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消雲堂綺談

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私は怪談奇談が好きで、身近な怪異を稚拙な文章にまとめております。
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ラブクラフトの怪物たち 3

ラブクラフトの怪物たち 3

全集本は持っているくせに未読という海外小説(登場人物や地名などがカタカナばかりだからw)読書嫌いの私です。

ただし、Netflixの「ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋」中の「ピックマンのモデル」と「魔女の家の夢」や、ホラー映画の「カラー・アウト・オブ・スペース(宇宙の色)」や「死霊のしたたり(死体蘇生者ハーバード・ウエスト)」「フロム・ビヨンド(彼方から)」なんかは観ております。

ですからラブ

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船橋 星影神社の女怪

船橋 星影神社の女怪


「うちの大家さん」

昨日、アパートの大家さんがうちの部屋のベランダにある大きなプラスチックボックス8個を処分してあげると言うのです。以前から大家さんは「消防点検があるから処分してあげるよ」と言っていたのですが、消防点検などなく、ベランダにあるボックスを処分してほしかったらしいのです。

そもそも、そのプラスチックボックスは、この狭い2Kアパートに引っ越す前に住んでいた3LDKマンションの荷物が

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ラブクラフトの怪物たち

ラブクラフトの怪物たち

ChatGPT4に以下の指示文でラブクラフトの小説に登場する怪物を描いてもらいましたが・・・(T^T)

身体は樽状、頭部はヒトデ五芒星形で、そこからイソギンチャクのような触手が無数に生えて先っぽには目がある。樽状の体にはタコのような足が無数に生えている。さらに体からは蝙蝠のような翼が左右に生えている。以上のイメージの怪物を生成してください。ラブクラフトの「古のもの」(いにしえのもの)です。

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骨を喰らう女 AI版

骨を喰らう女 AI版


AIってITやらビジネス本の原稿は得意なようで、目黒の師匠の長文を入力すると延々と書いてくる。結末があって終わったかに見えても「続けて」と入力すると、付録だ、資料だってどんどん書いてくる。終わることがないんです。

僕はアナログじじいなので、デジタルだITだAIだってこたぁ技術的なことは一切わかりません。てか、理解する気もないのです。だって、認知能力が超劣化してっからさ、しようがないんですよ。

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シルバー人材日記「夜の訪問者」

シルバー人材日記「夜の訪問者」

忘れていた。28日の水曜日のことだ。

中学校体育館の下に設置されている市民コミュニティ施設の解錠施錠の仕事が入っていたので夫婦で出かけた。施設までは徒歩15分ほどだが、解錠施錠のために2往復しなければならないのだ。

この日は夜の7時から9時まで市民クラブのひとつ「伝統武道愛好会」の練習の予約が入っていて。午後6時半には施設の解錠を行なわなくてはならない。今の6時半は暗いよね。

施設は古い建物

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カルチャースクール「シニアのためのAI講座の変」

カルチャースクール「シニアのためのAI講座の変」

「初心者向け文章講座」

本日の文章講座は面白かった、というか僕ひとりで力説してしまったのだ。まずは「令和の米騒動」なる事象を盛んに報じるメディアのこと。

「コメ不足の話を聞いて早速、30キロのコメを買い込んだ」という知人がいる。ご飯が主食のようで米がなくなると困るらしい。

今日のカルチャースクールでその話をすると、「わたしも大変だと思ってコメを買いに行こうとしたの」と言う生徒さんのひとり。続

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「ミステリと言う勿れ」

「ミステリと言う勿れ」

僕が高校生の頃に、戦前戦後の古い探偵小説を再録した探偵小説雑誌「幻影城」が創刊され、市川崑監督による金田一耕助シリーズが続々と映画化されました。探偵小説(この時期の正しい呼称としては本格推理小説)ブーム、横溝正史ブームなんてことになりました。

ちょうどその頃にはまだブームになっていなかった西村京太郎、齋藤栄、森村誠一、大谷羊太郎、赤川次郎、天道真、泡坂妻夫・・・といった探偵小説とか本格推理小説が

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「年寄りは辛いよ」連休中はシルバー人材の仕事してますの巻

「年寄りは辛いよ」連休中はシルバー人材の仕事してますの巻

世の中の連休中には学校の体育館下にある市のコミュニティ施設の管理の仕事をしています。時給は1000円ほど(笑わないでね、ちなみにカルチャースクール講師も同額ほどです。びっくりしますでしょ?高齢者が働くのは大変です)なので少額のお給料しか貰えませんが、とにかく何かしていることが生きがいになっているのです。他に放置自転車の管理の仕事もやっています。これらは合計すると月に30回弱になりますね。つまり3万

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夜の中学管理人

夜の中学管理人

かみさんが請け負った仕事は、近所の中学校に併設されているコミュニティセンターの鍵の開け閉め業務だ。通常は隔週の土日のみ午前午後明るいうちの管理だったが、いきなり新しい案件として平日水曜日と土日の19時から21時までの鍵の開け閉め業務が追加された。

夜の19時から21時というのは中学校だけじゃなく、とにかくすべての建物ってのは真っ暗なのだ。真っ暗だから昼間は見えないU0(幽霊のこと)なんてものが現

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空気が読めぬ男 その1「全裸で闊歩」

空気が読めぬ男 その1「全裸で闊歩」

私は空気が読めぬ男である。自分ではまったくそう思わぬが、周囲の人間たちは陰口ではなく、真っ正面から堂々と言うのである。それも失礼だが、私は全然気にしない。そもそも見えない空気が読める方が異常なのである。

空気が読めないというのは、真っ昼間に全裸で堂々と闊歩している全裸の大様のようなものである。全裸と言うからには当然アソコも見えてしまうのである、毛深かったら陰部を隠すことができるが、あたしは薄毛で

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