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2020年、それでもやっぱりありがとう

2020年は、noteで知った同人誌や、noteで知り合った友人が書いた本をたくさん買いました。紙書籍、電子書籍、そしてnoteの有料マガジン。私は同人誌活動をした経験がなく、これまで私にとっての同人誌は「漫画の二次創作」を読みたいがために買う位置づけ。ジブリ二次創作でおなじみの田中圭一さんなど、有名どころしか手を出してきませんでした。

でも2019~2020年、noteで「創る人」と出会ってしまった。

ヨノナカには、こんなにも大勢の言葉や文章、マンガやイラストで想いを表現したい人たちがいたんですね。仕事でしか書いてこなかった私は、彼らがとてもまぶしくて、そしてちょっと嫉妬もしました。

何に嫉妬したのか?

彼らの熱量です。
紙であれ電子であれ、一冊にまとめるのは相当のエネルギーを要します。グループで取り組むのなら、声かけから編集、印刷(紙書籍は印刷ディレクションが死ぬほど大変!)まで「書くこと」以外に膨大な作業が待っているんです。それらをやってのける気概に、嫉妬と尊敬の念を……。

だから、知人が紙の本を作ったと聞くと、買って応援したいし、何よりそこにどんなものを書いたのか知りたくなります。SNS上の著者と少し違う様子を文章に垣間見て、お茶でも飲みながら、ふふふと笑ったりううむと唸ったりしたいのです。


2020年、note友人が関わっている本で私が購入したもの

小中ぽこさん 「それでも日々はまわる」
みくりや佐代子さん「あの子は『かわいい』をむしゃむしゃ食べる」
高下龍司(koge)さん「koge飲酒 第0号」
猫野サラさん編集「拝啓BLのかみさま」
彗星読書倶楽部 機関紙(下瀬ミチル:るんみち目当て)
さえさん編集「私たちのサステナブル」 
ライツ社 「僕が旅人になった日」

2020年、購入したnote有料マガジン

その他にも、紹介しきれないくらいのたくさんの有料noteを買いました。


紙書籍に電子書籍、そしてフォトブックを利用したもの。書き手は個人であったりグループであったり。
手で綴じた詩集をいただく感涙ものの機会もあったし、「本を作る」も多様性の時代ですね。「自費出版」の方法は昔からありましたが、百田尚樹さんの「夢を売る男」のようなイメージが強く、素人にはなかなかチャレンジしにくい世界でした。でも、誰もかれもオンライン環境を使いこなしつつある今は、「個人で本を作る」が気軽な時代です。もし部数が少なければ、オンライン通販のフォトブックを使う方法もあります。これは手軽かつ料金も明確で便利。

本気で「紙の本」のかたちに残したい人は、小中ぽこさんのこちらの記事がとても便利です。


そして皆さんが作った本を手にして、2020年、私は何をしていたかなと振り返りました。「ああ、やっぱり私はアーティストではないし、創作する人間ではないなあ」と少しだけ落ち込みつつ、あれあれ待てよと思い返す……。

おお、ありましたありました。

岡山のnoteメンバーと主催した、「教えて20歳! #オシハタ

昨年2019年は、noteを通してリアルに会えた人がたくさんいました。イベントもオフ会も頻繁だったので、私は「人に会うため・文章を書く人と話したいため」にココで書いていたように思います。

でも、2020年は? 年明けから関東を中心にコロナウィルスが蔓延し、私が出向いたオフ会的なリアルイベントは1月の大阪meat upが最後。春先からは日本全国、いや世界中が自粛モードで、イベントや会合の多くがオンラインへ切り替わり、リアルで人に会うのがままならない状態になりました。(あ、秋にはこっそり京都に行ってnote仲間に会ったっけ。こそこそ)

そんな中、私は岡山のnote仲間と共に上記のオンラインイベントを企画。きゆかさん武田ひかくんが運営していた私設賞「教えて20歳!」の受賞者発表を盛り上げる目的で、6月毎週土曜の夜、全5回のイベントを決行しました。

1ヶ月に渡る長丁場。企画段階を含めると期間は約1ヶ月半ほどでしょうか。私よりうんと年若い皆さんと、オンラインイベントの企画・決行を5回繰り返したのは、本当に勉強になりました。

あのイベントがなければ、今もきっとzoomの使い方も応募フォームの取りまとめ方も知らずに過ごしていたでしょうね。そうですね、コロナ自粛で得たものもあったのかしらと…(と、思いたい)。

それにしても「オシハタ」は2020年6月の出来事なのに、もう遠い昔のようです。異様に過ぎ去るのが早かったこの1年、これは年齢によるものなのか、コロナ自粛のせいなのか……。どうか後者でありますように。


ソーシャルディスタンスが当たり前になった夏が過ぎ、秋に差し掛かる頃、noteや運営元のcakesでは様々な騒がしい出来事が起こりました。それについて憤るひと、悲しむひとを見てきましたが、私は無料ユーザーですので、声高にする意見もなく静観。もし騒ぎが続いて上記の人たちとの交流の場がなくなったら…と思うと、そちらの方が残念ですので、運営スタッフの皆様、どうか気を落とさずに頑張ってください。

でも、まあ。

これだけのユーザーを抱えるプラットフォームですもの。それにユーザーには個人だけではなく、法人契約している企業もいます。いくばくかのユーザー離れはあるかもしれませんが、「即閉鎖」な事態にはならないでしょう。淡々。

さて、年末までラストスパート。
年の瀬に向けて、もうひとつふたつイベントに関わっています。

池松潤さん主催の「金曜トワイライト」。現在はリライト作品を募集中です。これが…!ほんっとに…! わたくしクニミユキ、noteで小説を読むのは苦手だったのですが、一生懸命読んでます。リライト作品を読むのって楽しいですね。ベースとなった池松氏の小説に「この手入れで、こうなったか…!」と皆様の作品に唸る毎日。本当に、言葉って面白い……。

金曜トワイライトの関係で、はじめてstand.fmでも喋ってみました。


そして、2020年後半、私が濃く強く親交を深めてきたリュクスチームでも、クリスマスに向けて何かあるみたいです(匂わせ…)

このチーム、筆力のある大人の集まりなんです。私は最近noteの更新にムラがあり、書いたとしてもライトなボヤキみたいなものばかりなので、情感たっぷりな文章を書くツワモノだらけのこのコミュニティに入れてもらっていいの?!という感じです。彼女たち、文章以外でも頼りになるんです……ほんま。

みんな、いつもありがとう!
このような面々に出会えたのも、やはりココで書いていたから。


note様

「2020年、それでもやっぱりありがとう」


またね。

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