月に10万字書いたら起こった15のこと
書けるわけない。
毎日2000字くらい書いてる人たち、月額マガジンを運用している人たち、そんな継続的な執筆活動なんてできるわけない。そう思ってました。
でも僕は今平日毎日4000-5000字程度の文章を書いて公開しています。月にすると10万字。始める前は想像もできなかった数字です。でも書けてます。
「どうやってそんなに書くの？」
についても語りたいことがたくさんあるんですが、今回は、
「それだけ書いたら何が起こるの？」
です。実際に起こったことを紹介します。
この「起こったこと」たちを狙ってやってるわけじゃありません。ですが、起こってしまった。なんかそんな感じなので、書くことの効果みたいなものを知りたい方は読んでみてください。粒度バラバラなので、お好きなところから。
1.熱心なメッセージをもらえる
文章を書いてても反応がもらえることは稀。だけど今は割と頻繁に「やまださんの〜って言葉が刺さりました。宝物にします」のようなとてもうれしいメッセージをもらう。オープンには言われない。あくまでDMでこっそりと。
バズったりしたらXのコメントやリポストでたくさんのメッセージがつくけど、それとは全然温度感の違うもの。芸能人の人がもらうファンレターってこういうものかもしれないといった熱き想いののったものを。うれしい。
この書き方するまでは、こういう熱心なメッセージはもらえませんでしたね。
2.授業してほしいって話がくる
みてくれたとある大学の教授の方から、授業で学生に話してほしいってお声がけをいただく。それも１つの大学ではなく複数から。もちろんお金ももらえます。
3.書籍化の話がくる
これだけ書いてたら書ける人だと思われるからか、書籍化に興味は、、？みたいなお話が来る。すぐにーとかではないけど、一緒に企画書作ってやりましょう的なやつも。
4.月10万人に読んでもらえる
１つ１つそんなに読まれているわけではないけど、トータルすると月10万インプレッションくらいの数字になる。数字で言うとブレるけど、その先に読んでくれてる人がいるって意味ではこれもとても嬉しい。
5.バズる
書くのに力が入らなくなったからかいろんな実験ができる。その結果か、バズる。ある種自然にバズるというおもしろい現象。こういうのとか。
6.検索で読んでもらえる
10万字書いたことと直接関係ないかもですが、どんどんSEO的な意味での流入が増えてます。この幻影旅団のやつとか、公式より上に来ることあってビビります。
7.コンサルの話がくる
「これコンサルしてほしいです！」「教えてほしいです！」的なお話が来ます。基本お金払ってくれます。まさかのマネタイズ。
8.講演の話がくる
こちらもマネタイズ。お金くれて、人も集めてくれて、とても楽。
9.「noteでみたことあります！」って言われる
リアルで会った人が先にnoteで僕のことを知ってくれてます。自己紹介省略。とても助かる。
10.まさかの人に「note読んでます」って言われる
結構偉い人（でかい会社の社長さんとか、有名アーティストさんとか）が「note読んでます」って言ってくれたりします。だいたいリアクションに困って、「へ、へぇ」みたいにするせいで、がっかりされることも多い。
11.「お、noteのネタですか？」って言われる
普通に生きてるだけなのに、noteいじりがはじまる。それゆえに実際にnoteのネタになったりする。
最近飲み会で質問すると「お、noteのネタですか？」って言われる。
— 山田 邦明｜エッセイVC (@kun1aki) August 10, 2024
12.言葉が洗練される
これだけ書いてると、思考も進むことが多く、なんかいい感じのことを言う場面も増えた。セトフラでも実感。
13.もっと文章が書けるようになる
月10万字書くと、書くことの方が自然になります。だから、毎朝書いてるやつ以外も、「ちょっと書こうかな〜」とかで1万字サラッとかけたりします。こっちは毎日の本音をそのまま伝えるってのとは別のことを試せるので、たとえばバズりやすいものとか、特定の誰かのためになるやつとか、そういうのも試して、結果としてポジティブな効果が生まれること多いです。
14.失敗がこわくなくなる
あまり書いてなかった頃は、自分が書いた文章が多くの人に読まれないとへこんでました。いいねの数やインプレッションが少ないとつらかったです。でもこれだけ書いてると、１つ１つの投稿に執着しなくなります。これはしょうもないものを書いてるって思ってるわけではなく、書くときの「本音」みたいなのは絶対ブラさないって覚悟はあるものの、１つ１つは「まぁ読むタイミングとかあるしなぁ」とか「そりゃこのテーマ興味ないよね」とかくらいでほぼ「読まれること」に対して強迫観念はなくなります。とすれば、１つ１つは何も恐れずに書けるので、いわゆる失敗も気になりません。
これがページビューとかを気にしないとならないものだと、そもそもこんなに続かなかっただろうなってのもありますね。
15.日々発見がある
月10万字も書いてると書くことなくなるんじゃない？って思ってましたが、全然そんなことはありませんでした。今までは「自分の持ってる価値ある情報を書く」という制約を自分に設けていたから書くことが尽きてただけで、「自分の今思っていること、感じていることを書く」にした途端、自分の中には月10万字以上の書けることがあったみたいです。そしてそれは僕以外でもあるんだと思います（書くという形が最適かはわかんないです、音楽、動画、踊りとか他のものの可能性も高い）。
そして、書くという行為による、自分の思っていること感じていること表現することは、そのこと自体を再度見つめ直し、考えを進めるめちゃくちゃ素晴らしい方法であることに気がつきました。自分で書いてて、自分の文章で「わ、それいいな！」「たしかに！」みたいなことが起こるなんて、僕は知りませんでした。読者として自分が一番楽しんでいる節さえあります。
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そんな15個でした。
繰り返しになりますが、月10万字も書く自分なんて想像もできなかったです。逆説的ですが、「何かを得るために書く」ということをやめたから書くことができて、結果、多くのものを手に入れられたのかなーなんて思ってます。
ということはこのnoteの価値がないのかもしれません。困りました。あ、でも、たまに「書いてても何にもならないかもしれない…」って不安に押しつぶされそうな夜、「もしかしたらこんなこと起こるかもな」って自分の書くことを肯定できるのなら書いて良かったかな、と。
新しく書く人、もう一度書く人、書き続けてる人。みんな仲間だと思ってます。これからも書いてきましょうね。
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