いい人

いい人といる。それがいい仕事になる。

2018年8月にconote inc.を創業して約8ヶ月が経過しました。

その間、まぁ色々あったんですが、かなーり苦しい時期もあった。いや、むしろ今も苦しいっちゃ苦しい。
その苦しさのほとんどは「人」と「お金」。どんな経営者に聞いても「うんうん」って言ってくれるんじゃないだろうか?

ただここもおもしろいところで、噴出するのが「人」と「お金」だったりするだけど、根本的な原因は経営者やメンバー自身のマインドだったり、見ている世界の問題だったりする。

ほんと、人っておもしろい。


そんな前置きはともかく、先日メンバーとこの8ヶ月の振り返りと、今後の展開を考えていたんですが、「今までやってよかったこと」「今後やっていきたいこと」などを出していったときに、

「to Do」よりも「to Be」

が多かった。
たとえば、

「全国ニュースになるような仕事がしたい」(=to Do)

よりも、

「真摯に向き合って仕事がしたい」(=to Be)

のような形。
したいこと、することよりも、在り方、状態を大事にしていることがわかったのはかなりの発見だった。


ここまで言うといいすぎかもしれないけど、自分たちが「どう在るか」がしっかり実現できていたら、「何をするか」は些細な問題なのかもしれない。


そこからさらに発展させて、自分たちの「在り方」を最大限に活かしていき、それが相手のためにもなるような状態ってなんだろう?って考えていったときに、1つ浮かんでしっくり来たのが、

いい人といること。

だった。
何を子どものようなことを...と言われるかもしれないけど、かなりしっくり来てしまったのだからしょうがない。

ここにいう「いい人」というのは、真摯に人にも事にも向き合っていたり、不器用だけど一生懸命だったり、挫折から立ち上がろうとしてたりと、いくつか要素があるんですが、まあ簡単にいうと僕らが好きな人ですね。


この8ヶ月間、いい人といっぱい仕事をさせていただいた。
多少手前味噌だが、それらの仕事はいい仕事だったと思う。


考えてもみてほしい。

一生懸命ないい人が、僕らに期待して、一緒になにかに挑んで、それを達成する。

これ、「最高」って言葉以外で表せられないんですけど。
幸せそのものでしょ。(あ、表せられた)


はじめ僕たちは、創業したてということもあり、どんな仕事でもしてみようと、色んな場に出かけていって、色んな人と、いろんな形で仕事をしてみました。

そしてそこで出会うすべての人に、今「いい人」と一緒にやるような在り方を持って一緒に仕事をしてきました。

しかし、楽しくない。。
いや、楽しくないのは僕らが本気じゃないからだ!
そんなふうに思って、また向き合って仕事をするけど、どうしてもエネルギーが減っていくのを感じる。そうすると、「いい人」との仕事にも悪影響が出る。120%本気で行きたいのに、105%くらいになる。
なんか変だ。


そんなふうに苦しんでました。
ここは主に僕の問題だったんですが、「搾取してやろう」とか「上手く利用してやろう」という人たちがいるということをしっかり理解できていなかったんだと思います。

人の悪意に弱かった。

誤解してほしくないのは、その人達が常に悪いというわけではなくて、もちろんその人達も変わり得るし、僕らに対して以外だと「いい人」の可能性も全然あります。
だから、世の中に対して不満が出たとかそういうことではなくて、僕はあまりにも「いい人」に慣れすぎていて、そのありがたみがわかってなかったという話です。



そこで僕たちは、1つのことを決めました。


いい人と仕事をしよう。


仕事を受ける際の、基準、軸を「いい人」か否かにする。
内容でも、お金でもなくて。

逆に言うと「いい人」ではない場合、どんなにお金になるものであってもお断りします。


「何を創業したての会社が・・・」というのは至極最もですし、正直お金的な部分で不安のほうが大きい。(つか、怖いです)


たーだ、自分たちの「在り方」と正直に向き合っていった結果、これはもう譲れない部分なんじゃないだろうかと思って決断しました。

これは、起点を変えることにもなります。

「コト」から「ヒト」へ

「何をやるか?」から「誰とやるか?」へ


「いい人」を起点に、「いい仕事」をしていきます。


また、実はこれかなりビジョナリーなんじゃないかなっとも思っていて、いい人がどんどん活躍していく世の中って素敵じゃないですか?
いい人のほうが活躍できる社会、美しくないですか?

ここはもっともっと言語化して、みんなが思わずその絵が浮かんじゃうようなところまでやっていきたいと思ってます。乞うご期待!


僕たちはいい人と仕事をします。
そうすると、自分たち史上最高のいい仕事ができます。
それはきっと、いい人にとっても最高のいい仕事に。



おあとがよろしいようで。




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