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旨みがギュギュッと沖縄風の塩豚

スーチカーです。スーチキーとも言います。

「スー=塩 + チカー(チキー)=漬け」で豚の塩漬け。
冷蔵庫がない時代の保存方法です。
熟成して旨みが増す効果も。

沖縄風の豚の塩漬け、皮付き肉で作りたい所ですが皮なしにて。

ミネラル分の違う3種類の塩をブレンドしました。
塩はナトリウム分の塩辛さを最初に感じますが、含まれるミネラルの種類やバランスにより、後から感じる味や香りに違いが出ます。
マグネシウムは苦味を、カリウムは酸味を、カルシウムは甘味を感じやすいと言われていて、
ブレンド塩は味が膨らみ旨みが増して、◯の素がはいっているのかな⁉︎ と思うくらい。

お肉にしっかりと揉み込み、少し短めの1週間熟成。

1週間後。まだ赤みが残りますが、だいぶ締まりました。お肉の甘い香りがしてきます。

茹でて脂を落とし軽く焼いて、野菜たっぷりサムギョプサル風に。
噛み締めると、ジンワリお肉の旨みが広がります。

茹で汁は鰹と昆布を加えて沖縄そばの出汁に。

端っこ肉と残ったそば出汁は、お弁当の麩チャンプルーの味付けにして使い切りました。

琉球料理は 「ダシケームン(出汁を食べるもの)」 と言われるくらい、出汁の旨みを生かした料理が多いです。

沖縄らしい味わいを生み出す出汁については、こちらの記事もぜひ。

つい先日の「孤独のグルメ」にもスーチカーが出ていたのだとか。


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