道を引用して水を得た魚のように嬉々として上川大臣や自民党を非難する左翼勢力(国会議員含む)は、いい加減に "恥" というものを知ってほしい。
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このように言うと「上川は撤回しただろ!無理筋擁護のネトウヨ!」との声が挙がるのだが、はたして無理筋はどちらだろうか。
上川大臣が発言を撤回したのは発言が切り取られ全く異なる意味で流布されたからであり、発言内容の誤りを認めたわけではなく、また「女性パワーで未来を変える」が真意であり、「子どもを産まずして何が女性か」ではないことを明確にしている。
私としてはこのような言葉狩りには断固として立ち向かっていただきたいが、台湾有事を見据え、皇位継承の議論が開始され、憲法改正の発議へと向かうこのタイミングで、無用な争いの火種をつくることは国益を毀損するだろうから、撤回はやむなしと思う。
このように見れば、おかしいのは上川大臣ではなく共同通信をはじめとしたメディア、及びそれに追従する左翼野党であるとご理解いただけるだろう。
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しかし、である。
"おかしい" のは本当にメディアと野党だけだろうか。
昨今の我が国の風潮について論じたい。
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