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あをによし 【吉野の夏は、あをとかえる】奈良あるき 後編


金峯山寺、𠮷水神社と参拝した前編のつづきです。




𠮷水神社でかなりゆっくり過ごしたため、この後の予定をどうしようか思案。

とりあえず先ほど誰も返事のなかったお店へ戻り
「こんにちは〜!」
「すみませ〜ん!」
を繰り返す。

・・・・・・・し〜〜ん。

引き戸を開けてお店に入るとチャムがなり
しばらくして奥から人が出てきた。
なんだかな〜

やっとわらび餅粉を入手し、門前町を奥へ歩いていると

ゆらゆら誘われる・・・

こちら、いつも通りながら気になっていたお店。
ちょっと吉野っぽくない雰囲気でして
クラシックカーなどが店先に置いてあるカフェっぽい様子。

なんとなく今日は入ってみようと思った。






店内入り、正面の景色に・・・・



絶景かな
絶景かな




景色はもちろん素晴らしいのですが・・・

このガラス窓がステキ!
大正ガラスで少しゆらゆらした感じと細い木枠が良い。

建物は昭和の初めのものらしい。





あれこれ撮影していたら、ご主人がタブレットで桜の時期の写真を見せてくださった。
それはもう圧巻の景色。

いつか吉野の桜も観ないとね。


さて何にしよう、コーヒーも美味しいそうだしビールもいいな〜と思いながら
やはりかき氷にした。

かき氷をお店で食べたことほとんどない。
なんとなく家での夏のおやつ、というイメージです。

奈良では、街をあげてかき氷を盛り上げている、いや県をあげてかも!




レトロ風
古くないそうです






ざくろシロップをかける前
氷雲




キーーンとはならなかったけど、ほてったカラダのクールダウンになったかな。


ご主人と古いベスパの話、スーパーカブの話、ヨコハマの話などして
ここでもいい時間を過ごせました。

次回はコーヒーをいただこう。



ということで?!本当は吉野水分神社あたりまで行きたいと思っていたが
いろいろいっぱいになったので、またいつもの道で戻ることにした。



空が近い






それでは夏の吉野の谷の道を歩きます。








いつものメンバーに見守られ













もしや・・
姥百合?





最近よく見るが・・
どなた?














光と影と雲と










空吹




似てない?!







こういうの
渡りたくなる



















吉野の地層(岩層?!)が気になる
転がっている薄い岩をコレクション中






風通しよし
















グラデーション






潤いのもと















青葉の木陰に風が通り、涼しいとまではいえないが
猛烈に暑いという感じでもなく、気持ちよく歩いた。

そう、帰りは下りなんでね・・・


そういえば、以前奥吉野へ行った時にひーさんが
「湿度で呼吸が楽」と言っていたわ。

呼吸器系が弱い方には吉野のしっとり空気は最適かも。



あれこれキョロキョしながら、駅までの道のりをご機嫌に戻ってきた。



歩くのもおすすめよ




止まればやはり汗が吹き出す。
トイレで汗をふき、Tシャツも着替え少しさっぱり。

駅のベンチで食べ損なったおにぎりを食べながら、
壁の地図などを眺めていたら・・・・


!!!




ちょっとーもう〜
もう少し分かりやすいところに、しっかりと看板出すべき!

そもそも観光道路ってどこよ!?

山側って、どっちも山よ!?


まあ、大きな美声で歌いながら歩いていたので
何も寄ってきませんでしたがね。

「これはヤバいやつだ!?」って。

熊鈴より効果あり、オンチ鈴。




時間があったので、ナントカソフトも食べながら電車を待つ。




ということで夏の吉野山のグリン(山ちゃん風笑)と歴史を堪能した一日でした。


いつもの吉野を見て歩いてスキを再確認、そして新たに知った吉野でさらにもっと興味を持ったこのあたりの歴史。


春と冬の景色も歩いておきたいと思ったのでした。






さて帰ろう






吉野川を渡る




夏の吉野は、碧かった。


そして熊に出逢うことなく無事かえる。



サイゴマデオツキアイ
アリガトウゴザイマス〜
ケロケロ





最寄りの駅に降り立つと、もわ〜っと熱風につつまれた。

やはり山とは空気も気温もだいぶ違うわ。





【今日のお土産】


意外と簡単におうちで
わらび餅が作れる





おしまい






いただいたサポートは古道活動に使わせていただき、歩いた記録をお伝えしたいと思っております。よろしければよろしくお願いいたします。