公文式指導者 東郷千明

指導者の東郷です。主に、教室の生徒さんに向けて、公文式学習を実践してもらうための考え方…

公文式指導者 東郷千明

指導者の東郷です。主に、教室の生徒さんに向けて、公文式学習を実践してもらうための考え方、ヒントを載せて行ければと思います。指導者歴は2012年より、常時、200人以上の生徒さんが教室に通っています、日々、家庭学習へのご質問も多く、その中で公文式学習を深く考えております。

マガジン

  • 教室だより(コラム集)

    読みやすいようnote内の記事にしました。アプリで読んでいただくとさらに読みやすいように思います。

  • Q&A集

    生徒の保護者さまに良くご質問をいただくことにご回答していきます。

  • 日々の雑感

    東郷個人の雑感です。仕事のことも、プライベートのことも・・・

  • 公文式指導者

    これから公文式指導者になる方、なったばかりの方、これから江ヶ崎中央に見学に来られる方等にお勧めしたい記事をまとめていきます。

  • 教材を解くときのポイント

    公文の家庭学習で質問をいただくことの一つである『教材の解き方』について、なるべく分かりやすくお伝えをしてまいります。

最近の記事

  • 固定された記事

進ませたい、という想い

公文式は学年を越えて進んで行きます。 どんどん進める子はどんどん、それなりに進める子はそれなりに。 ポイントは、新しいところを自分の頭で考えて解けるように育てること。 新しいところを自分で考えることができれば、際限なくどんどん進んでいける。でも、新しいところは、先生や親に聞かなければ進めないように育ってしまえば、どうしても伸びが緩やかになります。 『かわいい子には旅をさせよ』と言いますが、 公文式では、全部を教え込まない事で『旅をさせる』ことになります。 旅の意味、一人

    • Q&A

      面談等で良くご質問を受けることをQ&A形式でお答えします。 なるべく簡単なお伝えができるように短めのメッセージにしております。 1.子どもを賢くするってどういうことでしょうか? 自分で自分を育てられる子のこと、自由な発想をしながら、学ぶことを楽しんでいる状態から生まれる。賢い子は、自分で新しいことにチャレンジ、吸収しようとし、当然、些細な誤りでも気づくことができる。 賢い子はすぐには泣かない。積み重ねた自信があるから、また賢くなると、論理的に感情を制御できるようになるから

      • 毎日頑張るのってしんどくないですか!?

        このコラムを全然私が知らない方も読んでくださっていたこと、最近、ご縁が繋がり、人づてに教えてくださって・・・感動しております。 つたない文章で伝わりにくい部分もあるかもしれませんが、毎月、何を伝えようか、せっかく色々な方にご相談いただいているので、それをどう発信しようかと悩んで記事を書いています。 本日、ある保護者の方から、実はコラムを密かに読んでいます・・・とお伝えいただきました、何でこっそり!?と思いながらですが、本当にうれしく思います。 そして、サプライズがありまし

        • ある先生からの相談

          一つお伝えしておくと、指導歴が長ければ必ずしもよい指導ができるかというと、そうでもありません。ただ、この事例は私が親しくさせていただいているまだ指導者歴の短い先生からいただいたものです。 ご相談の内容 昨年の春頃、年少さんになった男の子。国語の学習をスタート。 体験の時から、とにかく暴れまわり、暴言もあり、大泣きもし、勉強どころではありません。保護者の方は教育熱心です。お家では何とかできているのに、教室では何故か暴れてしまう、全く進度も進まず、7Aのまま、ただプリントを

        • 固定された記事

        進ませたい、という想い

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        記事

          親の自己肯定感

          長きにわたり、お子さまとご家族のご様子を拝見する職業のため、不思議な能力がだんだんついてくるのですが、その中の一つ。 初めてお会いする人でも、親子の関わり方の濃度みたいなものが感じ取れたりしてしまうわけなのですが、 以前のブログでもお書きした公文式でしっかり伸びていかれる子を見ていると、保護者のキャラ、性格がかなり影響していることを実感します。 一言でいうと、『前向きな人』のお子さんは前向き、そして自分の力で伸びていく子が多いです。 最近は、そこから一歩進んで、『前向

          子どもたちへの想いの元

          2024/1教室だより 写真はスタッフの先生手作りの謹賀新年、敢えてアナログにしてみました! 予告通り、師走は慌ただしく過ぎていき、年内の教室は終了いたしました。 年末実施させていただいた顧客満足度アンケートでは、多くの保護者の皆さまにお声をいただき、またスタッフ一同、いただいた声を大切に、来年以降の教室運営、改革につなげさせていただきます。 アンケートでは、本当に温かい声をたくさんいただきました。 運営側が頑張っていることって、こんなに伝わるんだなと、逆に伝わっていない

          子どもたちへの想いの元

          やってみよう、やってみなければ分からない(公文公)

          2023/12教室だより 2023年も残すところ、あと1か月、急に慌ただしくなってまいりますね。 Lineでお願いしております顧客満足度アンケート(12/10まで)を現在拝見しております。今までなんとなく思っていた自教室の特長、差別化されているところ等、より明確に分かってきたと同時に、保護者さまのニーズと、お子さまの気持ちの面でも、さらに寄り添っていけるよう、来年度に向けての活動を始めてまいります所存です。 多くのご意見で、当教室のスタッフの先生たちの質について、多くのG

          やってみよう、やってみなければ分からない(公文公)

          第2回英検~続々と嬉しいご報告をいただいています

          2023/11教室だより あっという間に年内も残すところあと2か月となりました。 画像は先日結果が出ました英検(第2回)の速報です。 こうやって確かな目標を達成されていかれることで実力もモチベーションもアップしていかれます。 励まし見守る先生が公文の教室にはいますね! 先日の記事に載せましたアンケートは、コピーをして教室の前のフェンスに貼りました。子どもたちは自分が書いたアンケートを見つけて楽しんでいるようです。 今日は数学についてお話をしようと思います。 先日、『

          第2回英検~続々と嬉しいご報告をいただいています

          英語学習者へのアンケート(2023/10)

          先日、抜き打ち(!?)で公文の英語学習をしているお子さまたちへアンケートをお願いしました!ご家庭に持ち帰っていないので、純粋にお子さまたちの感想です。 2023/10/24 追記しました。 えいごがいえたのがすき。(年中女子) あたらしいえいごがたのしい。(年中男子) えいご、たのしかった。(年長女子) えいごをだんだんおぼえてじょうずになった。(1年男子) えいごを勉強して良かった。どうしてかというと、えいごをおぼえたらアメリカにもいけるし、えいごの勉強してよかっ

          英語学習者へのアンケート(2023/10)

          子どもが賢くなっているという状態の判断

          2023/10教室だより 今月は色々あって、なかなかテーマが決まりません。 ようやく最終日に、テーマを決めましたので、急ピッチで記事を書きました。 涼しくなったと思ったら、暑くなったり、また感染症で学級閉鎖が起こっていたり、色々お聞きしています。教室ではその都度の感染状況で窓の開け方を変えたりしながら、工夫して運営をしています。 今月のテーマは、『公文式で賢い子を育てるには?』です。 しばしば質問があります。 自分の子が公文をしているけど、賢くなっているのかどうか?心配に

          子どもが賢くなっているという状態の判断

          公文、週1の通塾『のみ』で何とかなりますか?

          タイトルのような公文式への質問が届きました。 私の教室の生徒保護者ではないのですが、誰かの何かのお役に立つかもしれませんので、記事にします。 週1の通塾『のみ』で何とかなるかどうか? お母さまは首都圏でフルタイムでバリバリ働かれており、子どもは保育園、お迎えも遅く、平日は、教室には通えません、家庭学習も難しい、土曜日のみの通塾、子どもの教育には関心があるが、お母さまがお忙しく、ほぼお一人で家事も育児もこなしていらっしゃいます。 私立中学を受験することを視野に色々調べた結果

          公文、週1の通塾『のみ』で何とかなりますか?

          心配なのは分かる、でも、信じてみよう、我が子を。親が手綱を緩めてみて反応を見よう、ゴールは見失わないで、子育てのゴールは『自立』。親と子どもの共依存から脱却すること。自分で自分のことが出来る子に。当たり前のことのようだけど、子どもに期待すればするほど手を掛けすぎるのよね。

          心配なのは分かる、でも、信じてみよう、我が子を。親が手綱を緩めてみて反応を見よう、ゴールは見失わないで、子育てのゴールは『自立』。親と子どもの共依存から脱却すること。自分で自分のことが出来る子に。当たり前のことのようだけど、子どもに期待すればするほど手を掛けすぎるのよね。

          良く聞かれる質問

          2023/09教室だより あっという間の夏休みでした。 最後の1週間、教室ではくじ引き大会を行いました。出席する日ごとにくじ(写真のようなもの)を引けるので、月末はたくさんの生徒さんでごった返しておりました。毎年鈴が人気です。公文のバックに鈴をつけて教室にいらっしゃると、大きな鈴ですと、『神社のような音』がします。そうやって教室を神聖なものにしてくれてありがとう、といつも思っています。 さて、教室で保護者の方からの質問で良くあるのが、どうしたら、ご家庭でも前向きに集中して

          KUMONを通じての成長【アンケートより】

          2023/08教室だより 今月、保護者の方より直接お聞きして嬉しかったお話をお伝えします。 保護者の方からの生の声 その他、夏のアンケートに書いていただいた生の声をお届けします! 読んでいただくと、前述のすごく仕事ができる部下の女性のようになる理由が分かるのではないでしょうか。 夏のアンケート(2023)より 全て、当教室の生徒さんの保護者に書いていただいた本当の声です。 ・今まで学校の宿題で文章を声に出すように言ってきましたが、全然やりませんでした。しかし公文で

          KUMONを通じての成長【アンケートより】

          公文は裏切らない&公文に戻ろう

          2023/07教室だより 春に実施した標準学力テスト、学校のカリキュラムの内容の総合テストの結果を今お渡ししている最中です。 公文のカリキュラムは、学校で習う内容とは必ずしもリンクしておらず、学校で習う内容をみっちり教えたりはしない『公文式』なのです。 だから、なぜ?という疑問が当然出てきます。 それが事実ならば、子ども自身が賢くなっているから、という解しか出て来ませんよね。 過去記事にも書かせていただきました↓ 要は公文の進度を進めたら、学校の成績も上がる、それは子ど

          公文は裏切らない&公文に戻ろう

          2023年度標準学力テストの講評

          当教室では、公文式の標準学力テスト(公文式教室で任意に実施)を毎年4月になるべく受験いただいております。 評価は1~5の5段階、平均偏差値50付近で3となります。 現在、個別に保護者さまへの返却面談を実施させていただいておりますが、驚くべき統計が出ましたので、ご報告です。 公文式学習中のお子さまで、算数学習中、国語学習中、それぞれの教科に対応した標準学力テストの結果です。 公文式学習の進度がそれぞれ2学年先もしくは3学年先になっていらっしゃる場合・・・ 標準学力テス

          2023年度標準学力テストの講評